ゲームの世界観が再現された衝撃のステージ! VISUALIVE『ペルソナ4』が上演スタート

By, 2012年3月17日



2011年秋にはTVアニメが放映されるなど、発売から3年半以上が経った今もなお根強い人気を持つRPG『ペルソナ4』。その独特の世界観を表現した舞台・「VISUALIVE『ペルソナ4』」が、3月15日(木)~20日(火)まで、池袋のサンシャイン劇場で上演される。ここでは、初日となる15日に行われたゲネプロの模様と、キャストからのコメントをお届けする。

 
「VISUALIVE」と銘打ち、脚本・演出の浅沼晋太郎氏と、映像演出の奥秀太郎氏による“視覚効果に特化したパフォーマンス”と“俳優の生の演技”とをスタイリッシュに融合させたステージ。その名の通り、あっと驚くような表現方法で『ペルソナ4』の世界を描いていく。なかでも、映像・音・俳優の演技が見事に一体化した、シャドウとの戦闘シーンは必見だ。


ストーリーはゲーム同様、心の力「ペルソナ」を駆使する少年少女たちが、連続怪奇殺人事件を追うというミステリー要素と、異世界で繰り広げられるバトル、その合間の日常を描いた青春群像劇という、3つの要素が並行しながら展開。両親の転勤により、叔父の住む田舎町にやってきた高校2年生の主人公と、彼を中心とした仲間たちの絆・心の成長を中心に描いていく。
原作を知らない人でも世界観に入りやすいよう、オープニングで主要キャラクターやストーリーについての簡単な紹介があるので、十分に楽しめる構成になっている。クマと久慈川りせについては、それぞれゲームのオリジナルキャストである山口勝平さんと釘宮理恵さんが声を担当。また、RPGゲームらしく主人公の名前が公演ごとに変わるという前代見門の仕掛けも用意しており、原作の世界観を忠実に再現しようという制作陣の工夫がみられる。


公演期間中は、アフタートークショーをはじめ、キャストによるお見送り、メガネをかけた来場者全員にポストカードがプレゼントされる“メガネデー”など、さまざまなスペシャル企画が用意されている。興味のある人は公式サイトをチェックしてみよう。

ゲネプロ後の取材会には、主人公役の馬場徹さんをはじめ、花村陽介役の前山剛久さん、里中千枝役の佃井皆美さん、天城雪子役の吉木りささんらメインキャストが登場。本番に向けた意気込みを語ってくれた。

馬場 徹さん(主人公役)
毎回名前が変わるので、僕自身は大変じゃないんですけど、ほかの皆さんが大変な主人公役です。
映像とあわせるのは初めてに近い状態でゲネプロに臨んだのですが、みんなでいいものを作ろうという一心で頑張りました。この作品がいいものになればいいなと思っています。

前山剛久さん(花村陽介役)
今回、僕は最年少ということで、皆さんに食らいつこうと頑張っています。ゲネプロを終えた達成感とともに、今から本番なのでもう一度気合いを入れ直して頑張りたいと思います。

佃井皆美さん(里中千枝役)
「ペルソナ4」という、すごくたくさんの方に愛されている作品ということもあって、皆で本当に気合を入れて作り上げてきました。
1ヶ月間の稽古の中で、私達の絆もすごく深まった気がしているので、それも舞台上で出せたらと思っていますし、それが更に「ペルソナ4」の中の良い要素となって、皆さんに感動していただけたらなと思います。

吉木りささん(天城雪子役)
 私はゲームやアニメが原作の舞台に出るのも初めてですし、映像と戦ったり、「VISUALIVE」ならではの舞台でもあるので、不安もあります。
それでも、アニメやゲームを超えられる3次元ならではの迫力を皆様にお見せできたら、と思っています。これから全公演、頑張りたいと思います!

<Text・Photo/新庄 圭>

●「VISUALIVE『ペルソナ4』」公式サイト
http://www.maql.co.jp/special/vlp4/index.html