劇団フルタ丸 第22回公演 チャレンジング興行 第3弾『共演NG』稽古場インタビュー

By saeki, 2014年5月8日


劇団フルタ丸が掲げる、新しい演劇の形を模索する「チャレンジング興行」。その第3弾が5月16日(金)より東京・下北沢「劇」小劇場で行われる。今回は、毎回観客の、そして出演者の度肝を抜くような奇想天外なギミックで楽しませる「チャレンジング興行」の集大成として行われる。
主宰のフルタジュン氏いわく「これからも演劇でチャレンジし続ける気持ちは変わりませんが、『チャレンジング興行』と冠するのは、とりあえず今回で終わりです」とのこと。節目となるフルタ丸の挑戦を見逃すな!



―これまでの稽古の手ごたえをお願いします。

篠原友紀さん(以下、篠原):今日が稽古15日目ということですが、最近になって見えてきたものがありますので、これからさらに加速していけばいいな、と思っています。

見方あゆ実さん(以下、見方):フルタ丸さんの劇には初めての参加ですが、これまでの映像を見せていただき、「一体どのようになるんだろう?」と思いながら稽古に臨みました。これまでに台本の中にない動きも自分の中で消化できてきました。ここから皆さんの胸を借りて、「フルタ丸」さんの中に入っていければいいな、と思っています。

清水洋介さん(以下、清水):今回、初顔合わせのメンバーが多く、とても新鮮な気持ちで稽古に臨ませていただいております。個性と個性のぶつかり合い、ということもありますが、みんな仲良くやらせてもらっています!

池田萌子さん(以下、池田):すごいスピードで走っているジェットコースターに途中から乗るような感覚です。フルタ丸の皆さん、そして経験豊かな客演の皆さんについていくのが精一杯ですが、私なりに、作品に色を添えられれば、と思いながら稽古に臨んでいます。

宮内勇輝さん(以下、宮内):「チャレンジング興行」は毎回そうなのですが、見えてきたりこなかったりすることの連続です。暗中模索の状態になって不安に感じることが多くありますが、さらに今回はフルタ丸のメンバーも、今まで演じてきた配役とは違うようなところもありまして、そこも非常にチャレンジングなところかな、と思います。

力武修一さん(以下、力武):『共演NG』というタイトル通り、共演することがNGということで作中でしゃべらない、絡みがあまりないようなキャストもいました。ただ、稽古の合間にひととおり全員としゃべらせていただきまして、コミュニケーションを取れたからいけるんじゃないかと思います(笑)。まずはコミュニケーションからですよ!

真帆さん(以下、真帆):最初に台本をいただいて、読んだ時に想像したものから、今現在かなり想像を越えていまして。フルタ丸のメンバーと客演さんとで相乗効果が出ていて、稽古場自体もとても良い雰囲気になっていると思います。

田中 夏さん(以下、田中):皆さんおっしゃっていますが、最初に台本をいただいた時に、まったく完成予想図が見えなかったんですね(苦笑)。現在はまだ熟成させている期間だと思いますが、公演日までどこまで完成させられるかがとても楽しみです。

工藤優太さん(以下、工藤):あまり話すとネタバレになってしまいますが、物語の後半の方では、キャスト陣が脚本にない部分の面白さを披露できる場面があるかと思いますので、お楽しみにしていてください。

松尾英太郎さん(以下、松尾):手ごたえ、ありますね。こんなにあるなんて思いもしませんでした。お母さん、これが手応えなんですね(笑)。

斉藤レイさん(以下、斉藤):毎回お稽古場が変わるので、そこに無事辿り着けるのかがまずサバイバルです!方向音痴度が高く、迷った時は心拍数上がってて、すでにウォーミングアップ済みみたいな状態で、何とか辿り着く日々。その大変さに比べたら、お稽古時間が楽しく感じる事!感じる事!!


―本作のタイトルにあるように、これまでの役者人生で『共演NG』なエピソードはありますか?

清水:力武くんによると、どうやら自分は共演NGのようです。


―と言いますと?

力武:演技中に、必要以上に大きな声を急に出したりするので(苦笑)。

清水:指摘されてから、気を付けています(笑)。

宮内:以前、出演した舞台ですが、演出家と主演女優が付き合っていて、稽古場で●●●が起きたりして大変でした。あれはもう勘弁ですね。共演NGと言えるのかもしれません。

真帆:『共演NG』、ということに当てはまるかどうかはわかりませんが、フルタさんが役者として舞台に立たれる時、どうしても笑ってしまうんです。本人は至って真面目だと思いますが、シリアスな顔をしている時に目が輝いていて……。その顔を見ているとどうしても吹き出しそうになります(笑)。

篠原:分かります(笑)。


―最後に、見どころとともに、ファンの方に一言お願いします。

田中:観ていて肝になるようなところが、一見アクシデントに感じるかも知れません。それをアクシデントとして楽しんでいただくのも良いかな、と思います。その後に理解をしていただければ、どんどん面白くなっていくんじゃないかな、と思います。

真帆:フルタ丸のメンバーのキャスティングや客演さんの演技など、見どころ自体はいっぱいあります。その中で、私もまだ今回の作品が皆さんの目にどのように映るのかが把握てきていない部分があるんですね。ですので、観終わったらぜひ皆さんに感想をいただきたいです。

力武:やっぱり見どころはラストシーンに帰着すると思います。そこに向けてどうつなげていくか? これから練っていきたいと思います。

宮内:『共演NG』という言葉はあまりなじみがないかもしれませんが、フルタ丸なりの答えをぜひ感じていただけますと幸いです。

池田:(チャレンジング興行第2弾の)『パラレル』を拝見した時に、「舞台でこういうことができるんだな、やろうと思うんだな」という感想を持ったのですが、今回の『共演NG』は、それをさらに越えてきているんですね。
来てくださったお客さんそれぞれが色々感じてもらえる、「おもちゃ箱」のような舞台になると思いますので、楽しみにしていてください!

清水:『共演NG』という言葉の中にある意味の、他人同士が気にしていることって、傍から見てとても興味があることだと思うんです。「もしかして共演しちゃうんじゃないの?」と想像をかきたてられるような演技をしたいと思いますので、よろしくお願いします!

見方:『NG』というのは決してネガティブワードではない、というところでしょうか?冒頭と最後をしっかり観ていただけましたら、その意味が分かると思います。

篠原:今回の舞台は、演者の中身が見えないような配役になっていると思います。誰が普段明るくて、誰が怒りっぽくて、というのが全く見えない中、まっさらな気持ちで観ていただけますと何かが見えてくるかも知れません。

工藤:共演がNGの人間同士、普段は見ることができないような人たちの掛け合いが観られます。そこが最大の見どころだと思います。詳しくは言えませんが、その答えを見つけに、劇場に是非お越しください!

松尾:まずこのタイトルですよね。こんなタイトルありなんですか?どうNGなのかが見所だと思います!

斉藤:フルタさんのチャレンジング企画第3弾が成功したら、次はどんなアイデアを考えるのでしょう!チャレンジングし続ける演出そのものが見所です!私も若い集団に混ざる事がチャレンジングですから、皆さん、応援して下さいね!

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<Text・Photo/ダンディ佐伯>

【公演概要】

<公演日時>
劇団フルタ丸 第22回公演 チャレンジング興行 第3弾『共演NG』
5月16日(金)~25日(日)

【東京】下北沢「劇」小劇場

16日(金)19時半
17日(土)14時 18時
18日(日)14時 
19日(月)14時/19時半
20日(火)19時半
21日(水)14時/19時半
22日(木)19時半
23日(金)14時/19時半
24日(土)14時/18時
25日(日)13時/17時
(受付開始は開演の45分前・開場は開演の30分前)


<チケット予約>
前売:3,500円
当日:3,800円

★初回割引 :3,000円(16日・19時半)
◎平日昼割引:3,200円(19日・14時/21日・14時/23日・14時)
学生割引:2,500円(学生証提示)

※前売り日時指定・全席自由

■電話予約
080-4662-4471(フルタ丸)  
■メール予約 
info@furutamaru.com 

チケット予約の際には、「日時・枚数・お名前・電話番号」をお伝え下さい。
こちらからの確認をもって予約完了となります。
ご予約は、公演日の前日まで承っております

●チケット予約フォーム
https://ticket.corich.jp/apply/53304/


<出演> 
宮内勇輝
真帆
篠原友紀
工藤優太
清水洋介
松尾英太郎(劇団スパイスガーデン)
力武修一(劇団リケチカ)
田中夏
池田萌子
見方あゆ実
斉藤レイ

【STAFF】
<作・演出> フルタジュン
<照明> 向井さとこ
<音響> 前田真宏/水野裕
<音楽> 平野智子
<舞台美術> 泉真
<衣装> 井上彩
<WEB>  砂川俊輔
<キャスティング協力> 森有紀
<演出助手> 寺山義教
<宣伝美術> 山下隼太郎
<監修> 田中ソウ
<制作> 和田宜之/三村大作
<協力> 株式会社ダイスクリエイティブ/アットムービー
     株式会社アンダンテ/劇団スパイスガーデン/劇団リケチカ


●作品公式サイト
http://dp02026338.lolipop.jp/22tokusetsu/kyoenng.html