【プレゼントあり】レコーディングは波乱だらけ!? 企画盤CD第3弾「Only my Way!!!!」をリリース『ガールズフィスト!!!!』南松本高校パンクロック同好会 インタビュー

By, 2020年1月31日



ぼみ(漫画)・木瓜 庵(原作)の人気コミック『ガールズフィスト!!!!』から飛び出した女子高生バンド・南松本高校パンクロック同好会(藤森月役・古川由利奈さん、白瀬双葉役・内山つかささん、奈川芳野役・浅見春那さん、坂ノ下奏恵役・奥村真由さん)の企画盤CD第3弾がリリース! まさかの(?)スカロック、王道ナンバー、藤森月の心情を歌った楽曲と、バラエティに富んだ3曲を収録! 今回も作詞をメンバーが担当し、彼女たちの新境地を見せてくれている。
同好会メンバーに本作の聴きどころを、そして初の秋葉原公演についてもお聞きして来ました!

―みなさんは年末年始、どのように過ごされました?

古川由利奈さん(以下、古川):ギリギリまで朗読劇が入っていたので、終わってからは力尽きて年末年始は家で年末特番を観ながらずっとゆっくりしていました。

内山つかささん(以下、内山):応援している、某女性アイドルグループのカウントダウンライブに行きまして、年越しの瞬間は「ウェーイ!!」ってなってました(笑)。

浅見春那さん(以下、浅見):私は福井県の実家に帰っていたのですが、最近福井の観光大使になりたいという願望が強まってきまして……。

古川:えっ、観光大使!? 急にすごいところを突っ込んできたね(笑)!?

奥村真由さん(以下、奥村):初詣に行っておみくじを引いたのですが、「半吉」だったんです。あまりなじみのない人もいるかもしれませんが、「吉凶半々である状態を指し示す」らしいので、運気がいい方向にいくように頑張ろうかと。ただ「願い事が叶いづらいでしょう」と書かれていたのが気がかりです……(苦笑)。でも、頑張ります!

―今回のリリースはいつごろ決まったんですか?

奥村:2ndライブと3rdライブの間に、ちょっと余裕があったので「この期間で作ろうと思っているんだよ」というお話はスタッフさんから聞いていたと思います。

内山:それこそ、2枚目のシングルを出したすぐ後には話があったんじゃないかな?

古川:曲に関しては、前にいただいたことのあるものもあれば、新しく上がってきたものもありました。

浅見:そのなかから、スタッフさんのほうで見繕っていただき、今回の3曲が選ばれたんです。

―「Only my Way!!!!」というタイトルはどのようについたのでしょう?

古川:全曲録り終えたあとに「CDのタイトル、どうする?」という話になったんです。そこからみんなで話し合ったんだよね。

奥村:最後まで残った候補がどうしても決めかねてしまったので「ゆっち(古川さん)、これ読んでみて!」ってなり、告知動画を撮るイメージで読んでもらったら「Only my Way!!!!」がしっくりきたんです。

内山:収録された3曲とも、「自分の生きる道」という共通のテーマで歌っているので「タイトルに『道』は入れたいね」という話をしていて。満場一致で決まりました!

―今回は古川さんと内山さんが作詞を担当されています。

浅見:実は私とまゆち(奥村さん)も詞を書いていたのですが、仮歌を録るまでに間に合わず、次回への宿題になってしまいました……(苦笑)。

奥村:次、頑張ろう!

―では楽曲についてお聞きします。まずは「退屈な日々」から。

内山:実は、最初に聴いたときは、ここまでのスカパンクではなかったんです。事前に詞を書いて、仮歌を聴いたらスカになっていて、すごくうれしかったです!

浅見:え、私は、つかっちゃん(内山さん)が「私はスカが好きだからスカがいい!」って言ったから、スカになったのかと思ってた。

内山:いや、私もビックリしたから、多分違うと思う(笑)。

古川:確か、レコーディングのときにさらにパワーアップしていて「本格的だぁ!」ってなった記憶があります。じわじわとスカになっていった、いわゆる「じわスカ」ですね。なんだそれ(笑)。

―みなさんが演奏している楽器も、手作り感があっていいですよね。

奥村:リコーダーは私が担当でした!

古川:犬の鳴き声は私が担当しました。大型犬や小型犬など、鳴き方にもこだわっています(笑)。確か、テストのときに入れたら「それ、いいね!」と本番でも採用されたんだったと思います(笑)。

―内山さん、作詞はどうでした?

内山:ひとりの女子高生が学校の帰り道で「今日もまた同じような一日だったなぁ……。でも、楽しかったらいいよね!」と思っている、1コマ漫画の情景を思い浮かべて書きました。「退屈な日々」というタイトルについては、みんなの意見も取り込んで、シンプルに作らせていただきました。

古川:最初につかっちゃんが持ってきた仮タイトルって……「ありんこマーチ」だっけ?

内山:うん(笑)。ありんこは毎日巣を作るためにせっせと働いていますが「彼らも一日一日、違うことが起きているんだよ」というのを伝えたかったのですが、曲や歌詞となかなかリンクしないところもありましたので、みんなに助けてもらってタイトルがついたんです。

奥村:歌詞の最後に「退屈」と書いて「スペシャル」と読むところがすごく好きなんです!

内山:タイトルでは「たいくつ」と言っていますが、曲中では「スペシャル」と歌っているところに注目いただきたいですね。

―レコーディングで大変だったところは?

内山:リズムを取るのが難しい曲なので、頭の部分が最初は中々合わなかったです。

浅見:私、特に「リズム取るのヘタだね」と言われた気がします……。

古川:そんなストレートに言われたっけ(笑)?

内山:ゆっちの犬じゃないですけど、当日に決まることもたくさんありまして。2回目に歌ったとき、サウンドプロデューサーのMr.EDDIEさんから「もっと自由に歌っていいよ」と言われたんです。ラスサビ前に「せーのっ」って声が入っているのですが、あれもアドリブで歌ったらそのまま採用されたので(笑)、レコーディングはとても楽しかったですね。

奥村:最後の笑い声もMr.EDDIEさんが「楽しい曲になったし、最後は笑い声で締めよう」とその場で決まったんです。

―「Re:スタート」はファンにとっては満を持しての音源化かもしれません。

内山:確かにそうですね。ライブや公開練習では何度も披露させていただいてきましたので。
「Re:スタート」という曲のタイトルですが、メールの返信をするときに「Re:(レス)」の文字がつくじゃないですか。その返信という意味と、再スタートという意味も込めています。

古川:作詞をしているとき、つかっちゃんが「この部分、『ぶっ壊して!』にしか聴こえないんだよね」と言っていたのがすごく印象的でした。そのうち私たちも、そうとしか聴こえなくなって(笑)。

浅見:気持ちの変化がすごく詞に表されていますよね。

―内山さん、もしかしたら詞を書いていたとき、色々とたまっていたんじゃないかな? と想像してしまったのですが……(笑)。

内山:めっそうもございません(笑)。でも私、学生時代にずっと「優等生でいたい、敷かれたレールを進んでいきたい」という気持ちがあったんです。いま考えてみたら「こう生きたかった」という願望もあるんじゃないかな? というのもあるので、それを詞に込めてみました。

―メインヴォーカルの浅見さんは、歌ってみていかがでした?

浅見:「孤独の月」のレコーディングを終えてから「Re:スタート」、という流れだったのですが、固くなってしまい、うまく歌うことができなかったんです。
「ライブで歌っているのを思い出しながらだとうまくいくんじゃないか?」とアドバイスを受けたので、譜面台を持ったり、マイクをライブと同じようなセッティングにして歌ったりもしてみたのですが、どうにもしっくりこなくて……。

古川:なーちゃんが譜面台を押さえているときに、スタッフさんが「ベテラン歌手みたいな(風格ある)歌い方だね」と言っていたのがすごく印象に残っています(笑)。

浅見:私は、そんな余裕はなかったよ(苦笑)!
次の日もスケジュールが取ってあったので「明日にしましょう」ということになりました。私の性格上、一度考え込んでしまうと視野がどんどん狭くなってしまうし、気持ちも落ち込んでしまうんです。

内山:もしかして「Mr.EDDIE、この野郎!」とか思いながら破壊衝動にかられてたとか?

浅見:そんなことしないって(苦笑)! 初日に言われたことは覚えつつも、一度何も考えず、ボーっとする時間を作りました。
音を聴いたときに、歌い方は意識したのですが、つかっちゃんがせっかくいい詞を書いてくれたので、聴いてくださる方に曲の良さが少しでも伝わればいいな、という気持ちで翌日に備えました。

古川:二日目は、ど頭からなーちゃんがMr.EDDIEさんとマンツーマンでレコーディングしたんだよね。

奥村:ちなみに初日はみんなでブースの外から「頑張れ!」って励ましていました。

古川:そう言えば、なーちゃんの正面で、まゆちが「ライブのお客さん」に見立てて上下に揺れていたら、その動きによって、中のマイクが揺れてしまった……なんてこともあったね(笑)。

浅見:Mr.EDDIEさんに励まされながらなんとか録り終えることができました!

古川:あとで音源を聴いたら、「初日とは別人じゃないの?」と思うくらいに声が出ていたんです。

奥村:そう言えば、初日は、底がすごく高い靴を履いて来てて、二日目はライブで履いているようなスニーカーで来たんだよね。。しっくりこなかったのって、そこじゃないの?

浅見:初日は下半身に力が入らなかったから、もしかしたらそうかも……(笑)。

古川:「孤独の月」を最初に歌ったから、そっちに気持ちが引っ張られちゃったのかもしれないね。

奥村:楽曲の話に戻りますが、いつも披露しているバージョンとは違ったアレンジがされているので、新鮮に聴いていただけるんじゃないかと思います!

―3曲目は古川さんが作詞した「孤独の月」です。

古川:レコーディングはすぐにOKが出てしまったので、実はあまり歌っていないんですよね……(笑)。
また、この曲は元々2ndシングルに収録される予定で、最初にメロディを聴いたとき「これは月ちゃんの曲だ」と思ったので、いつも以上に気合いを入れて歌詞を考えました。

私は曲を聴いて、まずは1枚の絵をイメージするんです。それに当てはまる表現方法を探しながら詞にしていくのですが、この曲は、最初は「海」をテーマに作っていったんですね。でもあまりにも重くなりすぎてしまいそうでしたので、「月」に焦点を当てることにしました。「月」と「月ちゃん」ともうひとつなにかをかけたいと思ったとき「スポットライト」が思い浮かんだんです。
「トリプルミーニング」を持たせるべく、お酒を飲みつつ(笑)、色々と試行錯誤しながら書きました。

内山:「私たちはまだまだこれから」、というのも歌詞から伝わってきますし、今後の展開もありそうですね。

浅見:私は「意見バラバラだし みんなクセ強いし」という歌詞が特に響きました。月ちゃんの気持ちがすごく伝わってくるといいますか。絵が浮かぶんです。

古川:そう言ってもらえるとすごくうれしい。自分がこういう風にイメージして書いた、というのが伝わっているんだというのは声優冥利につきます。

浅見:ここに月があって、ここに月ちゃんが立っていて、道がドーン、みたいな……。
(※サイン色紙のイラストをご参照)

古川:言葉だと伝わらないから(笑)!

―ボーナストラックとして、すっかり恒例となった(?)「にゃーーのうた」(in部室、inスタジオ)も収録されています。

古川:実は「inスタジオ」は実際に借りているスタジオ内で録りまして、使用時間がギリギリだったんです(笑)。

内山:全員でスタジオに集まる時間があまりなく、あの日も徐々にメンバーが集まってきて『ようやくそろった!』ってなったんです。

古川:「にゃーーのうた」とは言え、いつもは段取りを決めてから臨むのですが、今回は事前の打ち合わせがまったくなかったんですよ(笑)。

浅見:最初はスタジオで録るってことをちゃんと理解していなくて、焦っているゆっちを見て「あー、そういうことか」って分かりました(笑)。

内山:「in部室」は本編の楽曲のレコーディングの合間の食事のときだったかな? スタジオ内にあった文房具をかき集めて、例によって私の携帯のボイスメモで録りました(笑)。

奥村:こちらはMr.EDDIEさんがアレンジを施してくださいました。どちらも聴きごたえ満点(?)なので、ぜひ聴いてみてください!

―3月29日には東京・秋葉原CLUB GOODMANで初のライブの開催も決定しています。

浅見:今回は会場がさらに大きくなりますし、私たちの演奏できる曲のラインナップも増えていますので、私たちの音楽を聴きにきてください! 先日……いや、なんでもないです(笑)。

奥村:なーちゃんに「先日」なにがあったのかは、ライブ当日のMCを楽しみにしていてください(笑)。
秋葉原CLUB GOODMANさんはこれまでやらせていただいてきたSpace emo 池袋さんに比べて、ステージの高さが少しだけ多めにあるそうなんです。より後ろのほうまで見渡せるんじゃないかと楽しみです。
リード曲の「退屈な日々」は、みなさんの前で演奏するのが難しそうなのですが、練習して披露できるように頑張ります!

内山:企画盤CD第3弾が発売されてから初のライブです。「Re:スタート」」も「孤独の月」も、ライブですでに披露させていただいているのですが、どちらもライブで初出しだったので、知らない状態で聴いてくださっていたんですね。でも、今回はみなさんの手元にすでに曲がある状態での公演ということで……すごく緊張します(苦笑)。
ただ、裏を返せばみなさんはノリやすい状態で来てくださる、ということですので、ぶっかましていけるように頑張りますので、ぶっかまされにきてください!

古川:いつもは夜に開催していたライブが、今回は真昼スタートということで、場所も含めてガラッと変わった環境でどのようにパフォーマンスを見せることができるのか? ワクワクしています。ワンステージ上がった姿を見せられればと思いますので、ぜひ足を運んでください。よろしくお願いします!

<Text/ダンディ佐伯>

【CD概要】

「Only my Way!!!!」TYPE A
品番:TECI-1667

【収録曲】
1.退屈な日々
2.Re:スタート
3.退屈な日々(Instrumental)
4.Re:スタート(Instrumental)
5.南松本高校パンクロック同好会第五回バンドミーティング
6.にゃーーのうたin部室


「Only my Way!!!!」TYPE B
品番:TECI-1668

【収録曲】
1.退屈な日々
2.孤独の月
3.退屈な日々(Instrumental)
4.孤独の月(Instrumental)
5.南松本高校パンクロック同好会第六回バンドミーティング
6.にゃーーのうたinスタジオ

【ライブ概要】
■ガールズフィスト!!!! 南松本高校パンクロック同好会 ワンマンライブ Take Action!!!! Vol.5
〇開催日時
2020年3月29日(日)
 開場12:00/開演12:30

【東京】秋葉原 CLUB GOODMAN

【出演】(敬称略)
南松本高校パンクロック同好会(浅見春那・内山つかさ・奥村真由・古川由利奈)

〇チケット料金
¥3,500
〇チケット販売:Livepocket[https://t.livepocket.jp/e/k486y

◆関連サイト
●『ガールズフィスト!!!!』特設サイト
http://www.teichiku.co.jp/artist/girls-f1st/
●『ガールズフィスト!!!!』公式Twitter
https://twitter.com/GirlsF1st
●『ガールズフィスト!!!!』公式配信チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC_4TLIeeLGPvezQNzS6XiJg
●『WEBデンプレコミック』公式サイト
https://denplay-comic.com/
●電撃ツイッターマガジン
https://twitter.com/dentsuma


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