テレビシリーズの続篇となる『ゾンビランドサガ リベンジ』の放送が決定している、佐賀県を舞台にした人気オリジナルテレビアニメ『ゾンビランドサガ』。第4話は嬉野市が主な舞台となり、本作に登場するアイドルグループ・フランシュシュが仕事で滞在するエピソードとなっている。
今回は嬉野市にお邪魔し、作品に登場した施設や名所をレポート。ゆかりのあるみなさまにお話もうかがってきました!
▲作中に登場した施設やお店は、ほとんどが市街地の中心に位置するバスセンターから徒歩圏内。気軽に聖地巡礼を楽しむことができる。
ちなみに昼食は嬉野温泉名物「温泉湯豆腐」を堪能!
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今回記者が宿泊地として訪れたのは、フランシュシュが宴会ステージに仕事でお呼ばれし、ドタバタ劇を巻き起こした『ホテル華翠苑』。
佐賀県伊万里市にて、二階堂サキ役・田野アサミさんとゆうぎり役・衣川里佳さんもイベント出演した「Cygames presents 伊万里湾大花火2019」の翌11月17日には多くのファンが集まり、先日は唐津市に店を構える『ファミリーファッションすえひろ』とタッグを組んでタオルを製作したりと、ファン目線でたくさんの施策を考案し、好評を得ている。
『ホテル華翠苑』企画課課長の安達氏にお時間をいただき、話を伺った。
―『華翠苑』では、昨年『ゾンビランドサガ』に登場してから様々なプランや催し物でファンの心をつかまれていますね。
安達氏:おかげさまでどの施策も大変ご好評いただいております。実は私が企画課に配属されたのが今年の8月で、そこから委員会の方々とも共同で「劇中に登場した部屋に宿泊できるプラン」などの企画を考えたり、ファンなら思わずニヤリとしてしまうオブジェクトやサプライズなど、さまざまな施策を練ってまいりました。
―入り口を入ってすぐのところにある、共用スペースには、ファン向けの交流ノートがあったり、そのファンが置いていったイラスト入りの色紙など、見ているだけで楽しくなってしまいます。
安達氏:ありがとうございます。当スペースには作品関連グッズの販売もいたしております。佐賀県限定で展開しているグッズもございますので、宿泊の際にはぜひチェックしていただきたいですね。
―タオルの件もしかり、『ゾンビランドサガ』によってつながる輪に感動します。
安達氏:今回は作品を通じて、唐津市の企業様とご縁ができました。これからも地元企業との連携による地域活性を目指していきたいと思っております。
嬉野温泉にお越しいただいた際は、ぜひ『華翠苑』にお立ち寄りください!
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「日本三大美肌の湯」と呼ばれる嬉野温泉。お風呂を堪能した翌日は、ランチをいただきに『cafe moka』(カフェ モカ)へ。こちらも作品に登場してからというもの、連日多くのファンでにぎわっているそう。店内にもグッズやポスターなどが並び、昨年10月末から始めた交流ノートは、取材日にはすでに5冊を数えていた。
(※店内は許可を得て撮影しています)
―お店は連日大賑わいみたいですね。
井上さん:はい、おかげさまで! この前の「Cygames presents 伊万里湾大花火2019」のときみたいに、こちらでイベントがある際は特にたくさんの方が来てくださいます。県外から来られた方がオフ会の流れで、当店を利用してくださることも多いです。
―最初に作品ファンが来店されたときはどんな感じでした?
井上さん:境(宗久・監督)さんたちからは「アニメ、すごいことになっていますよ」と聞いてはいたものの、まさかここまでとは思わなかったので……(笑)。私自身、『ゾンビランドサガ』をリアルタイムで見ていて、ファンになったので、みなさんの気持ちが分かったんです。お客さんと作品の話をするうちに、あっという間に1年が経ちました。
―客層も変わってきたとか?
井上さん:番組が始まる前は女性客が中心でしたが、今では、そうですね……変わってきましたね(笑)。
―店内にはファンの方に寄贈されたグッズもたくさん並んでいますね。
井上さん:高価で、壊れてしまったらまずいもの以外は基本的にはウェルカムな状態です。自由に使っていただき、SNSでたくさん広めていただきたいです。
―続篇も決まっているということで、『cafe moka』さんがますますフィーチャーされることになるかと思います。せっかくですので、お店をアピールしてください。
井上さん::男性の方は、こういうお店でパフェを食べるのに抵抗を感じられる方が少なくないそうなんです。そんななか、作中に登場するフランシュシュのプロデューサー・巽幸太郎さんがパフェを食べるシーンが出てきたので「僕もひとりでパフェを注文することができるようになりました!」とおっしゃるお客さんがたくさんいらっしゃるのが衝撃的で印象的でした。
ちなみに夜になると、みなさんの交流の場になります。どうやら「夜モカ」と呼んでいただいているみたいですが、昼に輪をかけておしゃべりを楽しむファンの方で賑わいます。夜メニューとして「フレンチトースト」がおすすめですので、ぜひ食べに来てください!
滞在時間は24時間ほどだったが、ほかにも『風月堂』や『豊玉姫神社』、『湯宿広場』、『シーボルトの湯』など、市の中心部にある作品にゆかりある場所を堪能することができた。
しかし、まだまだ見どころはたくさん。お隣の鹿島市では毎年6月、フランシュシュも出場した恒例イベント「ガタリンピック」が開催される。ガタリンピックの季節にまた訪れたいものだ。
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
☆ページ下部に写真一覧あり。
■作品公式HP
https://zombielandsaga.com
■作品公式ツイッター
@zombielandsaga(https://twitter.com/zombielandsaga)
▲1階のエレベーター横には「聖地巡礼MAP」が貼られており、作品の舞台を訪れる際には重宝しそうだ。
▲店内には作品関連のグッズが所狭しと並んでおり、店で知り合ったファン同士の会話もはずむこと間違いなし!
ちなみにこの日は「ロコモコランチ」と「マロンパフェ」をいただいた。