チンチロリンが、忘れらんねえよ!『逆境無頼カイジ 破戒録篇』DVD-BOXⅠ&「CからはじまるABC」発売記念イベントレポート
大好評のうちに放送が終了した『逆境無頼カイジ 破戒録篇』のDVD-BOXⅠが9月21日(水)に発売された。これを記念したイベントが2011年9月24日(土)、東京・タワーレコード新宿店で開催された。
当日は原作者の福本伸行先生、佐藤雄三監督、アニメ版のカイジ役。萩原聖人、EDテーマ「CからはじまるABC」を歌うアーティスト・忘れらんねえよ、そしてアニメの実写パートを担当したミスSHINGEN・久保ユリカも登場し、賑々しく行われた。
まずは、忘れらんねえよのミニライブコーナーからイベント開始!「忘れらんねえよ」、「CからはじまるABC」を披露。彼らの心の叫びが会場に響き渡った。
ここからはトークコーナー。久保の司会のもと、福本先生と佐藤監督、萩原、忘れらんねえよのボーカル/ギターの・柴田隆浩が登壇し、主にDVD-BOXⅠに収録された「チンチロリン篇」の話で盛り上がった。
―印象的なシーンは?
佐藤:チョーさんが演じる班長がインパクトがありました。毎週楽しくて仕方なかったです(笑)。
萩原:確かに、チョーさんが現場に新しい風を吹き込んでくれました。
福本:中谷ディレクターから、班長が勝負に敗れたシーンが面白い、と言われたので、観てみたら本当に面白かったです(笑)。
―収録の感想は?
萩原:男だらけの現場ですので、汗臭くても加齢臭くさくてもいい、と思って演じましたね。
―EDテーマ「CからはじまるABC」について。
佐藤:曲調が、「パチンコ沼 篇」の後に出てくる美心というキャラクターのイメージにとてもマッチしていたので、思わず絵をつけてしまいました(笑)。
柴田:曲よりも、むしろ美心の絵にインパクトがありますね(笑)。
―立木文彦さんのナレーションについて。
福本:毎度、執念が伝わってくるナレーションで感心します。
萩原:独特のたたずまいで演じられるので、勉強になります。
ここで急きょ、日本テレビの中谷プロデューサーが登壇し「圧倒的大差です。ありがとうございます!!」と挨拶を行うと、ギャラリーから拍手が沸き起こった。
また、今回のイベントには多くの女性客が集まった、ということで「カイジにハマる女性をどう思う?」というテーマでトークをすることに。
萩原:僕はカイジとは正反対なので、女性の気持ちは全く分かりません。
福本:(萩原の発言を受けて)え、ギャンブルが好きだし割と似ているんじゃない(笑)?
佐藤:会社の女の子に「カイジのような男はどう思う?」と聞いたら「絶対ない!」と言われました(笑)。
柴田:自分が本当にダメ人間なので、カイジの生き様には本当に憧れますね。
福本:カイジはとてもリアリティのあるキャラクターですので、彼を好きな女性は「萌え」ではなく、別の部分に魅力を感じているのかも知れませんね。
この後は、福本先生とサイン入りポスターを賭けてのチンチロリン勝負が行われた。サイコロは、原作にも登場した「四五六賽」(4~6までの目しかないサイコロ)が使用され、アツい戦いが繰り広げられた。
福本先生は四五六を連発。「練習ではこんなに出なかったのに……」と苦笑い。だが、お客さんもさるもので、その役を上回る5ゾロ、6ゾロと応戦し、見事にポスターをゲットしていった。
最後に登壇者より来場者へ向けて一言ずつコメントが送られ、イベントは終了した。
柴田:今回で音楽シーンから消える、と言われるかも知れませんが(笑)、これからも一所懸命頑張ります。よろしくお願いします!
萩原:カイジがいる限り、皆さんの応援がある限り、声をあてる仕事は続けていこうと思います!
福本:今日でチンチロの一生分の運を使いきった気がします(苦笑)。またこのメンバーで仕事をしたいので、皆さんのアツい応援、よろしくお願いします!
佐藤:このメンバーによる次回作は必ずあると信じています。ともあれ皆さん、『カイジ』の最終回を楽しんで観てください!
<インフォメーション>
逆境無頼カイジ 破戒録篇 DVD-BOX I
2011年9月21日(水)発売
VPBY-14946
税込¥16,590
発売元:バップ
<映像特典>
・ノンクレジットオープニング&エンディング
・エンドカードギャラリー(#1~#13)
<封入特典>
・ブックレット(佐藤雄三監督インタビュー、設定画集、ほか)
・帝愛グループ特製!地下強制労働施設ポスター(初回生産分のみ)
(勤労奨励オプション表と地下チンチロリン出目順位表のA2サイズ両面ポスター)
・飛び出す!美心チェンジングしおり(初回生産分のみ)
●アニメ公式サイト
http://www.ntv.co.jp/kaiji_hakairoku