シンガー・声優として活躍中の中恵光城の魅力が凝縮された1枚! 『SPiNEL-Mitsuki Nakae Works Best Album-』を2月14日(水)にリリースする中恵光城 インタビュー

By saeki, 2018年2月9日


個人サークルABSOLUTE CASTAWAYの主宰を務め、サウンドプロジェクト『少女病』ではMitsukiとしても活躍する声優・中恵光城がワークスベストアルバム『SPiNEL-Mitsuki Nakae Works Best Album-』(以下、『SPiNEL』)を発売! 彼女がこれまでに携わってきた作品のタイアップソングを軸に、新曲も追加した豪華14曲を収録。この1枚で中恵光城が歩んできた10年の足跡をたどることができる。





―歌手としての活動は11年目を迎えました。

中恵光城さん(以下、中恵):2007年にABSOLUTE CASTAWAYを立ち上げてアーティスト活動を始めたのですが、最初は引き出しも少なくてどのように歌で作品の世界観を表現したらいいのかも分からず……。今思うと初々しかったな、と思うところもありますが(笑)。

昨年は10周年を記念して色々とやらせていただきました。10月に下北沢ガーデンで開催したライブは2部制になっていて、第1部では声優としても活動させていただいているということで、朗読劇と曲の歌唱をあわせたステージ、そして第2部はみんなで盛り上がれるいつも通りのライブを行ったのですが、こうして厚みを持たせたライブイベントを行えたのは、いつも応援してくださるみなさまのおかげだと思っています。


―中恵さんはそれぞれの名義で歌い方を意識しているところはありますか?

中恵:私に任せていただける曲はストーリー性が強いものが多く、『SPiNEL』に収録されている曲も作品のタイアップ曲が多いので、どんなときでも、その作品にどれだけ寄り添えるのか、をいつも考えています。


―『SPiNEL』というタイトルの由来は?

中恵:元々は「スピネル」という赤や黒、ピンクなど、同じ名前なのに様々な色のものがある石からきています。私は曲のジャンルや雰囲気によって歌い方を変えようと意識していること、またスピネル自体が持つ「パワーストーン」としての側面に注目して、歌う上で力をもらえれば、という気持ちで付けました。


―ジャケットデザインは人気イラストレーターの「藤ちょこ」さんが手がけられています。

中恵:ABSOLUTE CASTAWAYのベストアルバム『ABCAS CHRONICLE』、そして活動10周年を記念して作った『ABCAS HISTORICA』という本でジャケットやカバーを手がけていただいたのをきっかけに、今回もお願いさせていただきました。


―藤ちょこさんとは昔からお付き合いがあったのでしょうか?

中恵:いえ。実はインターネット等でイラストを拝見して、藤ちょこさんの描くイラストがすごく好きになってしまいまして……。知り合いの方を通して紹介していただきました。


―これまで数多くの曲を歌ってこられましたが、収録曲はどのようにして選びました?

中恵:まだCDに入っていない曲はもちろん、ゲーム中で使われている曲で、そのゲームをクリアしなければ聴けないような曲、知る人ぞ知る曲など、言わば「レアな曲」を中心に選びました。数年前のものから最新まで収録できるようにセレクトしました。


―曲の並びを考えるのは大変だったのでは?

中恵:はい、すごく悩みました(笑)。全曲紹介でもお話させていただきますが、最初と最後は明るく、希望に満ちたナンバーにしたいという思いはありました。


―ご自身の代表曲でもある「金平糖レトロチカ」のオルゴールも発売が決まっています。

中恵:10周年記念企画の一環で作ることにしたのですが、お願いしたオルゴールの会社では、元の曲をオルゴール仕様にアレンジする専門の職人さんがいるんです。制作は初めてだったのですが、色々と学ぶことができて楽しかったです。今回もイラストを藤ちょこさんにお願いしましたので、完成をぜひ楽しみにしていただきたいです。


―中恵さん考案のオリジナルキャラクター「たれこ」も活躍の場が広がるといいですね。

中恵:昨年はスマホアプリゲームでもコラボをさせていただいたり、思わぬところで活躍の場をいただいているのですが、今年はLINEスタンプの第3弾をリリースできるように頑張っておりますので、今しばらくお待ちください!



―今後の活動でやっていきたいことは?

中恵:海外に行きたいです! 14年に中国の深センで開かれたイベントに出演させていただいたのですが、それ以降プライベートでもなかなか行く機会がなくて……。海外にも、出演作品などで私のことを知ってくださったファンの方がいるので、ぜひ直接お会いしたいですね。10年パスポートを取得したので(笑)。グローバルに活躍していきたいです!


―2月24日(土)は横浜と川崎、25日(日)には池袋で発売記念イベントがあります。

中恵:観覧フリーのライブに加え、CD購入者を対象にしたサイン会を行う予定です。観覧フリーのイベントって、実は初めてなんです。たまたま通りかかってくれた人がこのイベントをきっかけに私のことを知っていただければうれしいですね。





<Text・Photo/ダンディ佐伯>


☆全曲紹介

・「SPiNEL」(アルバム用 新規曲)
ベストアルバムに収録される新曲は、最後に持ってくる方もいると思うのですが、今回は敢えて1曲目に持って来ました。一番新しい曲を最初に聴いていただきたかったのと、後で話しますが「Believe Again」をどうしても最後に持ってきたかったんです。

曲に関しては、作曲してくださったMeis Clausonさんには事前にジャケットのラフをお渡しし「前向きな曲にしたい」というオーダーでお願いしました。歌詞には自分の過去を振り返りつつ「こんな未来が待っていたらいいな」という希望を込めました。


・「恋色の花咲く頃」(PCゲーム『花色ヘプタグラム』オープニングテーマ )
恋愛ゲームだからこそ歌えるような曲と詞だな、と思える曲です。2番の「少し寂しい時でも 幸せの呪文 大丈夫だよと 声を聴かせて」という歌詞には、私自身も元気付けられました。


・「さよならのコトバ」(PCゲーム『初恋1/1』真加辺碧 イメージソング)
碧ちゃんは絵に描いたような優等生なのですが、そんな彼女にぴったりな、とても味わいのある切ないナンバーになっています。この曲ではウィスパーかかった歌い方にチャレンジしたのですが、かなり難しかったですね……。


・「Pure Love, True Love」(PCゲーム「LOVELY QUEST」オープニングテーマ)
「SPiNEL」と同じMeis Clausonさんに書いていただいた曲です。澄田まおさんの詞もすごく良くて、聴いてくださるみなさんをドキッとさせるような曲になったんじゃないかな?


・「Let there be light」(PCゲーム「フローラル・フローラブ」グランドエンディングテーマ)
未来へ向けて希望を抱くメロディラインで、どこか神聖さも感じるナンバーです。「羽ばたかせよう 響かせよう いま天使のmelody」という歌詞にも表れています。


・「Sadistic Emotion」(PS3用ゲーム『魔界戦記ディスガイア4 フーカ&デスコ編 拠点曲)
タイトルどおり、サディスティックで上から目線の「相手をもてあそぶお姉さんのイメージで歌って欲しい」というオーダーをいただきました。コーラスで私の尊敬する佐藤天平さんも参加してくださっていて、とてもレアな楽曲です。


・「罪深き少女達のsept luminarie(セプトルミナリエ)」(PSVita用ゲーム『クリミナルガールズ2』主題歌)
元々は出演声優7人で歌っていた曲なのですが、アルバム制作に際し、日本一ソフトウェアさんにお願いしてリリ(中恵さんが演じたキャラクター)のソロバージョンを作っていただきました。ゴシックテイストも入ったカッコいい楽曲です。


・「空蝉ノ嘘」(アプリゲーム『NOeSIS~嘘を吐いた記憶の物語~』エンディングテーマ)
『NOeSIS』シリーズは恋愛要素とホラーサスペンス要素がある作品で、まだここからシリーズが続いていくということもあり、曲の最後の歌詞をどのように締めるのか、すごく悩みました。2パターン作ったのですが、最終的に希望の持てるような内容にしました。この曲を聴いて「続編をプレイしたい!」と思っていただけますと幸いです。


・「桜の下で」(CD『VA Compilation CD Vol.4 Panorama』より)
戸越まごめさんに作曲していただいたのですが、懐かしさのなかに恋愛ゲームの曲の雰囲気を感じさせる、素敵な曲です。歌詞のかわいさをどこまで表現するかを現場でディスカッションしました。


・「Thaw Song」(PCゲーム『ソーサリージョーカーズ』グランドエンディングテーマ)
『ソーサリージョーカーズ』は全曲のヴォーカルを担当させていただいたのですが、春の息吹を感じる曲です。「旅の途中で見つけた かけがえのない繋がり あんなに憎んだ昨日も 好きになれるのかな」というフレーズに、一つの答えを見つけた上で過去の自分を許す、というイメージを感じてお気に入りです。


・「東方紅舞闘V」(PS4、PSVita、Nintendo Switch用ゲーム『東方紅舞闘V』テーマ曲)
『東方』シリーズの格闘アクションゲームのテーマ曲で、デジタル感が特徴的な楽曲です。今回は1コーラスの収録となっていますが、今後フルバージョンもお披露目されるみたいなので、楽しみにしていただきたいですね。


・「LINK BRAVE」(WTRPG『LINK BRAVE』より)
元々はインターネット上で、プロモーション用映像の中でしか聴けなかったと思いますので、高音質で聴ける最初の機会かな、と。ピクセルビーさんは「少女病」でもお世話になっているので、安心してお任せしました。作詞に関しては、事前に資料をたくさんいただいたので、それを踏襲しつつ、中二病感あふれる内容にしました(笑)。


・「LETZTE LiEBE」(アプリゲーム『NOeSIS~歌う影の戯曲~』グランドエンディングテーマ)
『NOeSIS』シリーズの集大成となる作品の、さらにエンディングテーマということで、プレイしてくださった方にはそれまでの物語が走馬灯のように思い出されるのではないでしょうか? 私は作中で求聞持空子という役をやらせていただいたのですが、彼女を演じたことにより、より一層感情移入ができました。


・「Believe Again」(PSVita用ゲームソフト『魔壊神トリリオン』エンディングテーマ)
私が学生時代にプレイしていた『マール王国の人形姫』というゲームがすごく好きで、曲を手がけていた佐藤天平さんにファンレターを贈ったら返事をいただけたんです。それをきっかけにボイスレッスンも受けさせていただいた経験があり、そして夢にまでみた佐藤さんの楽曲を歌うことができました。

「Sadistic Emotion」も佐藤さんの楽曲ですが、夢が叶った感動は「Believe Again」で表現したいと思い、最後に持って来ました。希望にあふれた歌詞も特徴的です。佐藤さんのスタジオで佐藤さん立会いのもと、レコーディングしたのですが、どこまでご期待に沿えられたかが気になりますね(笑)。



【アルバム概要】

『SPiNEL-Mitsuki Nakae Works Best Album-』
2月14日(水)発売

品番:KDSD-01010
¥3,000+税

【店舗特典情報】
とらのあな:複製サイン入りブロマイド

●アルバム紹介サイト
http://www.team-e.co.jp/kdsd-01010/


【イベント概要】
「SPiNEL-Mitsuki Nakae Works Best Album-」発売記念ミニライブ&CDジャケットサイン会
入場、観覧フリー。



【公演日】2018年2月24日(土)
【開演】12:30
【会場】タワーレコード横浜ビブレ店 店内イベントスペース

【公演日】2018年2月24日(土)
【開演】19:00
【会場】タワーレコード川崎店 店内イベントスペース

【公演日】2018年2月25日(日)
【開演】14:00
【会場】HMVエソラ池袋 店内イベントスペース

●詳細はこちら
http://www.team-e.co.jp/information/liveevent/20180202-2/