2013年3月16日より全国の映画館にて公開中の『プリキュアオールスターズNew Stage2 こころのともだち』。
その大ヒット記念として4月5日(金)、新宿のバルト9にてプリキュアオールナイト上映イベントが開催された。
上映されたのは『映画プリキュアオールスターズDX3』、『映画スイート♪プリキュア』『映画スマイルプリキュア!』『映画プリキュアオールスターズNewStage』『映画プリキュアオールスターズNewStage2』の5タイトル。
さらにこの日は、歴代のプリキュア声優たちが集まったトークイベントも用意された。今回はそちらの模様をレポートしていくぞ!
オールナイト上映に先駆けて壇上に登場したのは、生天目仁美さん(キュアハート)、福圓美里さん(キュアハッピー)、小清水亜美さん(キュアメロディ)、水沢史絵さん(キュアマリン)、小松由佳さん(キュアパッション)、三瓶由布子さん(キュアドリーム)、樹元オリエさん(キュアブルーム)、本名陽子さん(キュアブラック)という歴代のプリキュア声優たち!!
この日用意されていた420席が即日完売したというのもうなずける豪華キャストが揃った。
そんなキャスト陣から様々な秘話が聞けるのだから、盛り上がるに決まっている! 早速その模様をお届けするぞ!
――作品を振り返っていかがでした?
生天目:『ドキドキ』は愛がテーマなのですが、現場も回を追うごとに愛が深まっていくのを感じています!
福圓:『スマイル』は19時を過ぎるとみんな疲れてきちゃうので、英語でしかしゃべらない“イングリッシュタイム”などを導入したり、踊ったりして(リフレッシュして)いました。
小清水:私たち『スイート』チームはそんな派手な感じではなかったのですが……あ、でもエンディング曲を豊口めぐみさんと一緒に踊ったことはありました(笑)。おやつも多かったですね。
水沢:『ハードキャッチ』は歴代でいちばん年齢層が高かったと思います(笑)。思い出といえば、敵役の金田朋子さんが毎回面白くて、みんなでそのキャラ作りを考えたりしていましたね。
小松:プリキュアは踊りが伝統になっていますが、元々は『フレッシュ』が踊り始め! 作品が終わっても踊っていました(笑)。
三瓶:レモネード(伊瀬茉莉也)が賑やかで、よく落書きしては「このキャラクターは本編にどうですか?」とかみんなに言っていましたね。シロップ(朴ろ美※ろは王偏に路)は私が考えたって言っていましたし(笑)。
樹元:どこもそうだと思いますが、『Splash Star』チームは仲が良くて、最近も集まろうと声をかけたら12人も集まったんですよ!
本名:最近はみんなから「先代様」とか「ブラック先輩」などと敬われることも多いのです(笑)。『初代』の現場で大人だったのがほのほの(雪城ほのか役:ゆかなさん)でした。
今日いらしているお客さんの中には10年前はお子さんだった人も、10年前から大人だった人もいるかもしれませんが、色々な思いが押し寄せてきますね。
――初代からバトンを渡された気持ちは?
樹元:私自身新人だったので受け入れてもらえるか心配でしたが、渡されたバトンを持って走るしかない!そう思って、走り抜けた1年でした。
――その樹元さんからバトンを受け継いだのが三瓶さん。
三瓶:5年目の記念ということで『オールスターズ』が登場したのですが、先輩たちは私たちのことをどう見ているのだろうと収録は緊張しました。それが10年、ここまで大きくなるなんてうれしく思います!
でも代々受け継いでいるバトン、私たちのころは気持ちのバトンを繋いでいたのですが、それが最近は(バトンが)バナナだという話も……。
――小松さんは敵キャラからプリキュアという新たな展開!
小松:悪役のオーディションでしたから。なので、まさかヒロインをやることになるなんて……。いい人間になりたいと思っていればそこにドラマが生まれて、人は変われる。『フレッシュ』はドラマとしてもすごく面白い作品になりました。
――そして水沢さん。
水沢:どうも、バナナです(笑)(※)。
(※歴代プリキュアの引き継ぎバトンがバナナになった原因とのこと)
――キュアマリンは新たな個性を光らせてくれたキャラですが、似ているところは?
水沢:常にガニ股とか? ないです、ないです(笑)。前作の『フレッシュ』が大人のノリだったのに比べて『ハートキャッチ』は子ども向けになり、内容も昭和テイストが入った感じです。
だからこそ生まれたキュアマリンだと思いました。
――小清水さんには『DX3』のお話をお伺いしたいのですが。
小清水:その『DX3』のアフレコ現場で先ほどから話題に出ているバトンをもらいました。最初はバナナじゃなかったですけれどね(笑)。
『DX3』では自分の全力を突破するくらい一生懸命に演じましたし、最後の技のシーンを録った際みんなで並んで「ハァァァ!」と声をあてたのが思い出ですね。
――福圓さんはみゆきちゃんに似ていると言われていますが?
福圓:私だけでなくアフレコ現場ではみんなちょっとずつ似ているところがあって、私がお茶を持ちながら歩いていると、キュアサニー役の田野アサミちゃんとかが「危ない!」と止めに来るんですよ(笑)。こぼすと思われていたんでしょうね。
――生天目さんは『ふたりはプリキュア』以来、10年越しの思いが実りました。
生天目:今日ここに立たせてもらって、こうやって皆さんの話を聞いていたら、その積み重ねの上でお芝居をさせていただいているんだなとあらためて感じて鳥肌が立ちました。
――最後に本名さんお願いします。
本名:『DX3』のときに「AKB48を超えます、プリキュア50を目指します」と言っていたのが32人まで来ちゃいました!
ここまで来られたのは、応援してくれる皆さんのおかげ。今日はオールナイト上映ということで、最後まで一睡もせず、たくさん笑って、たくさん泣いて、笑顔で元気に帰って下さい!!
他にも「400人以上の大人がここに集まっているなんて、ぶっちゃけありえなーい!」と、本名さんによるキュアブラックの決めゼリフなども飛び出したトークイベント。会場からは登壇者全員に暖かい拍手と大きな声援が贈られていた。
<Text・Photo/牧田秀章>
●『プリキュアオールスターズNew Stage2 こころのともだち』公式サイト
http://www.precure-allstars.com/