ゆかり姫が永遠の17才である理由が判明!? 『田村ゆかり LOVE♡LIVE 2013 *Cute’n ♡ Cute’n Heart*』

By saeki, 2013年7月10日


さいたまスーパーアリーナを舞台に6月22・23日の2日間にわたって、“ゆかりん”こと田村ゆかりさんによる2daysライブ『田村ゆかり LOVE@LIVE 2013 *Cute’n ♡ Cute’n Heart*』が開催された。
今回は2日間で3万2千人を動員したこのアリーナライブ2日目の公演の模様をレポートしていきたい。

開演とともに巨大スクリーンに映し出されたのは、ある小さな王国を舞台にした“ゆかり姫”という美しいお姫様の物語。今回のライブステージは歌ばかりでなく、このゆかり姫のストーリーが語られていくことになるのだ。

そんな物語のプロローグに続いて、お待ちかね白&赤ストライプなドレス姿でステージに登場したゆかりん。バックバンドである“桃色男爵”の生演奏にのせて、ダンサーの“桃色メイツ”と猫のぬいぐるみの“桃猫団”が勢揃いしたステージの中央で、笑顔いっぱいで「Fantastic future」を歌うゆかりんの姿に、会場をピンクのサイリウムで埋め尽くした“王国民”(ファン)はいきなり全員総立ちといった状態に。

そんな盛り上がりまくりなファンに向けて「熱気がすごいけど、暑くない?」と挨拶とともにセンターステージに立って語りかけるゆかりん。1日目に続いて2日目にもたくさんのファンが来てくれたことを喜びながら「予習はバッチリだと思うけど、新たな気持ちで参加してくれるとうれしいです」とコメントすると、続いてしっとりと「さよならをおしえて」を熱唱していくことに。

さらにピンクのドレスと、ネコミミを付けた可愛い姿になると、綺麗に飾り付けられたトロッコに乗り込むや、客席に手を振り歌いながら後方ステージ経由で会場を一巡り。
遠くステージを望みながら声援をおくっていた後方座席のファンたちも、会場後ろへとトロッコで近づいてきてくれたゆかりんに向けてうれしそうにサイリウムを振りまくっていた。

ほかにも「My wish My love」を歌いながら、ゴンドラに乗って客席上空へと舞うといった驚きの演出に加えて、最近のライブでは「もう飽きちゃったかなと思って」とご無沙汰となっていた「めろ~ん」がこの日久しぶりに復活。
「久しぶりに、儀式を」と言いながら、センターステージで“ゆかり王国の魔法のステッキ”をゆかりんが手に「めろ~ん」とステッキを客席に向けながら身体を回転させると、さながらウェーブの如くステッキを向けられ観客たちがメロメロに。

いつも通りに従順な“王国民”たちに満足げな表情を見せたゆかりんは、さらにブロック毎に「めろ~ん」を連発。「阿鼻叫喚(笑)」と、笑顔で時間差攻撃や放置プレイなどを駆使して楽しく会場を盛り上げてくれたのだった。

ここからは「つぼみのままで」「miss you」などを歌うアコースティック・コーナー。さらに次々に衣装を着替えながらTVアニメ『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』で自身が演じた夏川真涼のキャラクターソングである「Masquerade kiss」や「流れ星ジェニー」などを軽やかなステップで歌いあげていく。

そして、そんな華やかなステージの合間には、魔女に囚われた猫を助けるため、こっそりと城を抜け出して冒険を続けていくゆかり姫の物語をスクリーンに上映。お茶目なゆかり姫に会場の“王国民”は萌えまくりといった様子。
やがて森の中のお菓子の家を前にして、ゆかり姫は魔女と対決することになるのだが、勝負の行方は予想の斜め上の展開に。結果的にゆかり姫が勝利をおさめることになったのだが、魔女によって「17才から永遠に歳をとることができなくなった呪い」をかけられたことが明らかになると会場は大爆笑。最後はゆかり姫による「まぁ、いっか!」の一言で明るくハッピーエンドを迎えた物語に、客席からは大きな拍手がわきあがっていた。

こうして「永遠の17才」の理由が判明した物語の上映が終わるや、ゆかりんがセットの上からせり出しで登場しライブパートへ。しかし、可愛くジャンプしたものの着地で失敗。結局はなんの問題もなく「アンドロメダまで1hour」を歌い終わったものの、マイク片手に「今……なんかあった……転んでないよねゆかり(笑)」と必死にフォローを開始。「まぁね、いつだって完璧じゃつまらないじゃない? 完璧だったことないけど……。でもまぁちょっと美味しいなと思ったんで(笑)」と頑張って言い訳するゆかりんに、会場からは暖かい声援がおくられることに。

ここからはライブも後半戦。「チェルシーガール」に続き「fancy baby doll」では大コールの中、トロッコで会場を一周しながらうさぎのぬいぐるみをバズーカや遠投で会場のそこかしこへ投げ込んでいく。さらに再びゴンドラで宙を舞うと、ライブはついにクライマックスへ突入。
白いドレスに身を包み、「ラブリィレクチャー」「W:Wonder tale」そして、カラフルな炎が吹き上がるステージでラストソングの「Endless Story」を歌い上げる田村さんには会場は熱狂の渦に包まれたのだった。

 

熱烈なアンコールにこたえて、ピンクのライブTシャツ姿で登場したゆかりんが歌う「Super Special Smiling Shy girl」で再び会場のボルテージは急上昇。大合唱となった「大好きゆかりん」「笑ってゆかりん」コールに、ゆかりんも「大好きー!」と応えると客席から大きな歓声が。さらにセンターステージでポンポンを振りながらの「Gratitude」を歌うととうとうライブもエンディングへ。

ここでうれしいお知らせが。まずは10枚目のオリジナルアルバムの今秋発売決定という情報をゆかりんの口から発表されることに。2年ぶりとなるこのアルバムだが、ゆかりんは“10th”の読み方にかけて「天使アルバム」と呼んでいるとのこと。現在2曲ほどが制作中らしく、発売を楽しみに待ちたい。

さらに、次回のライブが決定したとのアナウンスも。タイトルは『田村ゆかり LOVE♡LIVE 2013 Autumn *Caramel Ribbon*』で開催日は9月16日(祝)、場所は横浜アリーナ。「次回のライブは一日限りということで、タイトルは“ワンナイトラブ”にしようよって言ったんだけど、ダメですって言われた(笑)」との裏話を挟みつつ、ゆかりんは「可愛い感じのライブになればいいなと思っています」と意気込みを語ってくれたのだった。

そんなこんなで大盛り上がりとなった今回のライブのラストを飾ったのは「もうちょっとFall in Love」。可愛さ爆発といった感じで熱唱するゆかりんに、観客も萌えまくり。疾走感満点の曲にノリノリといったようすで元気いっぱいに歌い上げると、最後に大きく右手を回したゆかりんがステージ上でジャンプしてフィニッシュ。

鳴りやまない拍手と歓声をうけて、ゆかりんはトロッコで3度目となる会場巡りしながら感謝の御挨拶。一人ひとりファンの顔を見つめながら、手を振り続けると再びステージに立って「ありがとうございました。こんな大きな会場に立たせてくれてありがとう。いつもすぐふざけちゃって、なかなか思ってることが言えないんだけど、ホントにみんなが連れてきてくれた場所なので、とても嬉しく思っています」と瞳を潤ませながら想いを込めて一言。

ちょっと目を伏せたものの、最後は顔を上げると笑顔で「なかなか自分に自信が持てないのでうまくいかないかもしれないけど、出来るだけ前向きに頑張って、またいつかここでみんなに会えると嬉しいなと思います。今日は本当にありがとうございました。とても楽しかったです。またね!」と語りかけ、大歓声に包まれながら投げキッスでステージを後にした。

こうして約4時間全26曲からなるゆかりんの2daysライブ最終日は、興奮と感動に包まれながら終演となったのだった。

<Text/川畑 剛>

<セットリスト>
1. Fantastic future
2. パーティーは終わらない(田村ゆかり feat. motsu from m.o.v.e.)
3. You & Me(田村ゆかり feat. motsu from m.o.v.e.)
4. さよならをおしえて
5. エアシューター
6. I.N.G.
7. ラブサイン
8. My wish My love
9. つぼみのままで
10. miss you
11. 片方だけのイヤリング
12. Masquerade kiss(TVアニメ『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』夏川真涼キャラクターソング)
13. traveling with a sheep
14. だって×2ウキウキ
15. 流れ星ジェニー
16. 好き…でもリベンジ
17. アンドロメダまで1hour
18. チェルシーガール
19. fancy baby doll
20. この指とまれ
21. ラブリィレクチャー
22. W:Wonder tale
23. Endless Story

<アンコール>
24. Super Special Smiling Shy girl
25. Gratitude
26. もうちょっとFall in Love

●田村ゆかり公式サイト
http://www.tamurayukari.com/