新キャラクター・服部静夏そっくりな内田さんの初々しさに客席大興奮!「ストライクウィッチーズ劇場版」初日舞台挨拶

By, 2012年4月4日



この春注目の劇場アニメ「ストライクウィッチーズ劇場版」が3月17日(土)に、ついに封切られ、その初日舞台挨拶が東京・新宿にある角川シネマ新宿で行われた。

満席となった客席からの大きな拍手に包まれながらステージに登壇したのは、主人公である宮藤芳佳役の福圓美里さんと、劇場版からの新キャラクターとなる服部静夏役を演じる内田彩さん。

特に内田さんについては、こうした舞台挨拶に出演するのは初めての体験ということもあってか、ちょっと緊張気味といったようす。「みなさんご覧になられていかがでしたか? 本日は公開初日にいらしていただきありがとうございます。私たちの公開直後のトークを聞いて和んでください」との福圓さんの挨拶に続き、「みなさま初めまして。服部静夏役の内田彩と申します。本日はありがとうございます」と顔を上気させながらも初々しさいっぱいに挨拶してくれた。

そんな内田さんだが、公開当日まで静夏のキャスティングについて秘密にされていたことについて訪ねられると、まだ緊張がとけていないのか「内緒ということで、今の今まで言えずにいたんですけど、TVシリーズの頃から知っていた作品だったので、出演させていただけることが嬉しいというか感動というか……」と、慌てる内田さんに先輩らしく「落ち着いて(笑)」と福圓さんが声をかけるといったシーンも。

また内田さんとの初めてのアフレコについて福圓さんは「収録の時に『私、ストライクウィッチーズ見てました!』って言われて、なんだか静夏や、初期のころの芳佳に重なるなぁって思ったことはよく覚えています(笑)」といろいろと思い出しつつ、「私はすごくピッタリだなって思うんです」とその演技に太鼓判。
さまざまな情報管制が敷かれ、秘密のヴェールに包まれていた今回の劇場版については「最初は芳佳が登場するかどうかも危ういなと思っていて(笑) ポスターの真ん中にいるから出るだろうとか、でもちゃんとウィッチとして飛べるのかとか、いろいろ言われてきましたけど……宮藤芳佳、復活しました!」と、嬉しさいっぱいに観客に感謝の言葉を述べていた。

オススメのシーンについて訪ねられると福圓さんは「501のみんなからの無線のシーン。そこが一番の泣きポイントでした。あと個人的に好きなのは震電に話しかけるシーン。最後に『飛ばせてね』っていう芳佳が大好きですね」と回答。内田さんも「静夏は宮藤さんに憧れていてスクラップブックとか持っているんですけど、アフレコの時はその中身は分からなかったんです。でも、ちゃっかり2人で撮ってもらっている写真があったりするところが、なんだかとても可愛いなと思いました(笑)」と答えてくれたのだが、やはりまだ緊張気味だったりするのか「そんな14歳の女の子らしいところが垣間見えたりするところが好きれす」と、最後の最後で噛んでしまって可愛くパタパタと地団駄。これには福圓さんも大笑いに。
会場の観客たちも、そんな初々しくも一生懸命な内田さんの姿に和みまくりとなっていた。

さらに静夏について「宮藤さんの前では張り切りすぎているんだろうなとか、しっかりしなきゃいけないと思ってるんだろうなとか、周りを見る余裕もなかったみたいなところは、自分と似ているなと思っています」と語る内田さん。
そんな彼女に福圓さんは「まっすぐさが可愛らしかったりするところが、キャラとリンクしているなと思っていました」と2人を比べての感想を口にしながら「501だと芳佳はペーペーだったりするじゃないですか(笑)。そんなこともあって、芳佳はどんな風な先輩の顔をするのかなと思っていたんですが、内田さんとしゃべってたり、そのお芝居を聞いていたら、自然と演技が出てきまして。内田さんでよかったなと思いました。これがもっとベテランの人とか、私よりすごいしっかりしている人だったらと思うと……(笑)」と笑顔で語ってくれた。

またTVシリーズから劇場版になっての芳佳について訪ねられた福圓さんは「特進したり、先輩になったり、そしてやっぱり16歳にもなったということで、ちょっとしっかりしたのかなと思いましたが、やっぱり基本は変わってないなと(笑)。14歳までに形成されたものは、2年ぐらいでは変わらないのかなとも思いましたが、いい感じのところは残しつつも、ちょっと成長したのかなっていうところが垣間見えて、私は嬉しかったです」と、TVシリーズ当時の芳佳を振り返りつつコメントしてくれた。

ほかにも、かなり大規模なオーディションがおこなわれ、出演しているキャストについては、わずか1言しかしゃべっていないキャラクターについても念入りに選ばれているといったことや、501のメンバー全員で歌った劇場版の主題歌「約束の空へ ~私のいた場所~」のレコーディングなどについても言及。

ちなみに「ストライクウィッチーズ劇場版オリジナルサウンドトラック」3月21日に発売となっているので、ぜひゲットして聴いて欲しい。

最後に舞台挨拶の感想として、福圓さんは「この舞台挨拶みたいなアットホームな雰囲気がストライクウィッチーズだなと、しみじみと感じています。そしてTVシリーズ第二期の打ち上げの時に『次は映画です』と言われてから、ホントにこうやって劇場公開されたということにすごい幸せを感じています。皆さんがこの劇場版を見て感じた感想なんかをぜひ聞かせていただけたらなって思っています。今日は本当にありがとうございました。これからもストライクウィッチーズを応援よろしくお願いします」とコメント。

内田さんも「緊張していて、ちゃんとしたことをしゃべった記憶がないんですけど(笑)、TVシリーズについてはホントに見ていたこともありましたし、さらにオーディションについては受けられただけでも良かったなって思っていたので、この場に立てたということがすごく嬉しかったです。静夏のような気持ちでアフレコもさせていただき、まだまだ未熟なところはありますが仲間に入れていただいて、どんどん成長していく静夏を見守っていただけたら嬉しいなと思います! 今日初めて登場した新キャラクターではありますが、これからどんどん静夏を知っていただいて、かわいがっていただけたらなと思います。これからもよろしくお願いします」と、笑顔いっぱいに挨拶してくれた。

こうして会場からの大きな拍手のなか、記念すべき「ストライクウィッチーズ劇場版」初の舞台挨拶は終了となったのだった。

『ストライクウィッチーズ劇場版』は角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほかで全国ロードショー中。舞台挨拶も各所で予定されている。詳細は各劇場まで。

また、劇場来場者へ先着順で『ChaosTCG』PRカードをプレゼント中。さらに角川シネマ新宿では6月28日に発売予定となっているPSP版ゲーム「ストライクウィッチーズ‐白銀の翼‐」のプロモーションキャンペーン「ウィッチAR撮影キャンペーン2012 for iPhone」を実施中。これはストライカーユニットを履いた芳佳と記念写真が撮れるというもの。キャラクターは毎週更新される予定で、第一弾のキャラクターは宮藤芳佳となっている。

<Text/川端 剛>

●「ストライクウィッチーズ 劇場版」公式サイト
http://s-witch.cute.or.jp/movie/