美しい歌が世界を変える!2014年4月新アニメ 『それでも世界は美しい』制作記者会見

By, 2014年2月23日



日本テレビ系列で2014年4月より放送が開始されるTVアニメ『それでも世界は美しい』の制作記者会見が2014年2月21日(金)都内のスタジオで行われた。
当日はニケ役・前田玲奈、リビ役・島﨑信長、ニール役・杉田智和、ミラ役・伊瀬茉莉也、ニア役・茅野愛衣、カラ役・寺崎裕香、ラニ役・浪川大輔が登壇。アフレコ前に意気込みを語った。

―演じたキャラクターの紹介と意気込みをお願いします。

前田玲奈さん(以下、前田):オーディションを受ける際に原作を読みましたが、とてもドラマティックな内容で、「私はこの作品に出たい!」と思いました。
ニケはどこまでもまっすぐな子なので、私もまっすぐに、皆さんに体当たりをするくらいの勢いでいきたいです!

島﨑信長さん(以下、島﨑):リビは少年王と呼ばれるように、大人びた精神性、頭の良さを持っていますが、その部分と成長しきっていない部分のギャップが魅力だと思いますので、そこをうまく表現できればと思います。

杉田智和さん(以下、杉田):本作からはポジティブなイメージを感じました。この作品を通して、皆さんに少しでもポジティブになれるきっかけを与えられるように頑張ります。

伊瀬茉莉也さん:物語のキーポイントになるのが「歌」、ということですが、私自身落ち込んだりすると、好きな歌を聞いて前向きな気持ちになったりします。今回は前田さんが劇中でも歌を歌うということで、とても楽しみにしています。

茅野愛衣さん:名前がみんな似ているので、楽屋で「どうやって覚えよう?」という話をしていたのですが、「ニアミス」で覚えれば? ということになりました(笑)。皆さんと一緒に楽しい作品を作っていきたいと思います。

寺崎裕香さん:カラは中間子ということで、姉妹を傍観している立場ですが、私とは正反対な子を演じるのが楽しみです。3人とはプライベートでも仲良くさせてもらっていますので、アフレコ自体も楽しみです。

浪川大輔さん:ラニは陰険な役、ということで、ニケたちの周りをかき回そうと思いますが、僕自身、なにぶん少女マンガから遠ざかっていたので、少女マンガの雰囲気を忘れてしまいまして(苦笑)。勘を取り戻しつつ楽しくやりたいです。「ラニってどこか憎めないやつだな」、というのが伝われば、と思います。

―作品の印象を教えてください。

前田:描かれているのが完全なるファンタジーの世界で、「『太陽の国』、『雨の国』、なんて美しいんでしょう?」と感じました。
少女マンガなので恋愛要素もありますが、ニケは雨を降らすことができるので、人の心にも降らすこともあるかと思います。
恋愛を越えた人間愛がテーマだと思います。

島﨑:いまどき珍しいくらいの王道な物語です。中世の世界観に「雨を降らせる」、というファンタジー要素もあります。
若手からベテランまで、幅広い役者陣でその世界をつくることができるんじゃないかと思っていますので、楽しみです。

―今回のオーディションは、変わった形で行われたとのことですが。

前田:数十人でオーディションをしましたが、繁華街のカラオケスナックで行われたんです。
スタジオじゃない、というのがまずおかしいと(笑)。しかもママさんがいて(笑)。審査されている人も、あまり偉い人には見えなかったので、リラックスして臨めたんじゃないかと思います。
ちなみに、近くのファミレスが待機所になっていて、原作を読んだり曲を口ずさみながら待ちました。

―本作の見どころを教えてください。

前田:やっぱり歌ですね。そこに注目してください。

杉田:TVアニメ版ならではのオリジナル要素にも注目していただきたいですね。

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この後前田さんが、数日前に完成したばかりだという挿入歌を、キーボードの演奏とともに披露した。

前田:とても緊張しました。人前で歌うのは初めてですので、いっぱいいっぱいでしたが、作品の魅力を一人ひとりに届けるように歌いました。

島﨑:緊張を全然感じさせない歌声でした。選ばれるべくして選ばれた、というのが分かりました。

アニメは2014年4月より放送開始。

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<Text・Photo/ダンディ佐伯>

●作品公式サイト
http://www.hanayume.com/soreseka/

(C)椎名 橙・白泉社/王室会報誌編集部