2012年4月より放送が開始されるアニメ『黒子のバスケ』。その制作発表会が3月4日(日)、幕張メッセ「バン博(バンプレスト博覧会)」のステージイベントとして行われた。
当日は黒子テツヤ役の小野賢章さん、火神大我役の小野友樹さん、黄瀬涼太役の木村良平さん、相田リコ役の斎藤千和さん、日向順平役の細谷佳正さんら主要キャストに加え、多田俊介監督も登壇。後半の企画コーナーでは裏話もたくさん飛び出した。こちらのイベントの模様をお届けしよう。
イベント開始直後、実際の試合のメンバー紹介のごとくキャスト陣が客席の合間を縫って颯爽と登場。さっそくトークコーナーへ。本作にまつわるエピソードがそれぞれ語られた。
「まず、タイトルのインパクトがすごかったです。リアルな高校生に見えるよう、部活感、空気感が出るように演出しようと思いました」(多田監督)
「試合以外にも、火神をはじめとするチームメイトとの友情などがとてもよく描かれていると思いました。内なる闘志を秘めた人物ですので、感情をあまり表に出さないように意識しました」(小野賢章さん)、「オーディション前に原作を読んだ呼んだのですが、結果が出る前に作品のファンになってしまいました(笑)」(小野友樹さん)、などととコメントした。
ここで、アニメのOPテーマ「Can Do」を歌うGRANRODEOからビデオメッセージが。ヴォーカルのKISHOWから「青春ロックという趣きの、爽やかな曲に仕上がったと思います。自信作です!」とコメントが寄せられた。そしてその「Can Do」に乗せて最新のプロモーション映像が公開された。
続いては「一番くじトークコーナー」。『バン博』で売られている「一番くじ」にちなみ、BOXの中に入ったくじをキャストが順番に引いていき、A~E賞の中からトークテーマが選ばれる、というもの。
最初にくじを引いたのは小野賢章さん。結果は『B賞:コミックス第16巻に付いているドラマCDを宣伝して」。木村さんが胸をなでおろす中(笑)、「ドラマCDはアニメのアフレコよりも先に収録したのですが、キャラクターが合いすぎていて、携帯音楽プレーヤーに入れて、ニヤニヤしながら楽しんでいます。それくらい楽しい作品ですので、是非聞いて下さい!」と見事にアピールした。
続いて小野友樹さんが引いたのはE賞の「自分の演じた以外で気になるキャラクターは?」。「(小野大輔さん演じる)緑間(真太郎)になって、超長距離スリーポイントシュートをうってみたい」とコメント。それを聞いた占い好きの細谷さんも「緑間は知る人ぞ知る占い好きキャラクターなので、盛り上がると思います」と語った。
斎藤さんが引いたのはA賞。その内容は「印象に残っているシーン、セリフは?」というもの。斎藤さんはドラマCDのエピソードを引き合いに出し「初めて会う方も多かったので、どんな演技をするか分かりませんでしたが、ドラマCDの収録があったからこそ、アニメのアフレコがやりやすくなりました」とコメントした。
次に細谷さんが選んだのはD賞の「見どころを一言!」。「個人プレーに対し、誠凛が挑んでいくところだと思います」と説明した。
最後に残ったのはC賞の「アフレコ裏話」。木村さんはドラマCDとTVアニメ本編を収録しているスタジオが違う、という「本来はドラマCDとアニメ、両方同じスタジオで録る予定でしたが、ドラマCDを収録したスタジオがあまりにも狭く、大変でしたので急きょ変更になりました」と文字通りの「裏話」を披露。
最後は『一番くじV』での『黒子のバスケ』企画が進行中、という発表もあり、会場は大きく盛り上がった。
イベントの締めは登壇者からの挨拶。アニメ放送に向けての意気込みが語られた。ここでは伊月俊役・野島裕史さんからの、登壇キャストの名前を使ったダジャレがふんだんに盛り込まれたメッセージが送られ、場内は笑いに包まれた。
【イベント終了後コメント】
黒子テツヤ役:小野賢章さん
最初はとても緊張していたんですが、お客さんも温かくて思っていたより話せて良かったです(笑)。
こんなに沢山の方が「黒子のバスケ」のアニメ化を楽しみに待ってくださっているということに感動して、改めて「良い作品を届けるために頑張ろう!」と気合が入ったイベントでした。
最新映像やオープニング曲などまた新たな情報が登場して、さらに良いテンションで収録に挑んでいけるのではないかと思います。楽しかったです!ありがとうございました。
火神大我役:小野友樹さん
皆がいつものままの空気感を舞台上に持っていけたのがとても良かったです。
この空気が黒バスチームの良いところだと思うので、オフの時のような素の状態でステージにあがれて凄く楽しかったです!
日向順平役:細谷佳正さん
自分的にはもっと緊張して何も話せないかと思っていたのですが、舞台上にあがったメンバーが公的な顔になる訳で
もなく、いつも通りのテンションで舞台に上がっていたので、すごく安心してイベントを終えることができました。お客さん
も温かくて、とても楽しかったです。
相田リコ役:斎藤千和さん
すごく楽しく、大切に作っているものを皆の前に「こんな風に作っているよ」と出せるのが幸せなことだと感じました。
きっと今日のステージを観たら、本編も観たいと思ってくれるんじゃないかなと、そう感じていただけるものを届けられ
たんじゃないかなと思います。私自身もとても楽しかったです。
黄瀬涼太役:木村良平さん
最初にイベントのお話を伺ったときに、「黄瀬も出させてもらえるんだ!」と思いました。メインでとても大事な役を演じさせていただいているのですが、今回は主人公チーム以外に唯一出演させていただけたのがまずとても嬉しかったです。
イベントでもお客さんが皆温かく歓迎してくれて、黒バスチームとしてみんなで一緒に楽しめたのがとても良かったと思います。
多田俊介監督
皆さんイベントお疲れ様でした。やはり裏方が前に出るのは緊張しますね(笑)。でも、ファンの皆さんの反応を見ることができ、楽しんでくれているのが伝わって僕も嬉しかったです。来て良かったなと思います。
本編の方はバリバリ鋭意制作中ですので、期待を裏切らないものになっていると思います。是非、ご覧ください!
【特番情報】
放送直前特番、TOKYO MX・BS11にて放送決定!!
TOKYO MX、BS11にて、第1話の放送直前特番の放送が決定!
ここでしか見ることのできない貴重映像満載ですので是非ご覧ください。
番組内では、バン博『アニメ「黒子のバスケ」公開制作発表会』のイベントの模様も紹介されます。
<放送日時>
TOKYO MX 4月3日(火) 23:00~
BS11 4月6日(金) 18:30~
4月7日(土) 23:00~
※放送情報は変更になる場合があります。
●アニメ公式サイト
http://www.kurobas.com/