公演に参加できているだけで“勝ち組”だ! 「M’s BAR2020 Delivery Home – Trick or Treat?-」レポート

By saeki, 2020年11月2日


声優・緒方恵美が不定期で開催している洋楽カバーライブが10月18日、東京「晴れたら空に豆まいて」で開催された。
ライブは8月に開催された「M’s BAR 2020 “Delivery Home”」同様3ステージ制で(現地チケットはファンクラブ会員限定で購入可能)、視聴者の裁量で配信を楽しむことができた。

ステージ上が派手に飾り付けられ、ハロウィンらしさが全開だった今回の公演。いつものバックバンドメンバーが囚人服姿でステージに姿を現すなか、緒方さんはお化けの姿で登場! いたずらお化けが乗り移ったかのようなファンキーな声で「M’s BAR」の世界へと誘う。

まずは映画『ゴーストバスターズ』のテーマ曲「Ghostbusters」からスタート! おなじみのナンバーをノリノリで歌唱すると、お化けの衣装を脱いだ緒方さんが「囚人衆」に合流。MCではピアノ・アコースティックベース・ボーカル担当のmanzoさんが緒方さんに対し「牢屋主みたいですね」と冗談を飛ばし、笑いを誘っていた。

「Stop Loving You」では客席からはクラップが沸き上がり、「緒方さんの甘い声でサビを聴きたいです」というリクエストに応えた「Honesty」では「実はビリー・ジョエルはこの曲が嫌いだったらしいです」という裏話も紹介された。

客席、そしてカメラの前のファンと一緒に乾杯すると、米国エイズ研究財団のためのチャリティーシングルとしてリリースされた「That’s What Friends Are For」を4人で歌唱。続いて繰り出したのはヴァン・ヘイレンの「JUMP」。緒方さんはタイトルの通り、ファンと一緒にジャンプして楽曲を楽しんだ。パーカッションの内田稔さんは「お客さんがライブハウスでジャンプするところ、久しぶりにみました!」と感慨深げだった。

第二部は「Every Breath You Take」からスタート。
「見つめていたい」という邦題で、緒方さんいわく「ストーカーを連想させる曲」とのこと。MCではmanzoさんによる「ストーカー」にまつわる想い出話にも花が咲き(笑)、続く「Under The Sky」では、緒方さんがハイトーンボイスを響かせた。
続く「Stay With Me」では、内田さんの「フラれ話」が飛び出し、「アコースティック編成では大変だった」というマイケル・ジャクソンの名曲「Thriller」を全員で披露した。

迎えた第三部は、10ccの「I’m not In Love」からスタート。続くMCで、これまで明らかになっていなかった、4人の囚人服に書かれた番号の理由について判明した。ギターの目木とーるさんが選んだ「5150」は、先日逝去したヴァン・ヘイレンのギター、エディ・ヴァン・ヘイレンさんへの弔意を込め、彼らのアルバムタイトルにちなんだ数字だそうだ。

披露されたのはグレイテスト・ショーマンの「This Is Me」。緒方さんの心に特に響く曲を力強いヴォーカルとともに歌唱し「みんなで歌うとやっぱり楽しいですね!」と笑顔の緒方さん。「We Will Rock You」、「We Are The Champion」とクイーンの曲で盛り上がり、会場の空気も最高潮!「こんな楽しい時間を過ごせた俺らは勝ち組!」と叫んだ緒方さんだった。
配信最後の楽曲は「Happy」。「幸せなら手をたたこう」とクラップをうながし、会場全体がハッピーな空気で包まれたのだった。

配信が終わると、メンバーが来場者にむけ、メッセージを述べていく。
緒方さんはコロナ禍におけるエンタメの在り方を、言葉を選びながら語っていった。春先に中止したライブについて、いまでも開催すべきかどうだったか、考えることがあるという。
そんななかで集まってくれたファンクラブの会員たちに、感謝の気持ちを伝えつつ、最後は客席のリクエストに答えて「This Is Me」をもう一度歌い上げ、約2時間半にわたるステージは幕を閉じた。

まだまだ先の見えない世の中だが、ステージをこなすことで、一つの指針を示してくれている緒方さん。次回も、エンタメ業界の置かれた現在地を鑑みた、素晴らしい公演を作り出してくれるに違いない。

<Text・Photo/ダンディ佐伯>
☆ページ下部に写真一覧あり。

●緒方恵美 公式サイト
https://emou.net/
●緒方恵美 公式ツイッター
@Megumi_Ogata