特撮 2011 LIVE!「5年後の世界」発売記念ツアーレポート
2011年7月9日(土)【東京】渋谷O-EAST
大槻ケンヂが率いるバンド、特撮の約6年ぶりとなるライブが行われた。
ヴォーカルの大槻ケンヂが「俺たちは俺たちで楽しむから、お前たちはお前たちで楽しめ! それがお互いにフィードバックしちゃえばいいんじゃないの? それで盛り上がっていけばいいんじゃないの?」と叫ぶと、場内からは大歓声が! そして大槻が、いつものノリのトークを始めるとギターのNARASAKIが、いいところでギターをかき鳴らして話の腰を折ったりし、場内は爆笑の渦に。そんなMCから曲タイトル紹介への流れなど『特撮節』は健在。
披露された楽曲も、新旧織り交ぜられたバラエティに富んだセットリスト。昔からのファンには感涙の、そして新たなファンにも特撮というバンドの入門書代わりとなるような内容だった。
「ロードムービー」ではクラップが場内に響き渡り、そして、昔からのファンにはおなじみのボースカが登場し「文豪ボースカ」を熱唱。「ケテルビー」では「ラララ~♪」の声が会場全体にこだました。
後半に入っても、懐かしいナンバーの乱れ撃ち!「アベルカイン」では『猫猫猫猫!犬犬犬犬!』の大合唱。「バーバレラ」ではメロディアスな曲調に合わせてオーディエンスの手が振られ、『大槻ケンヂと絶望少女』の代表曲とも言える「林檎もぎれビーム!」では、アツいコール&レスポンスが会場全体を震わせる。
「特撮!」コールが沸き起こったアンコールでは、実に6曲を披露。6年間を埋めるようなパフォーマンスにファンは酔いしれた。ラストは「綿いっぱいの愛を!」で大団円。ファンへの感謝の念を込めるとともに、再び逢える日を楽しみにするメンバーの気持ちが伝わってきた。
<Text/ダンディ佐伯>
<セットリスト>
01.5年後の世界
02.オム・ライズ
03.ヤンガリー
04.人として軸がぶれている
05.ロードムービー
06.アングラ・ピープル・サマー・ホリディ
07.文豪ボースカ
08.ケテルビー
09.ルーズ ザ ウェイ
10.ロコ!思うままに
11.アベルカイン
12.バーバレラ
13.ヌイグルマー
14.林檎もぎれビーム!
15.テレパシー
<アンコール>
01.追想
02.霧が晴れた日
03.空想ルンバ
04.ヨギナクサレ
05.身代わりマリー
06.綿いっぱいの愛を!
●特撮 公式サイト
http://www.okenkikaku.jp/okenkikaku/tokusatsu/