SUPER☆GiRLSの1stライブツアーが開幕！初日公演の模様をレポート!!

By, 2012年4月10日

イトーヨーカドーのテレビCMでもすっかりおなじみの「スパガ」ことSUPER☆GiRLS。オーディションを経て2010年6月に結成後、シングル３枚とアルバム２枚をリリース。昨年末に、結成時から目標としていた、日本レコード大賞新人賞を受賞したほか、今年2月には、1年前に果たせなかった日本青年館でのライブを成功させ、着実にステップアップを果たしている。
2月に発売した2ndアルバム『EveryBody JUMP!!』は、「次のステージにジャンプしよう」という意気込みが込められた1枚。その2ndアルバムをひっさげた「SUPER☆GiRLS 1st Live Tour ～エビバディSMiLE!!～」初日公演が、4月4日（水）にSHIBUYA-AXで行われた。

平日の昼間にも関わらず、会場は大盛況。近頃ぐっと増えた女性ファンのために女性専用エリアも設けられ、詰めかけた女の子たちから華やかな掛け声が飛んでいた。そんな中、OPSE曲「Welcome to ♥ S☆G show!!Ⅱ」に乗り、マーチングバンドさながらの行進パフォーマンスでメンバーが登場。大きなフラッグ（旗）を背に、溝手るかが「We are SUPER☆GiRLS！」と高らかに言い放つと、会場からは大きな声援が弾け飛んだ。

その声に応えるかのように、オリコンデイリー1位にも輝いた3rdシングル「女子力←パラダイス」、のっけから激しい振り付けの初披露アルバム曲「絶対自分前進宣言！」、1stシングルのキラー曲「がんばって青春」を立て続けに熱唱。「絶対自分前進宣言！」では、バトンや体操競技の経験がない前島亜美がフラッグ演技を披露するなど、新しい一面を見せた。
「今までライブはたくさんやってきたけどツアーは今回が初めて。すべてが新しいので、楽しみにしてください！」（志村）
「初披露の曲が多すぎてすごく緊張してるんですけど、パワーアップしたスパガを見せるために全力全開で頑張ります！」（勝田）

その後は、アルバムの名物（？）とも言えるユニット曲を披露。かわいさを詰め込んだ「メガ★トゥインクル」チーム（志村理佳、稼農楓、勝田梨乃、溝手るか、前島亜美）は、プリンセス系のミニドレス姿で女の子らしさを表現。タイトなモノトーンの衣装に身をんだ「シェルターなんかいらない」チーム（渡邉ひかる、荒井玲良、田中美麗、後藤彩）は、クールでオトナなロックを披露し、制服姿で登場した八坂沙織と宮﨑理奈は、舞台さながらのセットで、友情をテーマにした「夕焼け空に、また明日。」を歌い上げた。

さらに必見だったのが、溝手るかのソロ曲「My dream」。溝手特有の伸びやかでハスキーなボーカルもさることながら、バックダンサーを務めた志村理佳と渡邉ひかるのダンスが実に圧巻だった。今までも彼女たちのソロダンスシーンはあったが、ここまで高度なスキルを見せたのは今回が初めて。このダンスのために１ヶ月間練習を重ねたほか、「好きなジャンルだったから楽しく踊れた」（渡邉）とのことだが、王道アイドル系のスパガ楽曲の中で、このパフォーマンスがすごくいいスパイスになっていた。

ライブ自体にも弾みがつき、その後イトーヨーカドー「恋☆水着」「恋☆浴衣」のCMソングにもなった2ndシングル「ＭＡＸ！乙女心」、アルバムのリード曲「Every Body JUMP!!」などを次々と連発。アンコールでは、新曲「1,000,000☆スマイル」のほか人気曲を数曲歌い上げ、お祭り騒ぎのような盛り上りの中でライブが終了した。

見るたびに洗練され、成長の跡が見られるSUPER☆GiRLSライブ。溝手のソロや志村、渡邉のダンスしかり、それぞれの個性がより際立ってきた印象だ。歌以外にも、宮﨑の舞台「WORKING!!」や、映画「骨壷」への出演、荒井の「GirlsAward by CROOZ 2012 SPRING/SUMMER」の出演など、女優やモデルとしてのソロ活動も広がりを見せており、今度の展開＆活躍がますます期待される。

なおステージは、今回のツアーのファイナルが４月29日に日比谷野外大音楽堂で行われる。会場では、ツアーのオフィシャルグッズである、メンバーの“超絶カラー”を意識した「オリジナルスティックライト vol.1」や、メンバーの似顔絵イラストが表面に入った「超絶クッキー」（メーカー希望小売価格：630円・税込）といったオリジナル商品も販売されている。さらに、結成記念日となる6月12日には、中野サンプラザにて『SUPER☆GiRLS生誕2周年記念SP ＆アイドルストリートカーニバル2012』も決定している。伸び盛りの彼女達が、これからどんなステージ、そしてどんな魅力を見せてくれるか、しばらく目が離せそうにない。