大人気シリーズ最新作が待望のアニメ化! 『D.C.Ⅲ~ダ・カーポⅢ~』アフレコレポート

By, 2012年12月12日



発売から10年目を迎えた人気PCゲーム『D.C.Ⅲ~ダ・カーポⅢ~』がTVアニメ化。春の景色がいつまでも続く初音島を舞台に、公式新聞部に所属する主人公・芳乃清隆と女の子たちを中心にした、甘く切ない物語が展開していく。

―演じられたキャラクターの紹介をお願いします。

芳乃清隆役・小野友樹さん(以下、小野):かわいい女の子に囲まれる清隆を羨ましいと思いながら(笑)、彼女たちの魅力を引き出せれば、と思って演じています。清隆自身は純粋な男の子……だと思います(笑)。

森園立夏役・新田恵海さん(以下、新田):立夏は公式新聞部の部長で、ルックスもよくみんなのリーダー的な存在ですが、時々中二っぽい発言をする残念系女子です。

芳乃シャルル役・宮崎羽衣さん(以下、宮崎):シャルルは、学園では頼れるしっかり者のお姉さんですが、清隆と二人の時は構って欲しいという、子供っぽい一面も見せる女の子です。

葛木姫乃役・佐々木未来さん(以下、佐々木):姫乃は清隆の家の隣に住む幼なじみなのですが、小さい頃から一緒にいるが故に、中々素直になれない女の子です。ツンとデレの差がとても可愛い女の子ですね。

瑠川さら役・桜咲千依さん(以下、桜咲):さらは清隆の1つ下の女の子で、子供っぽい部分があります。

陽ノ下 葵役・海保えりかさん(以下、海保):葵はひまわりのような太陽のような子犬のような人なつっこさを持った女の子です。清隆に対して大胆に攻めるところがありますが、暴走をしてもかわいさが先に立ち、個人的には色っぽさをあまり感じません(笑)。また、アルバイトを頑張り過ぎて風邪を引いてしまうような、「元気病弱」の面がある子です。

―本作の見どころをお願いします。

小野:主人公のポジションで色々な女の子の魅力に触れられるので、いいポジションだと思います。皆さんにも主人公視点から女の子たちの素敵なところを見て欲しいですね。

新田:今回も初音島が舞台なのですが、今までのシリーズの中でも一番普通な女の子たちが出てくる作品だと思います。「桜」についての謎を解いていく、という大まかな物語がありながらも、清隆を中心とした恋模様も気になる内容となっております。

宮崎:皆さんが思う「ゲームのあのシーンが好きだった!」という部分がたくさん描かれていると思います。今回が3作目、ということですが、どのように物語がつながっていくのか? というところが見どころだと思います。

佐々木:ゲームに忠実な内容になっていますので、ゲームを楽しんだ人はもちろん、プレイされていない方もゲームに興味を持っていただけると思います。
清隆がとても羨ましいな、と思いつつ、鈍感な彼にモヤモヤしつつ……というところを楽しんで欲しいですね。

桜咲:ゲーム中でCGになっている部分も多く出てきますが、アニメならではの一面もたくさんあると思いますので、ゲームをプレイした方は、そこも楽しんで欲しいですね。

海保:ヒロインは元々魅力的なのですが、ゲームの収録と違い、今回はキャストみんなで一緒に収録していますし、お芝居も動いてくると思いますので、そこを楽しんでいただきたいです。
また、新聞部のほのぼのした雰囲気にも注目して欲しいと思います。

―アフレコ現場の雰囲気を教えて下さい。

小野:清隆が女の子たちといい雰囲気になっている時に「清隆なによ!」と女性キャスト陣に責められることがよくあります(笑)。

宮崎:歴代の主人公役の方はみんなそういう目に合っていると思いますよ(笑)。

小野:なるほど、世襲制なんですね(笑)。

新田:これまでドラマCDなどでご一緒させていただいていて、アニメの収録は始まったばかりですが和気あいあいとしながら清隆を責めたりしてます(笑)。

宮崎:ヒロイン5人は昨年のゲームの収録の頃から一緒に慣れ親しんでる感じで、お互いの癖も分かっていて、すごくやりやすいです。

佐々木:ラジオの収録はみんなでやっていましたし、ゲームの収録が一人でしたので、早く一緒にアフレコをしたいと思っていました。アフレコ現場はとても楽しいのですが、回を重ねるごとに小野さんとの距離を置きたくなる、と言いますか(笑)。

小野:それはどういうことかな?

佐々木:いい意味で、ということですよ(笑)! …・・・と、こんな風に小野さんをいじって楽しんでいます(笑)。
 
桜咲:緊張しながら臨んだアフレコですが、優しく教えてくださったり、皆さんが笑っていたりするので安心できたり、緊張もほぐれました。

海保:今作がTVアニメでは初めてのアフレコで、色々な方にアドバイスをいただきながら頑張っているのですが、本当に温かい現場ですね。

―今回のOP主題歌はメインヒロインが5人で歌われていますが、レコーディング中のエピソードがあれば教えて下さい。

新田:とてもストレートな曲だな、と思います。これまでの『D.C.~ダ・カーポ~』シリーズではヒロインがOP主題歌を歌ったことがないのですが、色々と深読みができる歌詞になっていると思っていて。
曲調の中には作品の幸せな世界観が出ていると思います。クラップ(手拍子)が入っている箇所もありますし、もしライブなどで披露する機会があれば、みんなで一緒に手拍子して欲しいですね。

宮崎:今回はキャラクターを意識して歌わせていただきました。風見学園のヒロインみんなが歌っているという曲になりました。「桜」などのキーワードが散りばめられていて、いい曲に仕上がったと思います。

佐々木:『D.C.~ダ・カーポ~』シリーズは、歌も魅力のひとつだったと思いますので、私たちも参加できるのがとても嬉しいです。
歌詞の中に「瞳を見つめ」という部分があり、そこが私(姫乃)のソロパートなのですが、「瞳を見つめる感じで歌って下さい」と指示がありまして。こだわりを持って録りましたので、是非聞いて欲しいです。

桜咲:2人以上でユニゾンする部分があったり、掛け合いもあったりして楽しいですね。ふんわりしたいい曲です。

海保:『D.C.Ⅲ~ダ・カーポⅢ~』の爽やかさ、キラキラした感じを詰め込んだ曲になっています。アップテンポでノリやすいですし、ソロパートはみんな力を入れてレコーディングしていると思いますので、注目して下さい。

―では小野さんにお聞きします。ゲーム中には声が付いていない主人公の役ですが、演じる上で気をつけた点はありますか?

小野:プレイしてくださった方はもちろん、キャストやスタッフさんにも清隆像があると思いますので、意見交換をしながら少しずつそれを作り上げていきました。

―では最後に、ファンの皆さんに一言お願いします。

小野:清隆は果たして純粋なのか、はたまた「分かっている部分」があるのか? そこを考えながら楽しんでいただければ、と思います。

新田:『2』から約6年ぶり、ということで、シリーズ続編、ということにはなっておりますが、新しい『D.C.~ダ・カーポ~』という位置づけで、これまでご覧になってない方にも観ていただきたいと思っております。
これまで観てくださっていた方には、より楽しめるような要素もたくさんあると思いますので、それを探して欲しいです。ヒロイン一人ひとりにスポットが当てられていますので、その心情を考えたり、キュンキュンするシーンを楽しんでもらいたいと思います。

宮崎:私は前シリーズで「アイシア」というキャラクターを演じたことがあり、今回はシャルルを演じることができてすごくうれしく思っています。 前作に似たキャラクターたちも・・・。そのあたりの謎も明かされていく……かも知れませんので、楽しみに待っていて下さい。

佐々木:毎回「清隆が羨ましい!」と思うくらいに女の子たちとのキュンキュンなシーンがいっぱいありますので、楽しみにして欲しいです。魅力的な女の子が多いので、私も彼女たちに負けないように頑張って姫乃を演じていきたいと思います。

桜咲:こうして『D.C.~ダ・カーポ~』という作品に関われるのが嬉しいです。登場人物はみんな可愛らしい部分やかっこいい部分があります。ストーリーも面白いですし、作品の全てを愛していただける時間になればいいな、と思っております。

海保:自分が清隆になったつもりで観ていただくと、とても楽しいのではないかと思います。応援よろしくお願いします!

<Text/ダンディ佐伯>

●アニメ公式サイト
http://www.hatsunejima.com/