アーティスト・竹達彩奈の活動も振り返る！竹達彩奈1stアルバム『apple symphony 』発売記念イベント『たけたとぅライスミートゅー』（東京編）昼公演レポート

By, 2013年5月15日

竹達彩奈の1stアルバム『apple symphony 』が2013年4月10日に発売！　その発売記念イベントが4月21日（日）、都内で行われた。

新曲「ライスとぅミートゅー」の衣装で登場した竹達さんは、挨拶代わりに「ライスとぅミートゅー」を披露。一糸乱れぬコール＆レスポンスが展開され、さらに「春がキミを綺麗にした」ではピンクのサイリウムの花が咲いた。

ここからはポニーキャニオンの岡本プロデューサーが登場し、トークコーナーがスタート。
この日、物販で売られていたリストバンドを身につけて登場したことに触れ、岡本Pによると、楽屋で「我が左手に秘められしリンゴの力が暴走する」などの言葉とともに、痛い（？）ポーズをとっていたとか（笑）。

ここからは、1周年を迎えたアーティストデビューを振り返ることに。
「それまでは、キャラソンは普通に歌っていましたが、自分の名前になるということは不安も大きかったのです。でも、周りの皆さんに背中を押してもらいました。
実際にやってみたら楽しいことがいっぱいでしたね。とは言え、まだ未熟なところががたくさんあり、歌もうまく歌えなくて『（デビュー曲「Sinfonia! Sinfonia!!!」の作詞・作曲を手掛けた）沖井礼二さんに申し訳ない』と思いました」と語った。
一方で「Sinfonia! Sinfonia!!!」のレコーディングが一通り終わった後に、自分の中で納得いかず、もう一度録り直したいと志願した話も披露。
「一度出来上がったものに対して『待った』をかけるのは、とても勇気が勇気が必要だったんです」と当時の胸中を告白。

岡本Pいわく沖井さんをはじめ楽曲制作陣的には、自分から意見を言ってもらえたのがありがたかった、とのことだ。

そして、今年6月には1stソロライブも控え、竹達さんは「まさか、この１年でこんなに歌わせてもらい、ライブまでやらせていただけることになるなんて思いませんでした。今この瞬間も、みんなと一緒にイベントをやらせていただけることになるとは思っていなかったですし」と夢心地な心境を語った。

そして、ここからはアルバム収録曲についてのエピソードトークに突入。

☆「ライスとぅミートゅー」
「ごはんとお肉を一緒に食べてくれるあなたがいてくれたらそれでいいんだよ」ということを歌っています。
ファンからも「こんな作詞をした竹達さんは天才だと思った」などといったコメントが寄せられ、ご満悦。
「作詞を共作した加藤哉子さんから色々と作詞のポイントを教えてもらい、その時にまっさきに出てきたのは『みすじ』という言葉でした（笑）。タイトルが思いついた瞬間「もうこれで工程の半分くらいは終わったんじゃないかと思いましたね（笑）。
『霜の降る心に』というフレーズが特にお気に入りです。
レコーディングの現場で『ロックンロール」を「ロックンロース』にしたいと意見させていただいたら、スタッフからも『いいね』と言われました」、など、ファンにはたまらない裏話も。

そしてMVについては、
「一緒に踊っていた子供たちがとてもかわいいんです。着ぐるみを着て私の背景で楽器を演奏しているのは実はスタッフさんで、ポニーキャニオンのディレクターさんだったりしたのですが、それを沖井さんに話したら『着ぐるみに入っているのが、なんで俺じゃないんだよ（笑）！着ぐるみ自信あったのに！』と怒られてしまいました（笑）。
全体的に楽しさがギュギュっと詰まっているPVになりましたね。また、休憩中に自作の「ktkr」ダンスを踊っていたら『それいいね！』とダンスの先生に言われて、採用されました（笑）。
また、新曲「ライスとぅミートゅー」と焼肉屋『安安』とのコラボメニューに関して、最初は生チョコアイスが入っていなかったものの「食べてみたらすごくおいしくて。是非メニューに加えてください！」と先方にお願いしたところ、快諾してもらえたとか。

☆「ナナナナンバーワン」
「普段あまり使わないような言葉を表現するのが難しかったです。永野さんからアコギを持って直接指導していただきながら、緊張しつつ歌わせていただきました。鼻歌を口ずさみながら聴いていただきたいです」

☆「HIKARI」
「奥華子さんの曲は学生時代から好きで、今回このような形で曲を提供いただけるとは思っていなかったので嬉しかったです。『家族や友人など、いつも支えてくれている人に感謝の気持ちを伝えられる曲にしたいです』とお願いしたのですが、本当に素敵な曲で。皆さんの前で歌うのがドキドキします」

☆「apple　symphony」・「the colored　apple」
吉田哲人さんから、レコーディング時に「『パパパパ』と口ずさんでください」と急に言われて、戸惑ったのですが「できるよ！」とディレクターさんから言われ、「が、頑張ります」という感じで歌いました（笑）。

☆「Drive My Car」
「ボサノヴァ調で大人っぽい感じの曲です。こういう曲を歌わせていただける機会はあまりないので、楽しかったです。前に、兄の車の運転席に乗せてもらったのですが、足が届かなくて（笑）。席をドライバーに合わせて運転しやすいように動かせることをその時に教えてもらえなかったので「『だまされた！』と思ったのですが（苦笑）、家族の思いやりなのかも」

☆「G.I.W」
「川本真琴さんがメジャーデビューする直前に書下ろしされていた楽曲を頂きました。ラップ部分はすごく難しく、何度も聴きながら臨みました。川本さんが歌っているバージョンを聴くととても上手くて、こう歌いたいと思いましたが、似ませんでした（苦笑）。苦労して出来上がった曲なので、喜びもひとしおでした」

☆「えぶりでぃメリークリスマス」
「私はラブソングが苦手だったのですが、これくらい爽やかな曲だと歌えるのかな、と思いました。歌詞がすごくかわいくて、歌っているこっちがキュンキュンしてきそうな感じでした。
クリスマスは苦手なのですが（笑）、この曲でちょっと考え方が変わったかもしれません」

☆「Sinfonia! Sinfonia!!!」
「初めて聴いた時はキラキラしていて『私が歌わせてもらっていいのか？』と思いました。朝に聴きたい、爽やかな曲です」

☆「リズムとメロディの為のバラッド」
「この曲はアルバムの最後に入れたい、と聴いた時にすぐに思いました。
沖井さんは本当に優しい人なんだな、というのが伝わってくる曲です。
これまで旅をしてきた主人公がようやくそのた女の子に出会える、という世界観が心温まる、というか。沖井さんの愛を感じる曲になりました。この曲を含め、沖井さん三部作を是非聴いてみてほしいです」

続いては、会場のファンから募った「新生活に関して竹達さんに相談したいこと」。

「大学生活が不安」という悩みに対しては
「私も友人を作るのが苦手で（苦笑）。二２次元に逃げるのもありかと思いますが、最初は一発ギャグをかますなど、変な人だと思われるように接して、その後普通に接してみては？」と答えると、岡本Pから「それはダメなパターンだと思います」とダメ出しを受けてタジタジ（笑）。

「近頃段々お酒に弱くなってきています」
との悩みには「ご飯と一緒に食べたり、お酒だけでなく水やソフトドリンクも飲めばいいと思います」と的確なアドバイス。

「春から新しく始めたこと、始めたいことは？」という質問に関して、
「スキップがいまだにできないので、できるようになりたいです！　6月のライブ、待っていてください！」との回答。会場からは拍手が上がった。

「こだわっている焼肉の食べ方は？」との質問には、「おなかがいっぱいになった後にカルビを食べるともったいないので、『カルビを先にください』とお願いします。ちなみに最初に食べるのはは牛タンです！　あと「ライスとぅミートゅー」というタイトルを考案しただけあって、ご飯は必ず食べます！」
とニコニコしながら答えた。

楽しい時間はあっという間、ということでファンに向けて一言送られた。
「本日はすごく楽しい時間を過ごすことができました。
音楽活動を始めた時は、今こうして立っていることを想像できませんでしたから、本当に夢のようです。
みんながいたからできたことだと思いますので、これからもがんばっていきたいと思いますし、幸せの連鎖をつなげて行きたいと思いますので、これからもよろしくお願いします！」

　
最後は再びミニライブコーナー。
「いつも支えてくださってありがとうございます。みんなは私の道筋を照らす『光』のような存在です。私も皆さんを照らしていける『光』になりたいです！」と感謝の気持ちをこめて「HIKARI」を歌い上げ、「ここで泣く予定じゃなかったのに！」と言いながら、感極まって目を潤ませる一幕も。