【リケ恋】『リケ恋』制作スタッフが理系っぽさ満載のトークを展開!?「『理系が恋に落ちたので証明してみた。』制作スタッフトークショーを開催してみた。@東京大学駒場祭」

By saeki, 2019年12月20日


2020年1月より放送開始予定のテレビアニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』(通称:『リケ恋』)の制作スタッフトークショーが11月24日(日)、東京大学の学園祭「第70回駒場祭」にて行われ、イベントには奏言葉役の原奈津子さん、製作総指揮の夏目公一朗氏、監督の喜多幡徹氏、プロデューサーの斎藤俊輔氏、株式会社ミュージックレインのマネージャー・中林太郎氏が登壇した。

今回MCを務める原さんの呼び込みで4人が登壇すると、まずはタイトルに触れ「スタッフ陣や声優陣がほぼ文系や体育会系で、この作品を通して理系について勉強中です」と制作現場のトークからスタート。喜多幡氏から実は理系だったというカミングアウトも飛び出し、「理系と言うと質問攻めにされると思い文系のフリをしていた」と返す姿を見せ会場は笑いに包まれていた。

また今回の主催である東京大学アニメーション研究会のOBという中林氏は、当時まだユニットを結成していなかったスフィアの4人を招いてイベントを行っていたと学生時代の写真を披露。その頃からマネージャー志望だったのかと聞かれると「アニメに携わる仕事に就きたいとは漠然と考えていたが、まさかマネージャーをやるとは」としみじみ語り、「部室に集まってアニメを見て、夜になったらカラオケでアニソンを熱唱するような普通の学生でした」と振り返っていた。

続いては質問コーナーとなり、会場から様々な質問が飛び出した。「今の仕事を始めた頃に戻れるとして、一つだけやり直したいことは?」では、斎藤氏は「多すぎて」、喜多幡氏は「後悔ばかり」と声を漏らし、頭を悩ませる姿を見せていた。続けて斎藤氏が「判断することが仕事ですが、多くの選択肢から選んだものが本当に正しかったのかわからないです。世に出て反応が良かったものも悪かったものも経験していく中で、戻りたいポイントは沢山あります」と制作の難しさを語った。

「アニメ制作での工程管理の大変さについて聞かせてください」という質問には喜多幡氏が回答。「お金とスケジュールに制限がある中、どういいものを作るか。スタッフそれぞれにこだわりがあるので、モチベーションを落ちないように管理しながら、鼓舞することで最大限のものを作る」と人をコントロールする苦労と重要さを語った。ここで夏目氏が「監督が絵コンテを切るのが遅いから作業が遅れるのでは」と切り込むと動揺した姿を見せ、さらに「余裕を持って制作が始まるのに後半時間がなくなるのはなぜですか?」という原さんの追い討ちに「それは……監督のせいですね(苦笑)」と認める一幕に、会場からは笑いが巻き起こっていた。

最後の質問は「近年日本のアニメーターの待遇についてあまり恵まれていないのではという意見が目立ちますが、どうすればその問題は解決するでしょうか?また、ラブコメというジャンルはマンガからアニメに落とし込むのが大変そうですが、ラブとコメのバランスなどどう意識して描いていますか?」という熱いもの。

前半の質問には夏目氏からのご指名で、会場に来ていたスタジオ地図のプロデューサー齋藤優一郎氏が急遽登壇。「ギャランティー、雇用形態、スケジュールなどの面でもっと高い評価を受けるべきだと思っている」と恵まれていないという意見に同意する一方「日本の働き方やギャランティーのあり方がアニメーターという才能を計るのにもったいない気がする」とコメント。「世界中の人に楽しんで貰うことが内容的、経済的な評価につながり、次の作品へつながっていくのでは」との見解を示し、そこで大事なのが「プロデューサーがどうやって作品を作り、ヒットさせて、作り手に戻すかを考えていくこと」、「監督が世界中の人が共有できるような作品を作る」の2点だと挙げていた。

後半の質問には喜多幡氏が「原作を読むとそのエッセンスが見えて、アニメにするならこうだろうなと頭の中に浮かぶ。あまり悩まない」と回答。ラブとコメのバランスについても「基本はラブ。コメディのベースになっているのはラブで、そこで頓珍漢なことをして上手くいかないから笑いになる。一番大事なラブを大切にしながら、気持ちを表現するためにコメディをどう絡めたらいいかなと計算して作っています」と作品作りへの思いを語った。

最後のコーナーは学生から届いたエントリーシートを4人が添削するというもの。最後の一文に「原奈津子さんとお仕事をしたいのでアニメ業界で働きたいです!」と熱い思いが添えられたエントリーシートに夏目氏が「素直な気持ちが書かれていて好感が持てる」と高評価をつけると、喜多幡氏も「最後の一文からリビドーが伝わってくる。人間最後に残るのは心の底にあるやりたいことで、それがあるのが良いですね」と大絶賛。いっぽう中林氏は「マネージャーとしては最後の一文が引っかかるんですよね……」と渋い顔を見せ、笑いを誘うと、「一緒に仕事することでどうなりたい、どうしていきたいというプラスアルファがあるといい」とアドバイスを送っていた。

あっという間に時間となり、最後に1人ずつこの日の感想や作品へのコメントが送られてトークイベントの幕を閉じた。

夏目氏「『リケ恋」を縁にして今日こういう場を持たせて頂きましてありがとうございます。今後とも製作総指揮する作品で楽しんでいただければと思います。1月からの放送よろしくお願いします。」

喜多幡氏「皆さん、いっぱい恋してください!」

斎藤氏「アニプレックスを退社した後、こうして人前に出るのは初めてでした。久しぶりにお客様の顔を見ながらトークをするのは楽しかったですし、まさか(夏目氏、監督氏、中林氏と)同じステージに立つというのは全く想像していなかったので、非常に面白かったです」

中林氏「2007年にこの教室でミュージックレインの声優さんを呼んだ縁で、まさかミュージックレインに入社してさらにはステージに立つとは思ってもみなかったです。いろんな体験や出会いが意外とつながっているので、色々なことをやった方がいいと思いますし、その中に『リケ恋』も含んで頂けたら嬉しいです」

<Text/山口智也>

【アニメ概要】

『理系が恋に落ちたので証明してみた。』

◯放送情報
TOKYO MX   1月10日(金)より 毎週金曜24:30~
MBS      1月14日(火)より 毎週火曜27:30~
西日本放送   1月12日(日)より 毎週日曜26:00~
群馬テレビ   1月13日(月)より 毎週月曜24:30~
とちぎテレビ  1月13日(月)より 毎週月曜24:30~
チバテレビ   1月15日(水)より 毎週水曜25:00~
BS11      1月10日(金)より 毎週金曜24:30~
北海道文化放送 放送日時が決まり次第発表します。

〇配信情報
Amazon Prime Video 1月10日(金)24:15頃より全12話最速イッキ見独占配信開始!

※放送・配信日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承ください。

◯原作:山本アリフレッド『理系が恋に落ちたので証明してみた。』
(フレックスコミックス刊・COMICメテオ連載中)

【STAFF】
原作:山本アリフレッド(『COMICメテオ』連載)
監督:喜多幡徹
副監督:大西健太
シリーズ構成・脚本:池田臨太郎
脚本:横手美智子
キャラクターデザイン・総作画監督:五十内裕輔
総作画監督:牛島勇二
プロップデザイン:新谷真昼
背景:ととにゃん
美術監督:坂上裕文
色彩設計:松山愛子
撮影監督:田中浩介
編集:宇都宮正記
音響監督:今泉雄一      
音楽:hisakuni, 平田祥一郎, 大塚郁, 高橋修平, 曽木琢磨, 髙橋祐子
劇伴制作:SUPA LOVE
プロデュース:斎藤俊輔
アニメーション制作:ゼロジー
製作総指揮:夏目公一朗
製作:アニメ「リケ恋」製作委員会

◯キャスト
雪村心夜:内田雄馬
氷室菖蒲:雨宮 天
奏 言葉 :原奈津子
棘田恵那:大森日雅
犬飼虎輔:福島 潤
池田教授:置鮎龍太郎
リケクマ:麻倉もも

◯OPED
OPテーマ              EDテーマ
「PARADOX」               「チューリングラブ feat.Sou」
作詞:藤原優樹              作詞・作曲・編曲:ナユタセイジ
作・編曲:トミタカズキ           ポエトリー:ナナヲアカリ
ブラスアレンジ:松原憲
雨宮 天(ミュージックレイン)       ナナヲアカリ(Sony Music Labels / fanfarecord)

●公式HP
https://rikekoi.com/ 
●公式Twitter
@ rikeigakoini

(C)山本アリフレッド・COMICメテオ/アニメ「リケ恋」製作委員会