【アニメミライ】『龍‐RYO‐』の音楽を黒石ひとみが担当!インタビューコメントも到着!!

By, 2013年2月1日



―『龍‐RYO‐』の物語からどのような楽曲をイメージされましたか?

黒石さん:TVシリーズでは、毎話のストーリーごとに作曲をすることは、まず出来ないのですが、今作では、シーンに合わせて作ることができるので、とても楽しみでした。
最初、時代劇にデジタルっぽいものも、面白いかと思いましたが、作画やセリフなど拝見すると、真剣なRYOのまなざしが印象的であり、やはり物語の心情を伝えられる、ダイナミックなテイストが似合うかと思いました。

―今回、『龍‐RYO‐』の音楽を作曲するにあたって、気にされた事はありますか?

黒石さん:この壮大な素晴らしい作品にお応えするために、ハリウッド映画にもひけをとらない音楽を提供しなければと思いながらも、様々な制約の中で知恵で克服していかなければならない事です。

―作曲にあたっての千明監督からのリクエストはありましたか?

黒石さん:監督から、時代劇だとか和風とかにこだわらなくていいです、と言われました。
「LASTEXILE」「ラストエグザイル‐銀翼のファム‐」と、監督の作品で積み上げてきた方向性を踏襲しながらも、よりシーンに沿った心情のリアリティを表現してみたいと思いました。

―黒石さんの音楽を楽しみにされている方に、メッセージをお願いします。

黒石さん:歴史上の出来事に、アレンジを加える事で新しい物語の幕開けとなった『龍‐RYO』を、ぜひ、楽しんで劇場で観ていただけると嬉しいですね。
RYOは、大切な人を守りきれなかったことに、強い責任を感じ、リベンジで生きるのか、彼の正義を追求して生きるのか、今作の後の展開にも、とても期待しています。

仲良しでも、ちょっとした誤解で裏切られたり、そんな経験あるかと思います。
エンディング曲「ユビキリ」は、約束は、とても大切なことであって、簡単に心変わりしていいの?
そんな、思いから作りました。ぜひ、聞いてください。

【黒石ひとみ(くろいし ひとみ)】

透明感あふれるサウンドで、ヒーリング、ボーカル音楽からオーケストレーションまで、フィールドを越えて活動。
無国籍な色合いの楽曲は映像音楽との相性も良く、特にファンタジーの世界観を描くアニメーション作品への楽曲提供も多い。

映像音楽に加えて主題歌、挿入歌を自らも歌うことも多く、この時、「Hitomi」名義を使用することもある。
まるで天使の羽を重ねたように幾重にも重なる多重コーラスは、エンジェル・フェザー・ボイスと呼ばれ、繊細さと力強さを兼ね備えた独自の音色である。

手掛ける歌詞には、明日への希望をテーマにすることも多く、神秘的で包容力ある声を通して、勇気と癒しを届けることを信条としている。

CDには『Angel Feather Voice』(「Over The Sky」「Planetes」など 全14曲)『Angel Feather Voice 2』(「Continued Story」「Starboard ( Angel Feather バージョン)」など 全17曲)がある。

サウンドトラックとして『LAST EXILE』『ラストエグザイルー銀翼のファムー』『コードギアス~反逆のルルーシュ』など。ライフワーク的な作品で、ヒーリング音楽の『美しの里』シリーズがある。

●黒石ひとみの癒しの音楽「美しの里」
http://www.utsukushinosato.jp/