驚くほど“いつもの”ライブだったPoppin’Party 4thライブ「BanG Dream! 4th☆LIVE Miracle PARTY 2017! at 日本武道館

By saeki, 2017年9月8日


2017年8月21日、Poppin’Party(以下ポピパ)待望の武道館公演が開催された。当日は平日にも関わらず超満員で、ライブビューイングも行われた。




円形のステージにはステージをぐるりと囲んだ八角形のモニターが鎮座していたが、開演時間となり、5人の決意が表れたインタビュームービーがそのモニターで流される。武道館公演に掛ける思いが伺えたところで、モニターが上部にゆっくり上がっていき……、中からポピパの5人が現れた。

TVアニメのオープニングテーマ「ときめきエクスペリエンス!」でご挨拶。回転するステージで4方を向いての演奏はまさにオープニングムービーの再現で、盛り上がらないはずがない! 3rdライブでは演奏が難しいと語っていたこの曲もこの日はバッチリ。

そのまま西本がベースを、伊藤がショルダーキーボードへ持ち替え、メドレーへ。「夏空SUN! SUN! SEVEN!」~「ぽっぴん’しゃっふる」~「1000回潤んだ空」をステージを駆け回り演奏していく。

MCでは西本が「武道館ということで、やってみたかったことがある」と客席全面を使ったウェーブを提案。きれいなウェーブが見られ、はしゃぐ5人が可愛らしい。



ここからはポピパのライブではお馴染み、ドラマパートだ。過去のライブでは朗読劇のこともあったドラマパートが、今回は芝居の形でバージョンアップした形となった。アニメのストーリーをなぞりながら楽曲を披露していく。まずは、第3話で視聴者に多大な印象に残した「きらきら星」を愛美、伊藤、西本の3人で。アカペラから始まり、自然に手拍子が起こり、会場のファンを巻き込み、西本のベースが加わり、次第に盛り上がっていく。

続いて5話挿入歌「私の心はチョココロネ」を大塚を加えた4人編成でなんとフルバージョンを初演奏。サウンドトラックではショートバージョンだったこの曲をフルで聴けて、ファンは歓喜の声を上げたことだろう。そのままストーリーは8話の山吹紗綾加入のシーンへ。大橋が駆けつけ「STAR BEAT!~ホシノコドウ~」が演奏された。ポピパのセカンドシングルでもあるこの曲、ライブで何度も演奏されたこの曲がこの日はまったく違って聴こえる。「スタービート!」ファンの大合唱が武道館へ響いた。

この日のステージが武道館を活かした円形ステージであることは先に触れたが、実のところ武道館公演といっても中央に円形ステージを組むことは稀である。たいていはホール公演と似たステージ、つまり客席を一面埋めて背面を作る。ポピパはそうせず、武道館の中央に円形のステージを組んだ。これは大変なことだ。セットを隠しておく場所も非常に限られるので、演出も限定され、演者のプレッシャーも相当なものになる。しかし、せっかくの武道館なのだからと、円形ステージに挑戦したポピパの5人。プレッシャーをおくびにも見せず、とても楽しそうに、いつものように演奏していたのが印象的だった。特に愛美が円形ステージをやりたい! と強く主張したそうだ。

大塚と大橋がスマートフォン向けアプリ『バンドリ! ガールズバンドパーティ!(通称『ガルパ』)』をプレイする映像を挟み、TVアニメ『四月は君の嘘』OPテーマ「光るなら」を披露。ガルパのキービジュアルでお馴染みの白シャツにサスペンダー姿で登場し、驚きの声も聞かれる中、キャラソンパートへ。各々のキャラソンをショートバージョンで次々と披露していった。各人楽器なしで歌っていくのが新鮮だった。ギターを弾かずに背負って歌う愛美が戸山香澄そのものに見えたのは筆者だけではあるまい。

MCを挟んでアコースティックパート、「走り始めたばかりのキミに」「Yes! BanG_Dream!」の2曲を演奏した。伊藤は鍵盤ハーモニカに持ち替え、自然と巻き起こる手拍子を受けて、オーガニックな色彩が武道館に広がる。

「バンドリ!ポッピンラジオ!」映像を小休止に舞台へ再登場した5人は9月20日発売の7thシングル「Time Lapse」をお披露目。ロックでエモーショナルなメロディがカッコいいこの曲をチェックのランダムスターを抱えた愛美が熱唱。サビでは会場のファンと共にシンガロングもバッチリ決まり、初演にも関わらず最高に盛り上がった。また、舞台演出もイカしており、曲名の通り低速度撮影された星空や夕日に流れゆく雲の映像が5人の演奏するバックに流されていたのもこれ以上なくハマっていた。

本編最後は「前へススメ!」「夢みるSunflower」で余韻を残しつつ去っていった。



アンコールでは「ティアドロップス」の新作MVが初公開された。今までのポピパの歩みとともに進化してきたかのようなハイクオリティな映像にファンも5人も息を飲んだことだろう。

「八月のif」をOVAと同様に愛美と大橋のツインボーカルで歌唱。「ドラムに向かわないって新鮮!」と大橋は感想を述べ、最後はTVアニメのEDテーマ「キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~」で締めくくられ、初の武道館公演は大成功に終わった。




<Text/佐藤京一>


<セットリスト>
01.ときめきエクスペリエンス!
02.メドレー(夏空 SUN!SUN!SEVEN!~ぽっぴん’しゃっふる~1000回潤んだ空)
03.きらきら星 ~はじまりのステージVer.~
04.私の心はチョココロネ
05.STAR BEAT!~ホシノコドウ~
06.光るなら
07.花園電気ギター!!!
08.チョコレイトの低音レシピ
09.遠い音楽 ~ハートビート~
10.す、好きなんかじゃない!
11.どきどき SING OUT!
12.走り始めたばかりのキミに(Acoustis Ver.)
13.Yes! BanG_Dream!(Acoustis Ver.)
14.Time Lapse
15.前へススメ!
16.夢みるSunflower


<アンコール>
En01.八月のif
En02.キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~

●『BanG Dream!』作品公式サイト
https://bang-dream.com/