ニコニコミュージカル第7弾『源氏物語』制作発表会が開催!!

By, 2011年9月7日



『ニコニコミュージカル』第7弾『源氏物語』の制作発表が9月6日、六本木のニコファーレにて行われた。

『ニコニコミュージカル』は株式会社ドワンゴがネットとライブの融合による新たなエンターテイメント事業として展開している新生代ミュージカル。第7弾『源氏物語』は2011年11月16日(水)~11月23日(水)まで全労済ホール/スペースゼロにて上演される。

舞台はおよそ千年前の平安時代。典型的な“非モテ腐女子”である紫式部が妄想の限りを尽くして生んだ平安時代の同人誌『源氏物語』は、宮廷で大評判となっていた──。文学傑作『源氏物語』を全く新しい解釈で表現するこのミュージカル、演出はニコニコミュージカルに第1弾から精力的に関わっている湯澤幸一郎、脚本は声優としても活躍中の喜安浩平、音楽は映画『源氏物語-千年の謎-』も手掛ける住友紀人が務める。主演はニコニコミュージカル第2弾『ニコニコ東方見聞録』に続きミュージカル主演第2作目となるニコニコ動画で人気の歌い手・ぽこたがキャスティングされた。

制作発表記者会見では、オープニングムービー上映後、美しい衣装を着用した光源氏役のぽこたと紫の上役の富田真帆が登場。舞台上で台本の一部を読みあげるパフォーマンスを行った。続いて同じく衣装を着用した大河元気とKimeruも登場。こちらの2人は女形として今回のミュージカルに登場するため、この日も艶やかな十二単をまとって舞台に現れ、4人合わせて別場面の台本読みを行った。 

その後、株式会社ドワンゴの川上量生代表取締役会長とニコニコミュージカル『源氏物語』エグゼクティブプロデューサーの片岡義朗氏が挨拶。川上氏は「日本のサブカルチャーの原点は平安時代にさかのぼるのではないか」と力説。また片岡氏は「主役をはじめとして、役者も理想的なキャスティングができました」と話した。

続いては制作陣が登場してのトークショーコーナーへ。登場したのは演出の湯澤幸一郎氏、脚本の喜安浩平氏、音楽の住友紀人氏。湯澤氏は「誰でも知っている日本最高の恋愛小説『源氏物語』をミュージカル化するということで、腹をくくって真っ向勝負で行こうと思っています。ただ、相当変化球も出ると思いますね」とのこと。また、喜安氏は「紫式部達を“腐女子”にしたところが一番の特徴だと思います」と話し、住友氏は「湯沢さんの変化球を受け止めて、音楽は直球の“純和風”で返していきたいと思っています」と方向性について語ってくれた。

そして再び役者陣が登場。ぽこたさん、富田真帆さん、大河元気さん、Kimeruさん、高木俊さん、平田裕一郎さん、川澄美慎さん、冨士枝千夏さんがそれぞれの役どころと舞台への意気込みを語った。ぽこたさんは「1回目とは全く違って歴史ものなのでどうなるか不安ですが、頑張って行きたいと思います。」、富田さんは「これから色々な書物を読んで勉強し、紫の上をしっかり演じたいと思っています」と2人とも舞台へ向けての意気込み十分の様子を見せた。ちなみに湯澤氏曰く、「小学生以下のお子さんは見ない方がいい」とのこと。また、ニコニコ動画で活躍中の歌い手を1日ゲストとして出演させる計画もあるそうだ。

ニコニコミュージカル第7弾『源氏物語』は2011年11月16日(水)~11月23日(水)まで全労済ホール/スペースゼロにて上演。詳細や続報はオフィシャルサイトをチェック!

<Text/福島槙子>

●ニコニコミュージカル『源氏物語』オフィシャルサイト
http://info.nicovideo.jp/nicomu/genji/