劇団フルタ丸 15周年の集大成! 6月15日(木)~19日(月)@下北沢「劇」小劇場『ノーマークだった6人』インタビュー

By saeki, 2017年5月29日


2017年で15周年を迎えた劇団フルタ丸。節目となる公演『ノーマークだった6人』は「旗揚げしてからおそらく初めて」(フルタ)というクライムコメディー。現在劇団に所属するメンバー6人が渾身の力を込めて演じ切る。これまでのフルタ丸を振り返りつつ、本作への意気込みを語っていただいた。


―15周年ということで、それぞれの入団から今までを振り返っていただけますか?

宮内勇輝さん(以下、宮内):フルタ丸の公演は、最初に数回観に行っていたのですが、男だけの公演があったり、すごく自分の心に刺さったんです。客演として何度か出演したのちに入団しました。

フルタジュンさん(以下、フルタ):当時は男しかいなかったので、稽古場で生まれる激しい下ネタも抑止力が働かなかったんです。それでさらにひどいことになったりしていて(笑)。

真帆さん(以下、真帆):私もフルタ丸の泥臭い雰囲気にやられて入団を決めました。元々はキャラメルボックスさんのような劇団に憧れていたはずだったのですが……(苦笑)。

宮内:『ラーメン二郎』みたいに、中毒性があるんですよね(笑)。

清水洋介さん(以下、清水):自分は篠原と元々知り合いで、そのツテもあってフルタ丸を観に行ったことがきっかけですね。その頃、そろそろ役者をやめようかと思ってたんですが、観た公演がむちゃくちゃ面白かった。その後、客演したりしつつ、現在に至ります。

フルタ:最初、清水さんと新宿の『西武』という喫茶店で会ったのを覚えてます。確か……「ももクロがやばい」という話をすごく熱心に話してくれたかな(笑)当時は黒い革ジャンを着て、すごくとがった格好をしていた印象があります。

清水:あのころは確かにとがってたかも(笑)。

篠原友紀さん(以下、篠原):私は入団してから9年になりますが、正直ここまでやれるとは思っていませんでした。振り返る余裕がないくらい駆け抜けてきましたので、これからも駆け抜けると思います。

工藤優太さん(以下、工藤):僕がフルタ丸に出会ったときは、だいぶ丸くなっていたかも知れないですね。

宮内:セリフで「三船俊郎~です!」みたいに見得を切っていたころに比べたら、ね……。

フルタ:初期のころは、勢いに任せた演劇を創っていた気がします。「分からないならそれでいい」みたいな(笑)。実は、「ひらさわ×フルタプロジェクト」でもご一緒しているひらさわひさよしさんから「一度、演出と脚本に専念して外から舞台を観てみるのもええと思うで」と言われて、そのときに僕が演じる予定だった役を探すことになって出てもらったのが工藤君だったんです。

工藤:スッとぼけた役だったことは憶えてます(笑)その後からずっと出させてもらいつつメンバーになりました。


―『ノーマークだった6人』の見どころをお願いします。

真帆:今回、フルタ丸では初めてストーリーを分かりやすく説明したCMを作りました。

フルタ:今までは、『れポたま!』のインタビューを読んでいただいていた方は分かるかも知れませんが、「とりあえず来て観てもらえば分かる」というスタンスだったのですが、今回は事前にストーリーをある程度知らせています。これでどうなるのかも含めて、一種の実験です。


―そう言えば、15歳は観覧無料、という試みも話題ですね。

フルタ:こちらも、劇団員みんなで打ち合わせをしながら決まりました。

清水:確か自分が提案したんだと思いますが、トントン拍子で決まりましたね。

フルタ:15歳ってちょうど多感な時期ですし、公演を観て演劇にハマってくれたらうれしいですね。それこそ演劇部に入ったり、劇団を立ち上げたりしてくれたら最高です!


 

―実際に稽古をしてみていかがでした?

真帆:役名も既に発表されていて、清水さんに「万理」と呼ばれたので、最初は名前を間違えられたかな? と勘違いしたくらいです(笑)。稽古自体は結構しんどいですが(笑)、楽しみながらやれています。ただ、自分が持っていきたいところまではまだまだ来られてないので、なんなら1年前から準備をしたかったくらいです(笑)。とにかくこれからが勝負だな、と思っています。

篠原:最近のフルタ丸の公演だけをご覧になっている皆さんにはとても新鮮に感じられるのではないでしょうか。今回演じる役は、私が舞台を観に行ったとしたら、一番好きになりそうな役ですね。

宮内:ジュン君の「これからのフルタ丸はこれだ!」という強いメッセージというか覚悟が込められた作品だと思います。先のCM動画ですが、あんなに威力のあるものが作れるとは思っていなかったので、本編に関しても自分自身、とても期待しています。

工藤:今までで演じたことのない役どころなのでいつも以上に気合いが入ります。どのような意図を持ってこの役に抜擢されたのかを考えながら本番に臨みたいです!

清水:最初に台本を読んで「これは来たな」と思いました。クライムコメディーの申し子と呼ばれていた時代に出会いたかった作品ですね。「ピンチはスリルなんだ」というのをお客さんにも味わっていただきたいです。個人的には等身大の役が与えられたと思っているので、来た球を素直に打ち返すような気持ちで演じたいですね。

フルタ:今回、役者として出演することも1年ぶりなので、その感覚を取り戻すための作業が大変です。それこそ「セリフってどう覚えるんだっけ?」というところから始まりまして(笑)。
高飛び専門の代理店が出てくる本作はまさに悪い人が出てくる「クライムコメディー」といった感じで、今までフルタ丸では見せてこなかったようなジャンルの劇になると思います。これからの我々の布石になるような作品にしたいという気持ちが詰まっています。


―『ノーマークだった6人』というタイトルに込められた思いは?

フルタ:実は「ノーマークだった」という言葉は昔からずっとどこかで使いたいと思っていたんです。でも中々その機会がなくて。今回15周年を迎えるにあたり「ここだ!」と。スポーツなどでも「ノーマークの選手にやられた」みたいなことが多々ありますし、すごく好きな言葉なんですよ。原点回帰という気持ちも持ちつつ、今回の公演を成功させたい所存です。よろしくお願いします!




<Text・Photo/ダンディ佐伯>




【公演概要】
劇団フルタ丸 十五周年記念公演
『ノーマークだった6人』


作・演出:フルタジュン

<出演>

宮内勇輝
真帆
篠原友紀
工藤優太
清水洋介
フルタジュン


●公演日程:2017年6月15日(木)~19日(月)
15木 19:30☆
16金 14:00★/19:30
17土 13:00 /18:00
18日 13:00 /18:00
19月 14:00★

☆初日割引3,200円
★平日マチネ割引3,200円

※受付開始は開演の40分前、開場は30分前です。

【東京】下北沢「劇」小劇場
〒155-0031東京都世田谷区北沢2-6-6
Tel:03-3466-0020(公演期間中のみ)

●チケット:前売日時指定・全席自由
前売3,500円
当日3,800円
☆初日割引3,200円
★平日マチネ割引3,200円
◎学生割引2,500円(学生証提示)

※フルタ丸が生まれた15年前のあなたへ
十五周年記念につき15歳の方は観劇無料(詳しくはWEBで)

●お問合せ
電話  080-4898-2002(フルタ丸)
メール info@furutamaru.com

●チケットはこちらから!
https://www.quartet-online.net/ticket/nomark6

●劇団フルタ丸 公式サイト
http://furutamaru.com/