2012年7月14日(土)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、DVD映画『携帯彼女+(プラス)』の上映会&舞台挨拶が行われた。
本作は、kagen氏原作のケータイ小説『携帯彼氏』から始まった、サスペンスホラーシリーズの最新作。2009年には、『携帯彼氏』が劇場公開され、2011年には、続編のDVD映画『携帯彼女』をリリース。そして更にその続編となるDVD映画『携帯彼氏+』(2012年8月3日(金)発売)と『携帯彼女+』(2012年9月5日(水)発売)の2作品がリリースされるのだ。
今作では、死を呼ぶスマホの美少女育成ゲームが登場し、オタク少年・和也、クラスメートの杏子が、その恐怖にとり憑かれていく。そして、和也が育てていたデジタルアイドル・アカネ、杏子が育てていたデジタルアイドル・ミドリは、和也たちを……。
更にそのデジタルアイドルは、『非公認戦隊アキバレンジャー』でアキバイエロー/萌黄ゆめりあ役でおなじみ、荻野可鈴さん、『ゆるゆり♪♪』で赤座あかり役などでおなじみの三上枝織さんが演じているというから、こちらも要注目だ!
この日は、キャストの逢沢りなさん(杏子役)、志尊 淳さん(和也役)、荻野可鈴さん(アカネ役)、三上枝織さん(ミドリ役)、白州 迅さん(中村役)、そして監督・脚本の月川 翔氏が勢揃いし、撮影裏話などを話してくれた。
●キャスト陣が、撮影時を振り返る!
【逢沢りなさん(杏子役)コメント】
「ちょっと強気な女の子の役だったのですが、今まで演じたことがない役だったんです。すごく悩んだんですが、撮影は楽しくできたので良かったです。
とにかく(撮影の頃は)寒かったっていうことが印象に残ってます。もう、アイドル役の2人(荻野さんと三上さん)なんて、真冬なのにすごい薄着でしたし。みんなで寒さに耐えながら、集中力を高めて頑張りました(笑)」
【志尊 淳さん(和也役)コメント】
「ホントにクセのある役だったんで、どうやって作っていこうか、ある程度は決めていたんですが、撮影に入ってみると変わってきて、ホントキャストの皆さんや、監督に助けられました。
僕の中で一番印象に残っているシーンは、ラストの夕日をバックに杏子と歩いているところです。あれは、日が落ちたらダメだったので、ダッシュで行って、テストしないで、本番!で、アドリブでって感じだったんです。(逢沢さんと)2人で、どうしようどうしようって、ねこじゃらしで遊んでみたりしたんですよね。でもあそこをきっかけに、杏子と和也の距離が縮まったかなって思ったんで、すごい印象に残ってます」
【荻野可鈴さん(アカネ役)コメント】
「私、すごく運動音痴でして、でもダンスが一番頑張ったというか、すごく力を入れましたね(笑)。でも撮影の頃は寒くて、それでダンスはキツかったです(笑)。
(自分だったらどんな男性アイドルを育ててみたいかという質問に対して)どんなアイドルかですか?月川監督ですね!月川監督をみてると、なんかマスコットにしてみたいなと。冗談です(笑)」
【三上枝織さん(ミドリ役)コメント】
「杏子ちゃんの後ろにずっとつきまとってる感じだったので、どういう角度でみたら画面上恐くなるのかなと、試行錯誤な部分もありましたね。ダンスも可鈴ちゃんと踊ったんですが、結構難しかったです。
でもキャスト陣みんな仲良くって、(撮影中は)舞台そでで、一緒に踊ってくださったりとかしてました(笑)」
【白州 迅さん(中村役)コメント】
「中村は和也の友達で、オタクではあるんですが、結構、カッコつけな部分があって……。今日も、第1ボタンをはずしてるんですけども(笑)。その辺の、オタクとカッコつけのさじ加減というか、そこら辺が難しかったですね。
印象に残っているシーンは、一番最初の撮影だった一番最初の(和也と中村の)シーンです。2人(志尊さんと白州さん)共、今回が初めての映像の仕事で、突然そこを撮ることになって、必死に、台詞を覚えて……。ひたすら、次の台詞はなんだ?なんだ?って思いながら、なんとかワンカット撮れました」
●監督、キャスト陣との撮影秘話を語る!
【月川翔監督コメント】
「キャストの皆さんホント素晴らしかったです。逢沢さんは、ラストに結構、アドリブ入れてもらったんですが、和也に“1人で行けばばいいじゃないですか”って言われて杏子が返す台詞、僕はあの台詞は書けなかったんですよ。逢沢さんのおかげで助けられたなって感じでした。
志尊くんは、オタク役だからちょっと気持ちの悪い感じにやるのかなって思ったら、なんかいやらしくなくって、可愛げがあっていう感じでしたね。たまたま役が合ったのかなとも思ったんですが、また別の作品でご一緒した時も、全然違う役でも、それはそれで良かったので、志尊くんくんはすごい俳優になるんじゃないかなと思います。
荻野さんは、本読みの時に、“アイドルっぽい可愛いポーズをいっぱいとってもらうことになると思うんだけど、大丈夫ですか?”って聞いたら、“いっぱいもってるんで、大丈夫です!”って(笑)。僕以上にアイドルが好きな柴田プロデューサーからも、プン!プン!とかやるのって、意外とできないですから!すごいですよ!って言われてます。
三上さんは、声優さんだと聞いていて、大丈夫かなと思ってたんです。でも、衣装合わせの時に、色々恐い顔の写真取らせてもらって、三上さんを見ているとすごい想像力が働くんですよね。すごい悲しいことがあって、こういう霊になっているのかなって、色々考えちゃうような、奥行きがあるんです。想像力が膨らむ、いい女優さんだなって思いましたね。
白州くんは、一発目から、ワンシーン長い台詞を一息で撮るっていうところで、あれ、実はあの日に撮る予定ではなかったんですよね。ダメだったら……と思ったんですが、全然できていて、頼りがいがあるなって感じでした」
などなど、キャスト陣達のトークに、観客達も興味津々なイベントであった!本作のDVDは、9月5日(水)に発売され、レンタルも同時リリースされるので、是非とも見て欲しい!
<Text・Photo/小俣 猛>
【DVD概要】
携帯彼女+
2012年9月5日(水)発売
価格:3990円(税込)
発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
●携帯彼氏プラス 携帯彼女プラス公式サイト
http://keitaiplus.com/