30年の歴史をキャストとアーティストで振り返る!『FANTASIA ANNIVERSARY LIVE 2019』(夜公演)

By, 2019年1月29日



大人気ライトノベルを多く排出してきた「富士見ファンタジア文庫」が刊行30周年を迎え、その歴史を彩ったライブイベントが1月12日、東京・豊洲PITで開催された。

ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーを司会に迎え、豪華なキャスト・アーティスト陣がせいぞろい。作品パートの合間には作家からのお祝いメッセージも紹介され、そのたびに会場からは拍手があがっていた。

まずは『冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた』コーナー。トークパートには加藤 恵役・安野希世乃さん、澤村・スペンサー・英梨々役・大西沙織さん、霞ヶ丘 詩羽役・茅野愛衣さんが登壇。作品関連のイベントでは開演前の影ナレーションなど、原作者の丸戸史明先生が書き下ろしたシナリオが多く使われているらしく、この日も楽屋に先生が来訪されたとのこと。そんな丸戸先生から生まれたキャラクターたちへの愛情を込めて、演じた人物を紹介した。また、秋に劇場公開がが予定されている『冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine』の絵コンテも見せてもらったそうで、3人はネタバレしないようにうまく見どころを語った。

ライブパートでは春奈るなさんが、自ら作詞を担当した第1期OPテーマ「君色シグナル」と第2期OPテーマ「ステラブリーズ」を歌唱した。

鈴木このみさんが『ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)』OPテーマ「Blow out」を熱唱したあとは、『デート・ア・ライブ』コーナー。

トークパートには時崎 狂三役・真田アサミさん、鳶一 折紙役・富樫美鈴さん、四糸乃役・野水伊織さんが登壇。野水さんはウサギのパペットを手に登場。『無敵王トライゼノン』にも出演していたという、富士見ファンタジア文庫に縁のある真田さんは、狂三を演じるうえで「どんなセリフでもニュートラルさを意識してほしい」と言われたそう。そして富樫さんは主人公の五河士道について「八方美人」と表現。ほかのふたりからも辛らつなコメントが(笑)。

ライブコーナーでは、シリーズの主題歌を歌うsweet ARMSが登場。また同じメンバーで歌えるよろこびを感じながら第1期OPテーマ「デート・ア・ライブ」、『デート・ア・ライブⅢ』OPテーマ「I swear」を披露した。

赤いサイリウムが光るなかで黒崎真音さんが『東京レイヴンズ』OPテーマ「X-encounter」を歌い上げると、いよいよ最後の『スレイヤーズ』コーナー。

 

リナ=インバース役・林原めぐみさんと奥井雅美さんが「Get along」をデュエットすると、トークパートへ。林原さんのほか、白蛇のナーガ役・川村万梨阿さん、アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン役・鈴木真仁さん、ガウリイ=ガブリエフ役・松本保典さん、ゼルガディス=グレイワーズ役・緑川光さんが登壇し、楽屋のようなトークを展開した。ちなみに楽屋ではイベントで話せないような内容の話をしていたそう(笑)。

新人時代の鈴木さんが作った伝説や、松本さんが敵キャラクターのキャストと居酒屋をハシゴした話、緑川さんが赤法師レゾ役・子安武人さんのファンから傘をプレゼントされた話など、アフレコにまつわる当時の思い出や、昨年18年ぶりに発売された最新刊についても言及。林原さんは「仮眠が長かったですね」と笑っていた。

最後はふたたび林原さんが奥井さんとEDテーマ「KUJIKENAIKARA!」を熱唱し、30周年のステージを締めくくった。

☆ページ下部に写真一覧あり。

<Text/ダンディ佐伯>

●イベント公式サイト
http://www.fujimishobo.co.jp/sp/fantasialive/