前代未聞の舞台に挑戦!? 作品の魅力を演者に聞く! 「劇団フルタ丸第21回公演 チャレンジング興行第二弾『Parallel/パラレル』」

By, 2013年10月29日



下北沢小演劇界の実力派「劇団フルタ丸」。2013年を締めくくる、最後の本公演となるチャレンジング興行第二弾「Parallel/パラレル」が11月7日(木)から11日(月)まで、下北沢「劇」小劇場で行われる。
前回のチャレンジング興行『匿名家族』でセンセーショナルな舞台を披露してくれた劇団フルタ丸。果たして今回はどのような衝撃を我々に与えてくれるのか? 演出の都合上、話せないようなことも多い中、出演者の皆さんに話を聞いてきました!

篠原友紀さん:ゴールが見えてはいるのですが、そこに行くまでの道のりがとても長いといいますか……。すぐにでも完成させた状態に持っていき、定着させたいと思っています!

真帆さん:昨日、一昨日にはできていたことが今日できなくなったり、ということが今回の舞台稽古では多くて……。不安は消えませんが、稽古自体はとても楽しいです。

清水洋介さん:この作品は本当に完成させようと思ったら、正直どこが完成なのか分からないので「どこまで面白くするか?」、ということに「チャレンジング興行」としての意味があると思うんです。稽古頑張ります!

工藤優太さん:今回の舞台は事前に、見どころが言えない部分が多いのですが、稽古の他にも演者同士で話し合いをすることも重要でして……。みんなで●●していく必要があったりしてすごく大変ですが、引き続き、頑張っていきます!

宮内勇輝さん:現在までの完成度ですが、個人的には30パーセントくらいだと思います。
それは決してネガティブな30パーセントというわけではないんです。この段階でここまで来ているということは、「最後はどこまでいくことができるのか、もしかするとすごいものができるのでは?」と、とてもワクワクしています。

(以下、客演陣)

黒沢美香さん:稽古はとにかく難しいですし、すごく集中力を使いますので、終わったときはグッタリしてしまうのですが(苦笑)、とにかく回数をこなしていかないといけないので、毎回頑張っています。皆さんに気持ちよく観ていただけるように、ここからさらにスパートをかけていきたいです!

大勝かおりさん:最初に台本をいただいた時は「なんて面白いチャレンジなんだろう!」と思ったと同時に「何てことをしでかしてくれたんだ、フルタさん!」と若干抗議めいた気持ちも沸きあがってきまして(笑)。
この芝居を完成させるには、正直1年は掛かるんじゃないかと思ったのですが、稽古を重ねていくうちに楽しくてしょうがなくなってきまして。

ちなみに完成度を数字に表すと、個人的にはまだ0パーセントなんじゃないかと思います。これまではウォームアップで、ここからがスタートライン。これからどんどん築き上げていく、という感じですね。

岡見文克さん:私は前作『匿名家族』に続いてのフルタ丸公演の参加になります。その時は「セリフや動きもそんなにたいした量があるわけでもないのにすごく疲れた」という感想を持ちました。
今回話をいただいた時は、詳しい内容はお聞きしなかったのですが、「コメディ」と聞いて、「じゃあやりますよ」と二つ返事でOKをしたのですが、台本を見て「ええっ!?」ってなりまして(笑)。

コメディ作品出演で培ってきたものを出していきたいと思っていましたが、今回の公演は、これまで積み上げてきたものが意味を成さないといいますか……。
ただ、稽古を積み重ねていくうちに、いい感じのテンポ感をつかめてきて「いけるんじゃないか?」、とだんだん思えるようになってきました。

木村健太郎さん:昨年、フルタさんが関わったボイスドラマ『青春ゲットバック』に出演させていただいたのですが、舞台に出演するのは今回が初めてです。
稽古は個人の流れと全体の流れ、二つが軸になっていて「やることがたくさんあるな」、と言う印象が強いです。
フルタさんの芝居は客として観に行かせていただいたことがあるのですが、フルタさんの価値観がいたるところにちりばめられていると感じました。

岡見さんがおっしゃっているように、ジャンルとしては「コメディ作品」ですので、稽古をしている時にもつい笑ってしまうんです。それはフルタさんの脚本だったり、演者さんの演技だったり色々あるのですが、フルタ丸の本質を感じながら、楽しく稽古をしています。

山田伊久磨さん:私もフルタ丸さんの公演に参加させていただくのは初めてなのですが、『匿名家族』の公演を観て、すっかりファンになってしまいまして。
私は、普段はポツポツとしゃべる現代口語演劇や海外での劇団に参加することが多いのですが、久しぶりに日本のポピュラー……とは言えないか(笑)。に参加させていただきます。
「フルタ丸さんの公演はどういうものなんだろう?」と台本を見てみたら、思わず「聞いてないよ!」と叫びそうになってしまいました(笑)。

ちゃんとできれば面白いものをちゃんとやる、というミッション自体は分かっているのですが、やはり難しいですね……。ただ「このままやれば確実に面白い」というのは分かっていますので、演劇を普段観ない方はもちろん、観すぎて擦れてしまっているような人にも楽しんでいただけると思います。是非劇場に足を運んでください!

<Text・Photo/ダンディ佐伯>

【舞台概要】
劇団フルタ丸 チャレンジング興行第二弾「Parallel/パラレル」
11月7日(木)~11日(月)
【東京】下北沢「劇」小劇場

【チケット】
前売=3,300円
当日=3,800円

初回割引=3,000円
平日昼割引=3,000円
学生割引=2,500円(受付にて学生証提示)

※前売日時指定・全席自由

【予約方法】
■電話予約:080-4662-4471(フルタ丸)
■メール予約:info@furutamaru.com

予約の際には「日時・枚数・お名前・電話番号」をお伝えください。
こちらからの確認をもって予約完了となります。
ご予約は、公演日の前日まで承っております。

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