若手女性役者がお届けする、新感覚の落語が誕生! 『酔狂落語』千歳ゆう、天音インタビュー

By saeki, 2020年11月19日


神奈川県開成町にある酒蔵「瀬戸酒造店」のブランドコンセプトである「酔狂で行こう。」をテーマにしたオリジナルの落語作品を若手女性役者が演じる、まったく新しい落語シリーズ『酔狂落語』が11月21日(土)まで公演中。

11月15日の13時公演には千歳ゆうさんと天音さんが登場。「手の鳴る方へ」(千歳さん)、「かくかくしかじか」(天音さん)、「風が吹いたら」(千歳さん・天音さん)の3つの演目を披露した。

通常の落語と同様、近況報告や持論など「マクラ」で笑いを取ったあとは「本題」へ。

「手の鳴る方へ」はお酒が好きな独身女性がある日「オニ」と出会い、不思議な体験をする……というお話。
「かくかくしかじか」は、女友達に会った女性が身の上話を延々と聞かされているうちに、とある事実を明かされる……というお話。
そして「風が吹いたら」は妻子ある男性(千歳さん)が、高校時代に付き合っていた女の子と夜の河川敷で語らいあう……というお話。
どのエピソードも笑いあり、涙ありの、心を動かされるお話となっている。公演は毎回違う組み合わせで行われ、各回オリジナリティあふれる演技も魅力だ。

公演を終えたおふたりに話を聞いてきました!

―今回の公演を迎えるまで、落語に対してどんなイメージがありました?

天音さん(以下、天音):やっぱり「一朝一夕にできるものではない」というイメージが強かったですね。何年も師匠のもとについて勉強して……。実際そうなんでしょうけど。
ですので「1か月前くらいに台本をもらって、すぐにできるものなのかな?」と不安な気持ちはありました。

千歳ゆうさん(以下、千歳):私も「日本の伝統芸能だし、いつも以上に稽古を頑張らないと」と気を引き締めました。

―具体的にどんな準備をされたのでしょう?

千歳:浅草の「演芸ホール」に落語を観に行きました。でもその日はお笑い芸人さんのステージがメインで、落語は1席しかなかったんです……(苦笑)。結局、落語を聴けたのは5分間くらいでした。

天音:そうだったの!? 「わざわざ公演を観に行くなんて、すごいな」と思っていたのに(笑)。
私は動画で、春風亭昇太さんの落語を観させていただきました。話し方も現代風で、初心者でも楽しく聴けましたし、参考になりましたね。

―着物姿もいいですよね。

天音:着付けをしてくださる衣装さんもいて、楽しく登壇させていただきました!

千歳:普段はあまり見ることのできない私たちの姿にもご注目ください!

―今回はおふたりあわせて3つの演目を披露されましたが、それぞれ演じてみていかがでした?

千歳:今回の公演では「手の鳴る方へ」と「風が吹いたら」だったのですが、出演した全公演を通じて、すべての「本題」を披露させていただきました。
「手の鳴る方へ」は「オニ」という特長的なキャラクターが出てくることもあり、演じやすかったです。
すべての台本を通して言えることなのですが、どれもわかりやすい内容になっていますので、普段落語をあまり観ない方でも楽しんでいただけたのではないかと思います。

天音:「かくかくしかじか」はテンポよくボケとツッコミを瞬時に切り替えていかなければならないのが大変でした。ほかの出演者の公演も観させていただいたのですが、演じる役者さんによって作品の雰囲気がだいぶ変わってくる気がしました。
私は「キャピキャピしたボケ役」と「ぶっきらぼうなツッコミ役」というイメージで演じたのですが、演じる人によっては「天然さがクローズアップされたボケ役」や「ずっと泣きっぱなしのボケ役」など、それぞれに特徴が出ていました。

―キャラクターの設定は、演者に任されていたのでしょうか?

天音:最初に「こういう感じで」という、なんとなくの方向性を伝えられたのですが、そこさえ守れば、あとは自由にやらせていただきました。
「普段自分が演じているキャラクターに近くてもいいよ」と言っていただけたのでやりやすかった一方で、ひとり二役を演じるために、オーバーな演技を心がけました。

千歳:私も色々な役を演じることが好きなので「こういう風にツッコんだら面白いだろうな」などと考えながら役を固めていきました。
「かくかくしかじか」は「ジェットコースターのように予測不能」と紹介文にあるとおり、お客さんもジェットコースターに巻き込まれているように作ればいいんじゃないかと思ったり(笑)。
普段の舞台では、掛け合いをする相手が持っている世界観にすり合わせるのが楽しいのですが、今回は自分ひとりでピースをはめこんでいく作業になったので「これはこれですごく面白いんだな」というのがわかりました。

―「風が吹いたら」は、おふたりの掛け合いで客席を楽しませましたね。

天音:同じ作品に一緒に出たことはあるのですが、そのときは掛け合いをする機会がなかったので、ある意味今回が「初共演」と言ってもいいかもしれません。ゆうちゃんとはずっと一緒に演技をしたいと思っていたので、念願がかなってよかったです!

千歳:ありがとう! 通常の舞台公演では、本番前に打ち合わせを入念にすることが多いのですが、今回はリモートで少しやりとりをしたくらいでした。でも、すんなりと役に入っていけたし、すごく楽しかったので「また一緒にやりたい!」と思いました。

―「マクラ」では、おふたりのフリートークが楽しめました。

天音:『酔狂落語』が始まってからは、日常生活でも「この話はマクラに使えそうだな」とか考えるようになってしまって……。
ちなみに、各「本題」の平均の持ち時間は20分で、昨日(14日)は駆け足でしゃべってしまったこともあり、17分で終わってしまったのですが、先ほどの公演ではなんと19分でした! ただ、「マクラ」で時間を稼いだんじゃないかという疑惑も持ち上がったので(笑)、あとで検証してみたいと思います。

千歳:そこはぜひ(笑)。私も公演前に色々と考えていましたが、その考えている時間も楽しかったですね。

―ちなみに、おふたりはお酒は強い方ですか?

千歳:普段はあまり飲まないのですが、旅先の旅館で出てくるお酒は、テンションが上がりますね。

天音:私も実はそんなに飲まないんですよね……。でも、飲んで気持ちよくなっている人の話を聞くのは大好きです。

千歳:今回の演目では、お酒を飲むシーンもたくさん出てくるのですが、美味しそうな飲み方を指導していただきました。

―最後に、メッセージをお願いします。

天音:普段あまり落語をご覧になっていない方にも楽しんでいただけると思います。
オンラインでも楽しめますので、現地に来られない方は、ぜひおつまみとお酒を手に楽しんでください!

千歳:今回は3つの演目でしたが、「瀬戸酒造店」さんには、たくさんのお酒がラインナップされていますので、気になった方はぜひ購入していただきたいですね。もし機会がありましたら、別の銘柄をもとにした演目もやってみたいです!

<Text・Photo/ダンディ佐伯>
☆ページ下部に写真一覧あり。

【公演概要】
『酔狂落語』
上演日時:2020年11月3日(水)~11月21日(土)

【出演】※50音順
天音 生田輝 植野祐美 大滝紗緒里 北澤早紀(AKB48) 星波 千歳ゆう 富田麻帆 西村菜那子 (NGT48) 星守紗凪 本条万里子   

協力:瀬戸酒造店

企画・製作:ILLUMINUS

●『酔狂落語』公式サイト
https://www.suikyo-rakugo.site/
●『酔狂落語』公式ツイッター
@Suikyo_Rakugo

11月21日(土)公演
【配信期間】11月28日(土)12:00~12月5日(土)23:00

●13時公演「酔狂落語」 北澤早紀(AKB48)  × 西村菜那子 (NGT48)

販売ページ:https://peatix.com/event/1702099

●16時公演「酔狂落語」 北澤早紀(AKB48)  × 西村菜那子 (NGT48)

販売ページ:https://peatix.com/event/1702109

●19時公演「酔狂落語」 北澤早紀(AKB48)  × 大滝紗緒里

販売ページ:https://peatix.com/event/1702117

☆配信チケット情報一覧はこちら
https://www.suikyo-rakugo.site/blog/7d386dab182

●千歳ゆう 公式ツイッター
@kirakira_power0
●天音 公式ツイッター
@i_my_name