人気作品が舞台で登場! 舞台版『WORKING!!』制作発表会開催!!

By, 2012年2月24日



マンガ&アニメで人気のファミレスバイトコメディ『WORKING!!』の舞台制作発表が、2月23日(木)、都内で行われた。

ファンへの公開方式で行われた制作発表では、会場と一緒にフォトセッションが行われたり、ハイタッチ会が開催されるなどのファンサービスもあり、和やかななムードで進行。途中、司会者が「原作『WORKING!!』の魅力をクロストークでお願いします」と告げると、役者陣が「えっ、聞いてないよ。けっこうぶっこみますね(笑)」と慌てふためくなど、サプライズ的な展開も見せていた。

舞台化される『WORKING!!』は、「ヤングガンガン」で好評連載中の4コマ漫画。さらにアニメでも、2010年4月から6月にかけて第1期が、10月から12月に第2期が放送されるなど、人気の高い作品となっている。ファミリーレストラン「ワグナリア」で働く従業員たちの日常を描いたこのコメディ、人気のひとつになっているのが、従業員の個性的すぎるキャラクター。それぞれの役柄をどう捉えているのか、役者陣は以下のように語った。

小鳥遊宗太役・浜尾京介「宗太はワグナリアの中では比較的普通だけど、唯一あるクセは、小さくてかわいいものが大好きな“ミニコン”。宗太みたいにミジンコは好きじゃないけど(笑)、僕も子犬や子猫、子供が大好きなので、そこは共通点かな」

種島ぽぷら役・宮崎理奈「ぽぷらちゃんは身長が小さいけど持ってる力は大きい。正義感が強くて、周りを巻き込むくらいパワフル。彼女を通してかわいい女の子に近づきたいです」

伊波まひる役・阪田瑞穂「まひるは男性恐怖症で、男性が近づくと思わず殴ってしまう女の子。女性メンバーと対するときと、男性を目の前にしたときのギャップを見せられたらいいな」

佐藤 潤役・大山真志「普段パワフルなキャラを演じることが多いけど、今回の役はクールでヘタレ(笑)。ヘコんで胃薬を飲んじゃうようなヤツは初挑戦ですが、勉強して演じてみたい」

相馬博臣役・加藤良輔「相馬はSキャラで、みんなの弱みを握ったり何気なく嫌みをいったりする腹黒さがある。僕は普段そんなところがないので、うまく相馬くんになれるように、稽古中からみんなの弱みを握って行きたい(笑)」

轟八千代役・杉本有美「八千代は天真爛漫で、いつもほんわかしてる天然キャラ。なのにいつも刀をさしているという不思議な子(笑)。私はあまり天然と言われたことがないので、自分でもどう表現しようか今から考え中です」

白藤杏子役・水谷妃里「店長なのに一切店長らしさがなくてマイペース。そのマイペースぶりを原作で勉強して、皆さんの杏子像に近づけるようにがんばりたい」
大野未来役:山田葵「みんなの弱みを握ってる相馬さんを逆に陥れたり、店長にお菓子を渡してうまいこと入社したり、クセがたくさんあるけどかわいくて憎めない役。その感じを演技で出して行けたら」

音尾兵吾役・高橋 立「僕が今25歳なんですけど、役が37歳で年上過ぎるという(笑)。そこをどういうふうに演じるかが課題のひとつ。設定上現代のお父さん像をモチーフにしているらしいので、どれだけ僕がお父さんに近づけるか、あとは原作みたいに、空気みたいな存在にどれだけなれるかが見どころです」 

ちなみに舞台では、原作通りの衣装はもちろん、カラフルなカツラをつけての出演になるそう。また、原作に登場する「ことりちゃん」(宗太が女装したキャラ)が、舞台にも登場か!? という点も大いに注目だ。 

 

作品への意気込みについては、
「人気のある作品で、キャラをそれぞれ愛している人が多いので,その人達の期待に応えられるように勉強して最高の舞台にしたい(加藤)」
「原作もすごく楽しいマンガなので、舞台の方もよかったと思ってもらえるようにみんなでがんばります(大野)」
「これから脚本ができて、9人皆で絆を深め,楽しい舞台にしたいと思います(水谷)」
「原作ファンの人にも舞台を始めて見ていただく人にも、心から楽しんでいただけるような作品にしたい(大山)」
「ワグナリアで働いている従業員全員で、みなさまに最高のおもてなしをするためがんばります(高橋)」
「舞台版『WORKING!!』よさをみんなで出したいです(杉本)」
「人気のあるアニメの舞台化ということで、それぞれキャラクターも大切にしつつ、私達にしかできない『WORKING!!』をお見せできたら(阪田)」
「私達も楽しんで、そして見て下さる方々にも楽しんでいただけるような舞台にしたい(宮崎)」
「マンガやアニメでしか表現できないことがあるけど、そこをなんとかクリアして、役者としての実力を見せられたら。本番を見て下さる全員が満足して笑顔で帰っていただけるように、精一杯がんばっていきたい(浜尾)」
と、熱く語った。

公演は、2012年5月11日(金)から5月20日(日)まで、新宿の全労済ホール/スペース・ゼロにて開催。

<Text・Photo/河本チーター>

●舞台『WORKING!!』公式サイト
http://clie.asia/working/