鈴木央によるオリジナルストーリーにも注目! 『七つの大罪 神々の逆鱗』エリザベス役・雨宮天、ホーク役・久野美咲、ディアンヌ役・悠木碧 インタビュー

By saeki, 2019年12月25日


鈴木央が原作の『七つの大罪』シリーズ最新作『七つの大罪 神々の逆鱗』が現在好評オンエア中! 今回はメリオダスら〈七つの大罪〉メンバーと〈十戒〉との戦いはもちろん、三千年前の世界を舞台にした物語や、メリオダスとエリザベスの知られざる関係など、ファンにとっては見逃せないストーリーが展開していく。
今回はエリザベス役・雨宮天さん、ホーク役・久野美咲さん、ディアンヌ役・悠木碧さんに今後の見どころ、さらに来年4月に開催予定の作品イベントについても語っていただきました!

―前回のアニメ化から1年以上ブランクがありましたが、エンジンがかかるまでに時間を要しましたか?

悠木碧さん(以下、悠木):アニメが終わってからも、別のところで声を入れることが多かったので、私としてはそんなにブランクを感じませんでした。

雨宮天さん(以下、雨宮):確かに『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』が昨年8月に公開されましたし。

悠木:あとは、メンバーがそろっているときの空気感を覚えているというのもありましたね。

雨宮:私の場合、ちょっとお会いしていないと「人見知り」が戻るんです(笑)。でも、いざ現場でおなじみのメンバーと会ってアフレコをしていたら、アニメのAパートのテストが終わったくらいで前のシリーズに戻れて、そこからはスッといった感じですね。
あとは原作を読んだり、過去の映像を観返したりしました。

久野美咲さん(以下、久野):私も家で練習をしていて「大丈夫かな……」と思ったのですが、現場でキャストの皆さんにお会いして、皆さんの台詞を聴いたら自然に『七つの大罪』の世界に戻ることができました。

―今回はテレビアニメ新シリーズということで、これまで2度のアニメ化と劇場版を経て、変わったところなどありますか?

悠木:シリアス度合いがこれまでと段違いな気がします。これまではメリオダスたちが〈豚の帽子〉亭でお酒を飲んだりするシーンが多かったですよね?

雨宮:エリザベスがメリオダスからセクハラを受けるシーンもあったし、あの頃が懐かしいな、というのはあります。

悠木:ディアンヌは、序盤ではドロールになっていたし、別の方向で衝撃的だったですけど(笑)。「〈十戒〉のメンバーは怖い」というイメージがあったのですが、彼らのことを身近なものに感じられる序盤のお話だったんじゃないかな、と。

久野:ホークは元々、メリオダスがエリザベスにセクハラしたときに怒ったり、〈七つの大罪〉メンバーにツッコミを入れることが多かったのですが、今回の新シリーズではみんなの戦いを見守っているシーンが多かったです。みんなを心から心配するセリフもたくさんありましたし、より仲間想いになっていたと思います。

―『神々の逆鱗』で、これまでに印象的だったシーンは?

雨宮:第10話は原作の鈴木先生が描き下ろしたオリジナル回なのですが、エリザベスとメリオダスの運命が明らかになった回なんです。
リズを含め、これまでに登場してきた様々な姿のエリザベスが登場するのですが、やっぱりたくさんのエリザベスを演じたということで印象に残っていますね。
彼女が毎回記憶を取り戻す前まで、新しい命として違う環境で生きるということで、どこまで記憶を持っているのか? など考えながら演じるのが大変だったですし、年老いたエリザベスを演じる際に「80歳くらいで」というレクチャーをいただいたんです。
いままでそんな歳の役を演じたことがないですし、かといって「ただのおばあちゃん」になってしまったらダメで、そこにちゃんとメリオダスへの想いがあってほしい、というのはありまして。演じる上でかなり悩みましたね。
ですので、エリザベスにとっても私にとっても濃い第10話になりました。

悠木:第6話は〈七つの大罪〉のひとりであるゴウセルを作った人物、魔術士ゴウセルのエピソードだったのですが、哲学的ですが非常に優しい語り口で。彼に未来から招かれたディアンヌとキングにより、彼が「戦争は終わったんだ」と確認できる、みたいな。偶然だけど必要な出会いだったという認識で、原作からすごく好きなシーンでした。魔術士ゴウセルの慈愛が沁みる回だったな、と思います。
彼のような善悪のない人形に心を与える、という設定もすごく好きで、ディアンヌたちはことの重大さは分かっていないと思うのですが「何が魔術士ゴウセルたちに重要なのか?」ということは分かっていたみたいで、ふたりがその橋渡しをできたのはよかったな、と。

久野:私も第10話でメリオダスとエリザベスの秘密が分かったシーンです。物語の最初の第1話のことをすごく鮮明に覚えているのですが、エリザベスが〈豚の帽子〉亭に錆の鎧を着て現れ倒れてしまい、それをメリオダスとホークが覗き込むんです。
鎧の中がエリザベスだと知ったとき「メリオダスはどんな気持ちだったんだろう?」というのを改めて思いまして。ホークはただセクハラに怒っているだけだったのですが、メリオダスにとってはまた同じ運命をたどらなくてはならないという切なさがあったのだろうなぁと胸が締め付けられました。

ホークはメリオダスの近くにいたけど、そのことを知らなかったことに歯がゆさも感じたと思います。ですが、メリオダスの口から明かされたことによって、メリオダスとホークの距離感も近くなりましたし、〈七つの大罪〉メンバーの団結力も強まったので、大切なシーンになっていますよね。あとチャンドラーとキューザックという新しいキャラクターが出てくるのですが、藤真秀さんと中田譲治さんの演技がとても迫力がありました。声を張り上げたり叫んだりするわけではなく、静かにじわじわと敵を追い詰めるような演技をなさるんです。

ホークもチャンドラーに戦いを挑んでいくのですが、そのときの「ブタバラ」というホークの叫び声がとても印象に残っています(笑)。

―ほかの方の演技で覚えているシーンは?

悠木:ドロールと〈十戒〉のグロキシニアの最期のシーンは強烈でしたね。「(敗れると)分かっているのにこうするしかない」と、チャンドラーに戦いを挑むところとか。また、「〈十戒〉が悪い」というのを最初に覆してくれるキャラクターで、『七つの大罪』には、元々キャラクターが死んでしまう描写はあまり描かれてなかったのに、最近では「死んでしまうんだ……」と寂しく感じることもあって。ドロールの身体をお借りした身としては「これ、元々ドロールのだけど、大丈夫なの?」と思ったり(笑)。

雨宮:リュドシエルがとても怖かったのを覚えています。顔は優しいそうなのに常に冷たいところです。彼にとっては自分の正義を貫いているだけで悪いことをしているつもりはまったく無いので、魔神族に対しても容赦ないのですが、それが怖いんですよね。
そんな彼にもエリザベスはどんどん立ち向かっていくので、私も「負けちゃいけない」と思いながら演じました。

久野:今回マーリン様が幼い姿になるのですが、その姿がとてもかわいくて。彼女が小さくなるとアフレコ現場でもテンションがあがりました(笑)。
身体は小さいですが中身はそのままですので、かわいいしゃべり方でいつもの難解な言葉を言うギャップが魅力的でした。でも、マーリンが小さくなっても〈七つの大罪〉のエスカノールにとってマーリン様はマーリン様なんだな、というのも分かりましたし、ふたりの恋のゆくえもますます気になりました。

悠木:でも、結局アーサーってなんなんでしょうね……? 私たちも気になっています。

―本作ではキャラクター同士の「愛」も見どころですが、こちらについてはいかがですか?

悠木:みんなが戦っているなかでイチャイチャしているディアンヌとキングを見て、私はすごく幸せな気持ちになります。
誰かを幸せにするためには自分が幸せでなくちゃだめなんだと思いますし、ディアンヌとキングが常に前を向いていることとか誰かを思いやっていることは周りを救うことにも繋がっていくと思います。
ディアンヌは目の前で起こったことに対してものすごく素直に反応しますし、前向きになれることがあればあるほどそれを原動力にできる子なので、キングからもらった幸せな気持ちで周りを救ってあげられればいいな、と。

雨宮:エリザベスに残された時間が少ないうえに、メリオダスは向こうに行ってしまっている……ということで「3日間でなんとかできるようなことじゃない」ことに対しても、彼女は「関係なし」とばかりに迷いなくひたすら進んでいくんです。彼女はメリオダスのことが一番好きですけれど、それ以外の人たちにも広く愛情を持っているじゃないですか。自分が置かれている状況をどうにかしたいと思いながらも、みんなを救う気持ちを忘れないですし、本当に強い子ですよね。

―まだ少し先ですが、来年4月にはTOKYO DOME CITY HALLで『「七つの大罪FES」Cherry blossoms PARTY』が開催されます。なにかやってみたいことはありますか?

悠木:今回ドロールのなかに入って演じたということもあるので、キャラクターの中身を入れ替えて生朗読をやってみたいです!

久野:入れ替えるのも面白そうですね! コンセプトがお花見ということを伺ったので、ステージの上にレジャーシートをひいて、みんなで乾杯とかできたら楽しそうですよね。お客さんたちと一緒に楽しめる素敵なイベントができたら嬉しいです♪

<Text/ダンディ佐伯>

【アニメ概要】

「七つの大罪 神々の逆鱗」(ナナツノタイザイ カミガミノゲキリン)

【放送】
テレビ東京系列にて毎週水曜日夕方5:55~
BSテレ東にて毎週水曜日深夜0:59~

ほか、各配信サイトにて
好評放送中!

【スタッフ】
原作:鈴木央(講談社「週刊少年マガジン」連載)
監督:西澤晋
シリーズ構成:池田臨太郎
アニメーションキャラクター設定:西野理恵
音楽:澤野弘之
KOHTA YAMAMOTO
和田貴史
制作:スタジオディーン
製作:「七つの大罪 神々の逆鱗」製作委員会

【キャスト】
メリオダス:梶裕貴
エリザベス:雨宮天
ホーク:久野美咲
ディアンヌ:悠木碧
バン:鈴木達央
キング:福山潤
ゴウセル:髙木裕平
マーリン:坂本真綾
エスカノール:杉田智和

●公式サイト
http://www.7-taizai.net/
●公式Twitter
https://twitter.com/7_taizai

(C)鈴木央・講談社/「七つの大罪 神々の逆鱗」製作委員会