津田美波、金子有希、三澤紗千香が“本気”で挑む男装プロジェクト! Voyish 初インタビュー

By, 2020年12月3日



ミナミ(津田美波)、ユウキ(金子有希)、チカ(三澤紗千香)による男装プロジェクト・Voyishが10月3日、都内で初の単独イベントを開催した。
新型コロナウイルス対策を行なった上で呼び込んだファン、そして配信で楽しんだファンとともに、ゲームやトークなどで盛り上がりを見せたイベントは大成功に終わった。
昼の部の終演後、Voyishにとって、こちらも初となるインタビューを敢行! 結成の経緯や、待望の楽曲制作が決まった感想も含め、たっぷり語っていただいた。

―活動を始めてから約2年半ということですが、これまでを振り返っていただけますか?

津田美波さん(ミナミ):最初はユウキとふたりで、学生服を着てクレープを食べながら街を歩いたりしていました。

金子有希さん(ユウキ):実は、最初は2018年4月の「エイプリルフール企画」として始めたものだったんです。

津田:ちなみに「Voyish」という名前ですが、「Boyish(ボーイッシュ・少年らしい)」を元に、私たちは声優として活動しているところから「Voice(声)」とかけた造語です。

―津田さんが金子さんに声をかけた理由は?

津田:事務所の同期ということもありますし、金子自身が元々コスプレを趣味でやっていたのもあったので、声をかけたら「いいじゃん、やるやる!」って言ってくれたので(笑)。

―企画の立ち上げに際し、気をつけたことはありますか?

津田:女性声優が男装する企画はいままであまりなかったですし、最初は「エイプリルフール企画として始めたら、浸透しやすいかな?」と思い、立ち上げたところ、想像をはるかに超える反応をいただけて。
手応えを得られたので、そのまま「やっちゃおう!」という感じで、マリン・エンタテインメントさんのお力を借りて、本格的に始動しました。

―その後、三澤さんが加入したと。

津田:ふたりだけだと、心もとないというか寂しかったんですよね。あるとき三澤さんに「男装企画って、どう思う?」と何の気なしに尋ねてみたところ、実は興味があったということで。「私、似合うかな?」と言いつつも、前向きに考えてくれました。

三澤紗千香さん(チカ):私は元々やってみたかったというのはもちろんありますが、津田さんがすごく自信を持っていたので「これは楽しそう!」と、乗っからせていただきました(笑)。

金子:私は三澤さんに現場であまり会ったことがなかったので、この格好(男装)が普通になっちゃったんですよね(笑)。

三澤:私も、金子さんが普通の格好をしていると「え、誰?」ってなります(笑)。

津田:金子と三澤さんが会ったのが、昨年5月の「Ultra acosta!」がほぼ初めてくらいだったんだよね?

三澤:実はそうなんです。でも、共通の知り合いである津田さんがうまく取り持ってくれて。ちなみに津田さんって、何を言っても「ええで!」って肯定してくれるんですよ。

金子:私たち、遠慮しないタイプの人間なので(笑)。

津田:ふたりのことは信頼しているからね。

―イベントでも3人のバランスの取れた掛け合いが楽しかったです。

津田:私たちはミナミ、ユウキ、チカとして登壇しているとはいえ、パーソナルな部分を好きになってもらいたいので。「元の人たち」のよさがにじみ出たほうが愛されるんじゃないかな、と思ってトークしています。

金子:確かに、私たちの素の部分がすごく出てる気がする(笑)。

津田:でも、もしアプリなどの企画でミナミとしてのキャラクターを作ることになったら、そのときはミナミを全力で演じたいと思っています。

三澤:ドラマCDとか朗読で、3人の掛け合いができたら楽しそうです!

―イベントでも盛り上がってましたが、コラボカフェ企画は、演じる上でピッタリですよね。

金子:偉い人に掛け合って、ぜひ実現させたいです!

―改めて、イベントの感想をお聞かせ下さい。

津田:こういう状況ですので、声を上げてリアクションを取っていただくのは難しかったのですが、面白いと思ってくれたときには笑顔を見せてくれたり、すごくありがたかったですね。

三澤:イベント中の企画でも、みんなに感謝の気持ちを伝えることができましたし。

金子:みんなに早く、心の底から笑ってもらえるような時期がくればいいな、と思います。

―ちなみに、みなさんのイメージカラーはどのように決まったのでしょう?

津田:今回のイベントでは「パーカー×猫耳」というコンセプトでグッズも作らせていただいたのですが、パーカーの色は「私、この色がいい!」、「この色、似合うんじゃない?」みたいにワイワイ楽しみながら決めさせていただきました。
金子の紫は「Voyishのセクシー担当」みたいな感じで(笑)。ウィッグも自分で用意してくれたんだよね。

金子:うん。「髪の毛、自分で好きな色にしてもいいですか?」って聞いて。

津田:三澤さんは「Voyishの頭脳」ということで、青です!

三澤:「リーダーの津田さんに合わせます!」と委ねたら、「三澤、青じゃね?」って言われたので(笑)

津田:私は「赤」です。リーダー(発起人)としてはやっぱり赤かな、と思ったので。

―ヒーロー戦隊でも、リーダーは赤のイメージがありますしね。

津田:そうなんです。リーダーって、責任を伴うものだと思いますし、背負うんだったら私かな、と。

金子三澤:リーダー、カッコいい!!

津田:ありがとう(笑)。

金子:しかも、赤と青を混ぜると紫になるんですよね。すごくバランスのいい色で、そういう意味でも私たちにピッタリかな、と。

―このたび、ファン待望のオリジナル楽曲の制作も決定したそうですね。

津田:まだ、いつどのような形で発表できるかは決まっていないのですが、みんな歌を歌うのが好きだし、なにより「歌いたい!」というのがひしひしと伝わってきたので。

金子:グループを結成したら、やっぱり何か大きな企画をやりたいじゃないですか(笑)。

三澤:実は私、今日のイベントに来るまで知らなかったんです。台本には書いてあったのですが、楽屋でじっくり読もうと思っていたので……。お客さんとほぼ時間差なく驚きました(笑)。

津田:私も「知らなかったんか~い!」ってなりましたが(笑)。
ともあれ、これでまた、Voyishとしての夢が広がりました! ぜひ私たちのアーティストの部分での名刺代わりになればいいな、と思いますし、古参ファンの方には、布教用に活用していただきたいです(笑)。

金子:Voyishの言葉の意味が歌詞に入っていたら面白いかも?

津田:私たちの意見を反映した楽曲になっているとのことですので、楽しみにしたいです!

―最後に、メッセージをお願いします。

三澤:自分のアイデアも出しやすく、とてもいい環境で活動させていただいてます。
「ミナミが、ユウキがこうしたらこう輝くんじゃないか?」というイメージがわきやすいですし、私が何かアイデアを出して、ふたりが「実現できる」と言ってくれたら絶対に叶いそうですから。
オリジナルソングの制作が決まったからには、次はMusicVideoも作りたいです。写真集もいいな……。とにかく、「夢は必ず実現できる」というのを体現したユニットにしたいですね。

金子:3人で集まるたびに「あれやりたい、これやりたい」と、とめどなくアイデアが出るんですよね。少しずつ実現させていきたいですし、たくさんの方が応援してくれているのも感じているので、これからも私たちについてきてください!

津田:ツイッターで企画を発表してから2年半、これだけの人が応援してくださっているんだ、というのを肌で感じられたイベントになりました。
ファン、そしてユウキとチカが支えてくれたから、Voyishはここまで来られたんだ、というのを実感しています。
男装は、男女の垣根を取り払ったような企画なので、私たちのことを好きになってくれた人たちすべてに、楽しさや元気を与えられることを目指し、これからも頑張ります!

<Text・Photo/ダンディ佐伯>
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@voyish