全編英詞で話題を呼んでいるTVアニメ『プリンセス・プリンシパル』オープニングテーマ「The Other Side of the Wall」、7月26日(水)発売!

By, 2017年7月26日



Void_Chords feat.MARU…
アニソン界に衝撃を与えた“ONE III NOTES”のプロデューサーもこなし、数々のアニメ作品の音楽を手掛ける今話題のクリエイター”高橋 諒”によるアーティストプロジェクト。

1stシングルで歌唱を担当するのは、“MARU”。

DREAMS COME TRUEのライブや数々の有名アーティストのコーラスなどにも参加し、抜群の安定感のある歌声を持つ新星の歌姫。
2015年にブロードウェイ・ミュージカル『RENT』にMrs.Jefferson役として参加。一層活動の幅を広げている今後期待のアーティスト。

話題のクリエイターとアーティストが生み出す音楽で、今までにないOPで世界を震撼させます!

【CD概要】

Void_Chords feat.MARU 「The Other Side of the Wall」
2017年7月26日(水)発売

《収録内容》
1.The Other Side of the Wall (TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』OP主題歌)
2.Drive My Fate 
3.The Other Side of the Wall (Instrumental)
4.Drive My Fate (Instrumental)

(C)Princess Principal Project
品番:LACM-14624 価格: 1,200+税

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攻撃的かつファンキーなピアノに、激しく波打つベースライン。 
そして、圧倒的な音塊で聴き手を支配する野性味あふれるホーン&ボーカルワーク。
かつてここまで強靭なジャズサウンドが、アニメ作品のオープニングを飾ったことがあっただろうか。英詞という珍しさを差し引いても、この「The Other Side of the Wall」はアニメファンに新たなアニソンの可能性を見せつけたように思う。

そんな本曲を生み出したのが、高橋 諒が率いるアーティストプロジェクト・Void_Chords(ボイドコーズ)だ。

楽曲により様々なボーカリストを迎え入れるクリエイター主導のスタイルで、第1弾となる今作にはDREAM COMES TRUEのライブなどでも活躍するMARUが選ばれている。

この高橋 諒という音楽家のルーツがジャズにあることは、すでに今年1月より放送されたTVアニメ『ACCA13区観察課』のOPテーマや劇伴でも証明されている。
ダンサブルなクラブサウンドの要素も含んだ彼の音色からは、強いて言うなら1990年代後半のヨーロッパ・ジャズシーンの香りが漂う。
テクノやヒップホップとアシッドジャズが出会うことで生まれた、享楽的な世界観。
そういえば、アシッドジャズの発祥は1980年代のイギリスにあるのだが、今作『プリンセス・プリンシパル』の舞台もロンドンであった。
そしてこの時代、エンターテインメントにおいてはスチームパンクが勃興していたが、もちろん『プリンセス・プリンシパル』も、19世紀末らしき蒸気の街に空想科学が飛び交うスパイアクションアニメとなっている。

アニメ作品とその音楽の関係性において、このようなマリアージュを楽しまない手はない。
筆者は理屈をこねるのが仕事のアニメライターだが、こういうメタな発想を抜きにしても、高橋 諒は『プリンセス・プリンシパル』に選ばれた存在なのだ。

さて、Void_Chordsは次なる作品でどのような音楽を聴かせてくれるのだろう? またひとつ、新たな音楽性を引っ提げアニメ界に現れた新星を、心から歓迎したいと思う。

【TEXT BY 西原史顕】
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Void_Chordsが放つ1sシングルを是非、堪能してもらいたい。

●TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』公式サイト
http://www.pripri-anime.jp/
●TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』オープニング映像
https://www.youtube.com/watch?v=8QjqkATvH9M&feature=youtu.be