【12/11開催】歌声で暖かな日差しのような雰囲気に包み込んだ! 「Suara LIVE TOUR 2011~花凛風月~」東京公演ライブレポート

By, 2011年12月22日



今年はジャズに挑戦したり、韓国でライブを行ったりと、アーティストとしてより磨きをかけたSuara。そんな彼女が今秋にオリジナルアルバム『花凛』をリリース。それを引っさげてのツアー「Suara LIVE TOUR 2011~花凛風月~」が韓国、東名阪にて行われ、ツアーファイナルが2011年12月11日に東京・品川ステラボールで開催された。

客電が落とされるとバンドメンバーが入場し、拍手に包まれる。そんな中、黒い髪飾りに白いTシャツ、黒のロングスカート姿で登場したSuaraは、凛とした佇まいで数々の名曲を披露していった。

 
そんなカッコ良い歌唱姿の他に、Suaraのライブやイベントではおなじみの関西弁でまったりとしゃべるMCの楽しさもみどころの一つ。バンドメンバーに打ち合わせにないコメント振りを急にしてみて困らせたり、告知を飛ばしてしまう抜けた一面を見せたり等々。そういったおちゃめな表情は歌っている姿とのギャップがあり、魅力的に光る。さらに普段から親交が深く、12月30日の「Suara LIVE 2011 “THE FINAL”」で共演する柚木涼香がライブ会場に来ていたこともあって、客席を挟んでのSuaraと柚木のやりとりには会場から何度も笑いが巻き起こった。

 
披露された曲は、「凛として咲く花のように」「赤い糸」「風のレクイエム」といった『花凛』収録曲はもちろん、「雪の魔法」「POWDER SNOW」といったPS3版『WHITE ALBUM』の楽曲、バラードで力強く歌い上げた「アレハタレドキ」「かくれんぼ」「星座」、韓国版『花凛』に収録されている韓国語詞の「While Waiting U」やボサノバ調の「トモシビ」などバラエティに富んだ選曲となった。ライブ後半は「虹色の未来」「ビートに合わせて」「横恋慕」などのアッパーチューンを畳みかけて、会場の熱気をヒートアップ。観客もスタンディングで応援した。

 
本編の締めとアンコールに歌われた「夢想歌」「君だけの旅路」「キミガタメ」は今なお人気の高いゲーム&アニメ作品の『うたわれるもの』楽曲。Suara自身も「キミガタメ」には思い入れが一際あるようで、「何度も歌っていますが、毎回歌うたびに背筋がピンと緊張するような刺激を受けます」とコメントしていた。

ライブのラストはアルバム発売ツアーということでアルバム収録曲の「唄種-ウタタネ-」を歌唱。Suaraは旋律を軽やかに舞うように歌い上げ、観客もクラップしながら一緒に歌って、幸せな空気に包み込んでライブは幕を閉じた。

「ツアーで東名阪をまわれたのは初めてで嬉しかったです。みなさんにもらってばっかりなので、私は歌で返していきたいです」と力強く宣言したSuara。彼女ならきっとその通りのパフォーマンスを我々に見せてくれるはずだ。12月30日には「Suara LIVE 2011 “THE FINAL”」、来年2012年2月12日には香港ライブが控えている。これからのSuaraの活動にも目が離せない。

<Text/ねりな>

<セットリスト>
01. 凛として咲く花のように
02.赤い糸
03.風のレクイエム
04.雪の魔法
05.POWDER SNOW
06.恋の予感
07.アレハタレドキ
08.かくれんぼ
09.星座
10.While Waiting U
11.トモシビ
12.月明かりに照らされて
13.虹色の未来
14.ビートに合わせて
15.横恋慕
16.Free and Dream
17.夢想歌
-アンコール-
18.君だけの旅路
19.キミガタメ
20.唄種-ウタタネ-

●Suara公式サイト
http://fixrecords.com/suara/