「スマイルプリキュア!」&「スイートプリキュア♪」が舞台挨拶に大集合 「映画プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち」初日舞台挨拶

By, 2012年3月21日



2012年3月17日より全国ロードショー公開が始まった『映画プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち』の初日舞台挨拶が、東京・新宿バルト9でおこなわれた。

歴代プリキュアがコラボし大人気となっている「映画プリキュアオールスターズ」の第4弾となる本作は、タイトルが『DX』から『NewStage』にチェンジした最新シリーズ。ABC・テレビ朝日系列で好評放送中となっているTVシリーズ『スマイルプリキュア!』のプリキュアたち5人に、映画オリジナルとなるキュアエコーも加わり、よりいっそうスケールアップした作品となっている。
物語の舞台となっているのは、映画『プリキュアオールスターズ』第一弾と同じ、横浜・みなとみらい。総勢29人のプリキュアたちが力を合わせて、世界を闇に染めようとするフュージョンと、パワフル&キュートに戦うといったストーリーとなっている。


公開初日におこなわれた舞台挨拶では、映画の主題歌「プリキュア~永遠のともだち~」とともに『スマイルプリキュア!』のキャスト5名が登場。それぞれ着ぐるみのプリキュアと一緒にキュアハッピー役の福圓美里さん、キュアサニー役の田野アサミさん、キュアピース役の金元寿子さん、キュアマーチ役の井上麻理奈さん、キュアビューティ役の西村ちなみさんがスクリーンの前に並ぶと、満員となった客席からは大きな拍手がわきあがった。


続いて自己紹介ということでキャストたちの決めセリフとともにプリキュアたちが次々に決めポーズを披露。中でもキュアピースを演じる金元が「じゃあ、ちょっと皆さん遊びましょう! 手を上にあげてください」とリクエストすると、客席からはどよめきが。さらに金元の「ピースちゃん、いくよ! ぴかぴかぴかりんじゃんけんポン! キュアピース!!」のかけ声とともに、キュアピースが元気よくチョキを出すと観客は大興奮。
こうして全員が挨拶をし終わった後で、5人全員が息ピッタリに大きな声で「5つの光が導く未来! 輝け! スマイルプリキュア!」と叫ぶと会場は大きな拍手に包まれた。


そんな『スマイルプリキュア!』の5人だが、『オールスターズ』の映画に出演するのは初めてということで感慨もひとしおといった様子。
福圓さんはそんな想いを「私たちがアフレコを初めてすぐの頃に、この映画の収録があったので、みんなの結束力が固まったとても大事な作品だったなという印象があります。なので、こうして公開初日を迎えることができて、みなさんに来ていただいて、本当に嬉しく思っています」と感謝の言葉で語ってくれた。

また先輩プリキュアと一緒となったアフレコについて、「5人一緒で声を合わせるセリフはこの映画が初お披露目になるということで、『スイートプリキュア♪』のみなさんから決めゼリフの合わせ方を教えていただいたりしていました。最初はなかなか、ピッタリ合わなくってアフレコでは6回ぐらい録り直しています(笑)」(福圓)
「アフレコですがすごい人数が多くて、みんな一生懸命にセリフを言ったりするので、だんだん酸素が少なくなっていって、とりあえずドアを開けましょうみたいなシーンもあったりしました」(田野)などとエピソードを披露。


すると、ここでなんと彼女たちにアドバイスをくれていたという先輩プリキュアとなる『スイートプリキュア♪』のキャスト4人も登場することに。ステージに登壇したキュアメロディ役の小清水亜美さん、キュアリズム役の折笠富美子さん、キュアビート役の豊口めぐみさん、キュアミューズ役の大久保瑠美さんの4人は、「スマイルプリキュア!」たちと同じように自身が演じるプリキュアともにおなじみのセリフ&ポーズを決めて観客にご挨拶。客席からの大きな拍手と「スマイルプリキュア!」のキャストたちから「先輩!」「先輩かっこいい!」の声に、4人は「久しぶりなので緊張しました」(小清水)と、照れ笑いを見せていた。

ここで前回に引き続き再び映画に登場した感想を訪ねられた小清水さん。「嬉しい気持ちでいっぱいです。ノイズを浄化してエンディングを迎えての今回の劇場版だったりするんですが、まさかの先輩ポジションということで……1年前の映画ではまだまだ私たちも新人だったのにという驚きと、先輩なんですがちょっとドギマギしている自分のことを大丈夫かなと思う気持ちで……」と話しているうちに、緊張のせいからかトークが迷走しはじめたが、それを見た折笠さんが「ドキドキしています!」と締める見事なフォロー。このチームワークはさすが先輩プリキュアといったところだ。

さらに豊口さんも「プリキュアがずらっと並んでいるシーンは圧巻でした。あれだけ人数が揃うと絶対に私たちを助けてくれそう(笑)」と見どころを語ってくれたほか、これから1年間プリキュアとして活躍していく後輩たちに向けてのアドバイスを求められた大久保さんは、公開プリキュアたちに向けて「一番年齢の若い9歳のキュアミューズからアドバイスを言うとすれば、収録現場にあるお菓子をみんなで仲良くつつくことだと思います」と一言。これには「スマイルプリキュア!」のキャスト全員で「それに関しては、第1回目から一緒に楽しく食べています。アドバイスありがとうございます。ミューズ先輩!」とお礼の言葉を述べていた。


さらに、ここでなんとキュアブラック、キュアブルーム、キュアドリーム、キュアピーチ、キュアブロッサムの5人のプリキュアも登場。客席後方から着ぐるみの彼女たちが姿をみせると、会場のテンションは一気に急上昇。
さらに、この映画オリジナルとなるプリキュア・キュアエコー役の能登麻美子さんと、プリキュアが倒したはずのフージョンのかけらで敵としてプリキュアと戦うことになるフーちゃん役の熊田聖亜ちゃんもステージに登壇。11人のキャストと、14人のプリキュアがステージに大集合することになった豪華な舞台挨拶に、客席も大盛り上がりとなっていた。


大きな拍手の中、小学4年生である聖亜ちゃんがマイクを大事そうに両手で持ちながら「今回、プリキュアというとても有名なアニメに参加させていただいて、ホントに光栄に思っています」と挨拶。そんな可愛すぎる聖亜ちゃんにはキャスト陣も観客も「可愛い」と口にしながら萌えまくりといったようす。
さらに初めてのアフレコについて聞かれると「ホントにセリフを絵に合わせるのがとにかく難しかったです。台本から目線を画面にずらしたらいつのまにかシーンが過ぎちゃってたりとかしていて、え、え、いつ言えばいいの? みたいな感じになっちゃいました。あと、周りのプリキュアさんたちがすごい上手で、見ていて感動しました」と可愛くはにかみながらのコメント。

そんな聖亜ちゃんと一緒にアフレコをした能登さんは「ホントに聖亜ちゃんの存在そのものがフーちゃんに見えてくるぐらいに、とってもピュアで、一緒にお芝居ができてすごく嬉しかったです」と満面の笑みで一言。福圓さんも「あゆみちゃんとのクライマックスのクライマックスのシーンで、私たちももらい泣きするぐらいの素敵なお芝居でした」とその演技を絶賛していた。

ちなみに、聖亜さん演じるフーちゃんと戦うことになったプリキュアたちだが、最初のアフレコでプロデューサーから「今回、プリキュアのみなさんが倒す敵です」と聖亜ちゃんを紹介されたそうで、「無理無理!」と思ったと語る福圓さんに会場は大爆笑となっていた。

最後に『スイートプリキュア♪』を代表して小清水さんが「こうしてオールスターズがNewStageとして帰って来られたことをとても嬉しく思っています。みなさん、これからも私たちプリキュアのみんなを応援してください。そしてこの映画をぜひ一度といわず、二度三度と見てくれたらと思います」とコメント。

さらに『スマイルプリキュア!』を代表して福圓さんが、映画を見るともらえるミラクルデコルライトを片手に光らせつつ「今回の映画から私たち『スマイルプリキュア!』が参戦しました。最初は作品の大きさや人気の高さから、どうしようという気持ちもあったですが、作中同様にたくさんのプリキュアのみなさんに支えられて、映画が公開されることになったことをとても嬉しく思っています。劇場だけでなくTVの方でも、ライトを振って応援してください。ちっちゃい子供のみなさんも、おっきい大人のみなさんも(笑)、ぜひこれからもプリキュアをよろしくお願いします!」と客席のファンに語りかけ、ファン大満足となった『映画プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち』の初日舞台挨拶は終了となった。

<Text・Photo/川畑 剛>

●「映画プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち」公式サイト
http://www.toei-anim.co.jp/movie/2012_precure_allstars/
●「スマイルプリキュア!」公式サイト(テレビ朝日)
http://asahi.co.jp/precure/
●「スマイルプリキュア!」公式サイト(東映アニメーション)
http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/