「ニコニコ声優グランプリ生放送!」は月刊声優グランプリがお届けする、声優・アニメファンのための番組。ナビゲーターに内田彩さんを迎え、最新号の見どころを紹介するほか、番組顧問の広島編集長も(声のみ)登場。普段は聞くことができない編集部の制作秘話なども聞ける番組となっている。
放送は毎月第2金曜日の21~22時の1時間。視聴にはニコニコ動画のアカウントは必要だが、無料放送となっている(タイムシフト予約[視聴]はチャンネル有料会員のみ)。
今回は新人声優の遠藤ゆりかさんがゲストに登場。内田さんとは、テレビアニメ『Z/X(ゼクス) IGNITION』で共演している。また、御影藍那役としても出演し、エンディングテーマ「モノクロームオーバードライブ」も担当している。この放送の数日前に、内田さんと遠藤さんが「ゼクス」のニコ生放送で出演していたことから、終始和気あいあいな雰囲気で進行した。
読者からのメールコーナーでは、放送日に発売された本誌2月号に掲載されている2014年にかける抱負や意気込みを漢字1文字で表すコーナーに触れ、内田さんは「咲」、遠藤さんは「修」を書いたという。
遠藤さんは新人として修行の年になることや、趣味はあっても特技と呼べるものがないことから「修」にしたという。ちなみに、当初「修」をハートマークでかこったら“おさむさんラブ”に見えるとマネージャーさんたちにツッコまれたというエピソードを披露。内田さんはいろんな役に挑戦したという、自分の心の中で種を拾ってきた感覚があり、それを咲き誇らせたいことから「咲」にしたとのことだ。
トークのなかではゲームが趣味という遠藤さんが、そのなかでも最近はFPS(ファーストパーソンシューティング)のゲームにはまっているという意外な一面を見せたほか、高校時代はアニソンのカバーバンドのボーカルをしていたことや、特にテレビアニメ「Angel Beats!」の劇中歌である、Girls Dead Monster(ガルデモ)の「Crow Song」をよく歌っていたというエピソードを披露していた。
特定のキャラクター設定になりきってセリフを読む「あやつり女優」では内田さんと遠藤さんが対決。5歳児をテーマに遠藤さんがかわいらしく演じる一方、内田さんはハイテンションで酔ってる女の子風になってしまい、ユーザーの投票は遠藤さんに集中して勝利した。
前回久々の登場となった広島編集長は、新年のあいさつ回りのためお休み。今回ゲストが登場するということで、とても大きくて立派なお年玉袋を用意していたが、中身はよくある無地の手ぬぐいというオチがつけられていた。
また、内田さんに何かの衣装を着てグラビアに出てほしいというアンケートハガキが1000通集まったら実現する(かも?)の企画は600通に到達。なかには筆ペンで「水着企画」とたくさん書いて十数通も送ってきた強者もいたとか(※あくまで水着企画ではない……はず?)。
発売中の2月号では、5thシングルを発売する花澤香菜さんの表紙&巻頭特集のほか、36ページにおよぶ「声優読本2014」が別冊付録となっている。本誌ではアニメ特集として「ゼクス」も取り上げられ、内田さんと遠藤さんも登場している。
そして2月10日発売3月号では、表紙&巻頭大特集に内田真礼さんが登場。「超大型プロジェクト始動!?」というキャッチコピーのもと、独占取材が行われた模様だ。
別冊付録は、過去最多の600人を超えるオールカラー完全保存版「声優名鑑2014女性編」。さらに人気コーナー「へあちぇん!」に内田さんが登場。内田さんいわく「自分でもびっくりするぐらい印象が変わって面白かった」、遠藤さんも「ファンの方が見たら発狂するぐらいステキでかわいいです!」とコメントするぐらいのグラビアになっているようなので注目しよう。
―今回の収録の感想をお願いします。
遠藤ゆりかさん(以下、遠藤):とても楽しかったです。初めて彩さんにお会いしたのはアニメ『デビルサバイバー2』の大阪のイベントで前説をさせていただいたときだったんですけど、楽屋でいろいろとお話してくださったんです。
まだまだお仕事を始めたばかりのころだったので、特に印象に残ってますし、まさかアニメでの共演もそうですし、この番組にも呼んでいただけるとも思ってなかったです。
内田彩さん(以下、内田):そのときのことを覚えていたので、アニメの合間にエンディングテーマのCMが入っているのを見ると、私までうれしいという気持ちになりました。
―エンディングテーマについて、聴きどころやレコーディングでのエピソードはありますか。
遠藤:レコーディングで歌うにあたって、監督さんから物語の最後までの大筋を教えていただいたのですが、それで歌詞の見方が大きく変わりましたし、歌の表現も豊かになりました。なのでアニメを最後まで見てから、あらためて歌詞をじっくり見ながら聴いていただくと、今の状態よりも違った印象を受けると思います。
―本誌では一緒に撮影などの取材があったかと思いますが、そのときはいかがでしたか。
遠藤:ひとりのときはカメラマンさんが優しい方だったので緊張もほぐれていたのですけど、先輩の、彩さんとご一緒の時はとても緊張しました。緊張しながらもそっと寄り添って撮影に臨みました。
内田:「触わっちゃお」という感じで寄り添いました(笑)。あとは「ゼクスポーズやろうよ」と、勝手にポーズを作ったりもしていました。何度か顔を会わせていた状態だったので、こういうポーズのことを言えるくらいに話せたことがうれしかったです。
―「あやつり人形」のコーナーは遠藤さんは初挑戦だったと思いますが、いかがでしたか。
遠藤:すごく難しかったですけど、ユーザーのみなさんが参加する形のコーナーは、とても楽しかったです。あと用意されていた「ししまい」が出てこなくてホッとしました(笑)。
内田:「ししまい」だと動き重視になっちゃうので、かわいらしいお題で良かったです(笑)。
―2014年、声優グランプリは創刊20周年を迎えます。初めて買ったときのこととか、覚えていることはありますか。
内田:具体的なことは覚えてないですが、林原めぐみさんが表紙を飾っていたころのような時期だったかと。私は堀江由衣さんが好きだったので、堀江さんの表紙のときのも買っていました。たぶん実家に帰ったら、昔買った本が残っていると思います。
遠藤:20周年と聞いて、私と同じぐらいの年数を歩まれた歴史ある雑誌と思うとすごいです(※遠藤さんは1994年生まれの19歳)。学生時代にバンドのメンバーの子とか、アニメが好きなクラスメイトと一緒に、わいわい言いながら読んでいました。あと水樹奈々さんは、ライブを見に行ったことがあるぐらい好きなので表紙で登場すると注目していました。
―最後に、メッセージをお願いします。
遠藤:このような番組に呼んでいただいて、とてもうれしかったです。アニメや声優が好きな方、憧れている方が読んで楽しんだり参考になったりする雑誌ですし、たくさんの夢が詰まっていると感じていますので、これからも読み続けてほしいです。また私も本誌やこの番組に呼んでいただけるように頑張ります。
内田:ゆりかちゃんが生まれる前から雑誌があったと思うと、それぐらいの世代の子が新人として頑張ってて、こうして一緒に仕事ができると思うと、単純にすごいなと思うんです。私が本誌を読んでいたころと、ゆりかちゃんが読んでいたころの業界やとりまく流れも全く違いますから。私が読んでいたころはクラスで1人知っているかどうかぐらいでしたけど、ここ数年でアニメや声優業界がすごく盛り上がっていると感じていますので、さらに一緒に盛り上げていきたいですね。
<Text/さとかず・Photo/ダンディ佐伯>
☆次回はバレンタイン当日の2月14日(金)放送! 放送ページはこちら
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