応援してくれる大切なファンへ、”心を向けて”。森久保祥太郎 LIVE 2011~心・裸・晩・唱~ライブレポート

By saeki, 2011年7月6日



森久保祥太郎 LIVE 2011~心・裸・晩・唱~
2011年6月2日(木)【東京】恵比寿LIQUID ROOM

降りしきる雨は、森久保からの恵みの雨といったところだろうか。来る6月2日、恵比寿LIQUID ROOMには約1000人もの森久保祥太郎ファンが集結した。ライブハウス内は超満員、開演を待ちわびるファンの熱気に圧倒されながらも、ついにその時がやってきた。

東日本大震災直後の3月20日に開催予定だったライブの振替公演、どれだけの人が集まるか、集まったファンに自分は何ができるのか。様々な葛藤の中で見つけ出した答えには、ファンへの優しく強い思いばかりが詰められていた。彼の紡いだ言葉が少しでも多くの人に届くよう、大切にレポートしていこうと思う。

―”ドアを開けろ!”熱狂の2時間半の幕開け!

ステージには今日のライブを作り上げるバックバンドが登場、そして本日の主役が大歓声の中姿を現した。まずは挨拶代わりの「Key」でライブの開幕を告げ、続けざまに「Ride Free」「DoPaMiNe」とアップテンポなナンバーを注入していった。「祥太郎!」「祥ちゃん!」と彼を呼ぶ声に、「森久保祥太郎、心・裸・晩・唱へWelcome!!」と声高らかに開演宣言。会場には被災地から駆けつけたファンの姿も見られ、全員で歓迎の拍手を贈った。

「地震だけじゃなく、皆それぞれに乗り越えなければいけない壁がある。それを今日をきっかけに乗り越えて元気になれば、巡り巡って今エネルギーが必要な人たちに届くと思うんだ!今日はそんな想いを元に、皆ではしゃごうぜ!」と言葉を向けた。1stアルバムから『臆病者』、「最高のディナーはいかがですか?」の問いかけに「Catharsis-Dinner」が飢えたファンの心に染み込んでいった。

改めて「僕は無類の雨男です!だいたい(ライブ)終わると晴れます!」とはじめましての自己紹介、そして何故か某芸能人の結婚話を取り上げた森久保は墓穴を掘ったようで、「俺は(結婚)しねーよ?!そういう流れじゃねーよ!!」「そのうち子連れ限定ライブやるからおまえら頑張れ、日本の未来のために子どもを産め!俺が『みんなのうた』歌ってやるから!」と笑いを誘う一幕も(笑)。

続くメッセージソング「Home sweet home」では優しい歌詞が大切な心の在りかを示した。「ステージは常夏!もっと熱くなる一曲を!」の掛け声に、「Stand down」「Cloudy sky」がフロアのボルテージを再び上げていき、休む間もなく「身体検査」のビートが刻まれていった(このとき、「いつかやってみたかった!」という森久保たっての希望で、バズーカ砲が客席に打ち込まれたのだった(笑))。

ライブも後半戦に突入し、ここでのMCはツイッターでの『煮卵』発言が話題に。”体にすべての力をつぎ込む”という意味で呟いたのに、”煮卵との付け合せのアドバイス”まで教えてもらい、さらには「煮卵を物販で売るんですか?」との返答もあったようで(笑)。それでも楽しそうな森久保は、「今日は雨ですね!…卵からの雨は強引だったか(笑)?」と笑い、次の楽曲「Rainy day」へと繋いだ。

指の怪我から復帰し以前より調子が上がったという森久保は、「気を抜くな!手を抜くな!」の声とともに「dizzy candy」、「Parallel World」ではコール&レスポンスでフロアに音の奇襲を仕掛けていった。彼の声はどこまで届くのか、惜しまれながらのラストは「MIRROR」。しかしここで森久保からの一言、「ちなみに、残業は用意してあります!」どうやら彼もまだまだ遊び足りないようだ!

―アンコールは激しくも優しい音の雨。

「ヘイ!ヘイ!」と掛け声が上がったアンコール1曲目は「Build up」から。一昨年から着ているという黒のつなぎを身にまとった森久保に、会場からも喜びの声があがった。「応援してくれているすべての皆さんに感謝です。やり続けます私!車椅子にマイクスタンドつけて跳ねます!」とアーティスト魂を見せ付けた。大切な一曲だと語る「The Answer」、歌い終わった後、「今まで歌ったことのない「The Answer」が生まれた気がする。それが答えだ!」と、彼自身も新たな発見をしたようだ。「不器用でも気持ちを入れて生きていたいね。俺と君らの未来のために、変わってもいいものと変わっちゃいけないものがあると思う。そういう普遍的なものが今日、俺にも皆の心の中にもひとつ、見つかったんじゃないかと思う。”雨降って地固まる”です!またこういう時間を共有したいと思います、本当に今日はありがとう!」と感謝の気持ちを述べ、「never ends…」で気持ちをひとつに。サビでの大合唱に、「最高ーー!!」と気持ちが抑えきれない様子の森久保。ファンからの歓声を全身に受けながら、「森久保祥太郎でした、また会いましょう!」と次の再開を約束し、最高の笑顔でステージを後にした。

ステージからフロアを見渡し一人一人のファンの表情を確認していく姿が印象的で、恐らく最初とは違った揺るぎない思いが彼の目には宿っていたのだろう。ファンとの間に生まれた絆は、これからも切れることなく続いていく。声優だけではなくアーティスト森久保祥太郎の顔を、多くの人に見てほしいと感じたライブだった。そして次に会えるのはいつの日か、私も心待ちにしたいと思う。

<Text/あみこ>

<セットリスト>
01.Key
02.Ride Free
03.DoPaMiNe
04.臆病者
05.Catharsis-Dinner
06.Power
07.Moon Light
08.Home sweet home
09.Lazy Mind
10.Stand down
11.Cloudy sky
12.身体検査
13.Rainy day
14.UNDER CONSTRUCTION
15.Whenever I go
16.G行為
17.My Destination
18.Crazy Night
19.dizzy candy
20.Parallel World
21.MIRROR

<アンコール>
01.Build up!!!
02.The Answer
03.never ends…

●森久保祥太郎オフィシャルサイト
http://www.vims.co.jp/morikubo/

●森久保祥太郎オフィシャルブログ『show must go on…』
http://blog.goo.ne.jp/show-time_2007

●AN’s ALL STARSオフィシャルサイト
http://www.ans-allstars.com//

●『おれパラ2011』特設サイト
http://www.lantis.jp/special/orepara/