幽霊の妄想が大爆発！？ 『ふしぎ荘＋住人×住人３』伊藤かな恵インタビュー
ドラマCD『ふしぎ工房症候群』などでおなじみのコズミックレイがお送りする新シリーズ！
『ふしぎ荘＋住人×住人（フシギソウノジュウニンジジョウ）』の第３弾が発売される。
本作では人気女性声優がヒロインのほか、多くのキャラクターを兼役として演じているのが特徴だ。
今回は、妄想癖のある幽霊・こうめ役を演じた伊藤かな恵さんに話をうかがってきました！
―最初に台本をご覧になった時の感想をお聞かせください。
伊藤かな恵さん（以下、伊藤）：まず「この子、幽霊なんだ」という衝撃から入りました（笑）。（日高里菜さん演じる）春日（はるか）ちゃんのツッコミがすごくて、掛け合いも楽しかったです。
―演じてみていかがでしたか？
伊藤：「妄想が激しい」という描かれ方をされていますが、私にとっては彼女なりにすごく頑張って伝えようとしている子なんじゃないかな？ と思います。
最初はおしとやかなところを見せて、再現する部分から激しくなればいいかな、という気持ちで演じました。
彼女が、恋に恋する気持ちに関しては表現を大きめにしようと意識しています。感情のふり幅は大きいのかな、と。
―今回は「幽霊」役でしたが、そこは何か意識してえんじられましたか？
伊藤：「幽霊だから」というのはそこまで気にせずに演じたのですが、何かあった時に「地縛霊」だということを盾にする子だな、とは思いました（笑）。
女の子は、何か話したいことがあると、人の話を遮ってまで話してしまうことはあるよね、というのは感じましたね。
―役作りの上でレクチャーされたことは？
伊藤：「ちょっとおしとやかな感じにしてください」という指示はありました。昔の女の子の感覚がないので、ちょっと難しかったです。
―印象に残っているシーンは？
伊藤：個人的にとても印象に残ったのは、ばあやとの掛け合いですね。春日ちゃんの目線で読んでしまいました（笑）。
―ばあや役も伊藤さん自身が演じられていますが、切り替えは大変ではありませんでした？
伊藤：そうですね……うまくばあやになれていればいいのですが（笑）。「舞台演劇風に」という指示もありましたので、こちらは是非聴いて確認してください！
―伊藤さん自身は、幽霊、お化けは苦手ですか？
伊藤：そうですね……。苦手です（苦笑）。夏になると「心霊特集」のような番組をやるじゃないですか。そういう時はすぐチャンネルを変えてしまいます（苦笑）。
学生時代に、友人と一緒にホラー映画を観て、すごく後悔しました。自分の部屋で寝られなくなってしまいまして……。
―実際に幽霊が見えてしまったら、どのように反応すると思いますか？
伊藤：実際に見える人の話では「幽霊は生きている人に見える」らしいんです。ですから、幽霊と気づかずに普通に会話をしているかも（笑）。
身体の一部がないようなお化けは恐いです。出遭ってしまったら、思わずタクシーを呼んでしまいそうです（笑）。
―この業界では、スタジオにお化けがいる、という話はよく聞きます。
伊藤：それは聞きますね。でも私には見えないので「絶対そこにはいないぞ」と思い込むのが大事だと思います（笑）。
―今後はどんなストーリー展開を期待しますか？
伊藤：住民のみんなでバザーをやるんです。色々なものがありそうじゃないですか。
建物の中は男子禁制なので、売り物を見たとある男の人が足を止めてくれて……みたいな、こうめ的にハッピーエンドな展開があればいいな、と（笑）。
―最後に、ファンに向けて一言お願いします。
伊藤：こうめちゃんには妄想癖があって、私自身も楽しんで演じさせていただきました。春日との掛け合いも面白いですし、最後はちょっとウルッとしてしまうような展開になっていると思いますので、是非聴いみてください。よろしくお願いします！
＜Text・Photo／ダンディ佐伯＞
【CD概要】
『ふしぎ荘＋住人×住人（フシギソウノジュウニンジジョウ）３』
2014年3月19日（水）発売
品番：XNCG-10028
定価：¥2,500（本体価格）＋税
原作：竹内葵
イラスト：櫻木けい
発売元：Cosmic★Gate
販売元：avex marketing
＜収録内容＞
４０４号室「春日×こうめ～大正浪漫の華が咲く～」
共同WC「花×大家～アキバ系もののけメイドれぼりゅーしょん～」
＜出演＞
日高里菜
伊藤かな恵
金元寿子
能登麻美子
●『ふしぎ荘＋住人×住人』特設サイト
http://www.cosmicray.co.jp/fushigiso/
