8月24日(土)いよいよ開演! 劇団フルタ丸『フルカラーの夏』キャストインタビュー

By, 2013年8月21日



ひらさわひさよし&フルタジュン プロデュース公演Vol.2「嘘をついた下北沢」が好評のうちに終了、絶好調の「劇団フルタ丸」の次回公演が早くも決定!
60分で楽しむフルタ丸エンゲキの第2弾と銘打たれた今作では作・演出を務めるフルタジュンの故郷である岐阜での公演も予定している。
公演初日を間近に控え、稽古もクライマックスを迎えたキャスト陣にインタビューを行ってきました!

―これまでの稽古を振り返ってみていかがですか?

宮内勇輝さん(以下、宮内):今までにやったことのない試みなので、どう演じていくか、ということを考える部分から始めました。稽古期間が短いということもありましたが「家族」と呼べるようなメンバーとともに、稽古終盤になるにつれて『フルカラーの夏』と呼ばれるものを体感できたのではないかと思いますので、それがお客さんにも届けばいいな、と思います。

真帆さん(以下、真帆):今回は設定からして、演じていてとても不思議な気分になります。リアルなおとぎばなしを見ている感覚になるといいますか。女性には特に共感してもらえるような内容になっているのではないかと思います。

篠原友紀さん(以下、篠原):セリフを覚えるまでがちょっと苦しかったのですが、短い稽古時間で集中して覚えられたので、個人的には良かったです。本番が楽しみです!

工藤優太さん(以下、工藤):本作の見どころは、物語が進むにつれて登場人物たちが色々と変化してくる部分だと思いますし、そこをうまく演じていきたいと思っています。

清水洋介さん(以下、清水):大所帯でやるのもいいのですが、身内だけでやるのもまたいいですね。「フルタ丸らしい」といいますか。みんないい顔をして演じていますので、楽しみにしていただきたいですね。

フルタジュンさん(以下、フルタ):実は今回の台本は3日間で上げたんです。「作品を創る最速を体感する」という意味では、個人的にはいいパイロット版になったと思いますね。
また、最近は自分自身、セリフを持った役をあまり演じていなかったのですが「セリフを覚えるのは大変なんだ」ということを、旗揚げ11年目で感じました(笑)。

―今回はフルタさんの故郷である岐阜でも公演が行われる、ということですが、改めて意気込みをお願いします。

フルタ:作品の内容ですが、岐阜で公演を行うことを前提に考えたということもありまして、岐阜と東京で夏の終わりに公演をする、ということでそこにも我々演者たち自身にドラマを作り、数年後に今年の夏を思い出したいと思っています。
メンバーには言っていますが、岐阜に帰ったら色々なところに連れて行ってあげたいと思っています。そんな中、自分にとっての「夏」を取り戻しに行きたいですね。

―本公演は「60ミニッツ プロジェクト」とうたわれていますが、60分間で演劇を行う、ということについてどうお考えですか?

宮内:「気軽に観ていただける演劇」というコンセプトの元にやらせていただいています。演劇はまだまだ気軽に行くことができないエンターテイメント、というのを感じることが多いので、そんな概念を打ち砕くような絶妙な長さの作品だと思っています。

真帆:60分というのはちょうどいい時間だと思うんですね。説明がいささか不足している部分もあるかと思うのですが、逆にその部分を皆さんに想像をしてもらえるといいますか。
普段演劇を観ない人にも入りやすい時間だと思っています。

篠原:60分という短い時間ということで、肩の力を抜いて観るというよりは、ちょっと集中して、内容をあれこれ考えながらご覧になっていただけるのではないかと思います。身近なことを題材にしているので、楽しんでご覧いただけるのではないでしょうか。

工藤:演じている側としましては、普段よりも短く感じますが、テンポ感もありますし、観ている方にも、TVアニメを観るような感覚で、軽い気持ちでご覧になっていただきたいですね。

清水:夏ってすごく短く感じるじゃないですか。ですから、本作が60分という時間に凝縮されているのはとても良いのではないかと。「また観たいな」と思っていただけると嬉しいですね。
大人になると夏を満喫できない部分があると思いますし、この60分で是非満喫して欲しいです!

フルタ:「フルタ丸」は、普段から通し稽古をたくさん行うのですが、本作は1日約4時間の稽古時間の中で、通し稽古を2、3回行えるんですね。そうして行っていくことによってさらに完成度を高めることができますので、自分としてはとても満足しています。
そんな短い中にも、ストーリーとしての始まりと終わりがあるので、面白さは保証いたします。
また機会があれば第3弾、第4弾と作っていきたいと思っていますし、全国で公演できればと思っております。

―皆さんの夏休みの思い出をお聞かせください。

宮内:小学校の頃にマウンテンバイクが流行っていて、自分も乗っていたのですが、両手を離して自転車を漕ぐのが男子の間でブームになりまして。「みんなより先に行きたい」と思いたち、両手両足を坂を離して走ってみようと考えました。
人知れず練習していたところ、マンホールでタイヤを滑らせて、盛大に転んでしまったんですね。上から自転車が落ちてきたのですが、その時、自分の頭の中が完全にスローモーションになり、何とか避けることができました。でも、この話をしても、誰も信じてくれないんですよね(苦笑)。

真帆:夏休みはあまり家族で外出していたことがなく、お兄さんと親に宿題を手伝ってもらって、賞をもらったりしていました(笑)。夏の思い出はこれからたくさん作っていきたいと思います!

篠原:宿題はしっかりしつつ、時間の限り常に遊んでいたような気がします。家族でよく旅行に行っていたのですが、大人になった再び同じ場所に行くと、その時の記憶が思い出されます。

工藤:北海道に住んでいた頃、よく海水浴に行っていて、同行者に砂に埋められたりしていました(笑)。最近、フルタ丸で海に行った時もメンバーに埋められました。埋められてばかりの人生ですが、埋もれないようにがんばります(笑)。

清水:京都に住んでいたのですが、毎年とてもきれいな海水浴場に行っていまして。「また行きたいな」と思いまして、最近親戚に「あの海水浴場ってどこだっけ?」と聞いたら「福井の和田海水浴場だよ」と言われまして(笑)。でも、あの頃の思い出は変わりませんから!

フルタ:自分は学校の宿題をすごく頑張る子でした。「自動●●機」というものにすごく憧れていて、「自動肩たたき機」だったり「自動魚えさやり機」などを作って賞をもらっていたのですが、小学6年生の時に「何故四葉のクローバーはできるのか?」というのを研究したんです。最終的には自分で狙って四葉のクローバーを作ることができれば、と思っていたのですが、結局夏の間に解明することができなかったんです。でもその頃の探究心は大人になっても作品をつくる力になっていると思います。
あの日解明していたら演劇はやっていなかったと思います(笑)。
後は、ずっとテレビで野球中継を観ていました。あの頃は今と違って、たくさんの地上波のチャンネルで中継されていて、延長放送もしていたので、とても楽しかったのを覚えています。

―最後に、記事を読んでいる皆さんに一言お願いします。

宮内:強気な発言になってしまうかも知れませんが、本作を観た夏と観ていない夏ですと、観たほうが絶対にいい夏になると思います。強い気持ちを込めてお待ちしておりますので、皆さんぜひお越しください!

真帆:大人になると夏休みをとっても満喫できない人が大勢いると思いますので、擬似的な夏休みを味わっていただきたいです。「やっぱり夏っていいじゃん!」と思っていただければ幸いです。

篠原:皆さんにも共感していただける部分があると思いますので、構えることなく楽しんでいただける作品になっていると思います。夏と言えばお盆休みのことを思い出すのですが、帰省する先がない人もいると思うんですね。そのような人たちにもおすすめできるような作品になっていると思いますので、よろしくお願いします!

工藤:ちょうど夏に行われる「夏」を舞台にした物語ということで、作品を見て劇場から出てきた時に、作品とリンクした気分を味わっていただければと思います。

清水:今回の作品は親子で観ていただいても面白いと思います。夏を満喫した人も、そうでない人も、ぜひぜひ劇場に足を運んでください!

フルタ:「夏」をテーマにした傑作はたくさんあると思いますが、そこに『フルカラーの夏』も参戦しようと思います。8月も終わりなので、皆さんあまり楽しいことも残ってないと思うんですよね(笑)。だから、クーラーの効いた部屋を飛び出して劇場に来ていただいて、「フルタ丸」の作品を楽しんでください!

<Text・Photo/ダンディ佐伯>

【舞台概要】

『フルカラーの夏』

【岐阜公演】
2013年8月24日(土)・25日(日)

【岐阜】美濃DiAngelo
(岐阜県美濃市松森595 マツモリビル3F tel:0575-35-3386 

mail:pupupupumpkin@gmail.com)

【東京公演】
8月31日(土)・9月1日(日)

【東京】明大前キッド・アイラック・アート・ホール
(東京都世田谷区松原2-43-11 tel:03-3322-5564)

≪作・演出≫
フルタジュン

≪出演≫
宮内勇輝
真帆
篠原友紀
工藤優太
清水洋介
フルタジュン

≪公演日時≫
★岐阜公演★
8月24日(土)19時~
8月25日(日)19時~

※受付開始&開場は18時~

★東京公演★
8月31日(土)16時~/19時~
9月1日(日)13時~/16時~/19時~

≪チケット料金≫
前売券・当日券:2,500円

※日時指定・全席自由
※当日の受付順でのご入場となります。
※チケット代金のお支払は当日清算となります。

●岐阜公演の予約はコチラ
http://www.facebook.com/l/nAQHRuU3nAQEWbPJ-vhC8bO7n0vh7Iw1z11xKqp0nDkWBmQ/https%3A%2F%2Fticket.corich.jp%2Fapply%2F47305%2F
●東京公演の予約はコチラ
http://www.facebook.com/l/VAQGL6R7nAQHV23p1jrTFjAohRSS96HQWYQVhJd_m8oLfJg/https%3A%2F%2Fticket.corich.jp%2Fapply%2F47304%2F

≪メールでもご予約できます≫
■メール予約:info@furutamaru.com

予約時には、お客様の「名前・観劇希望日時・チケット枚数・電話番号・メールアドレス」をお伝え下さい。
こちらからの返信をもって、予約完了とさせて頂きます。

☆チケットの予約、最新情報などはこちらから!
●後悔と演劇とフルタ丸
http://blog.furutamaru.com/