TVアニメから4年!映画『図書館戦争 革命のつばさ』初日舞台挨拶レポート!井上麻里奈、前野智昭、浜名孝行監督が本作の見所を大紹介!

By, 2012年6月25日



2012年6月16日(土)、東京・角川シネマ新宿 シネマ1にて、映画『図書館戦争 革命のつばさ』の初日舞台挨拶が行われた。
本作は、有川浩氏の小説、「図書館戦争」シリーズをアニメ化したもの。「メディア良化法」が成立・施行された架空の日本で、不当な検閲から「本」を守ろうとする図書隊員・笠原郁(声・井上麻里奈さん)と、その仲間たちの物語だ。

2008年にはフジテレビ・ノイタミナ枠でTVアニメが放送され、大人気の内に終了。4年を経て、TVシリーズのスタッフ&キャストが再集結。
今作では、小説家・当麻蔵人(声・イッセー尾形さん)を守るため、図書隊は身辺警護をすることに。テロの手口に当麻の書いた小説が酷似していると、メディア良化委員会が、作家狩りを行おうとしているのだ。郁の活躍は勿論、上司・堂上篤との恋の行方も注目されている。

会場では、キャストの井上麻里奈さん(笠原郁 役)、前野智昭さん(堂上篤 役)、そして浜名孝行監督が登壇。この日は、生憎の雨模様であったが、本作では、雨の新宿三丁目界隈のシーンも登場するため、粋な演出になったと、会場は盛り上がっていた。

●キャスト&監督が胸中を激白!

【井上麻里奈さん(笠原郁 役)コメント】
「久しぶりの収録でしたが、図書隊のみんなと一緒に掛け合いができたので、すっと役に入れましたね。あっこれが図書隊だ!っていうのが感じられて、嬉しかったです。
後半、郁は、イッセー尾形さんが演じる当麻先生とのシーンが多いのですが、イッセーさんは、私が言うのもおこがましい感じがしますけど、素晴らしいお芝居をされていました!アフレコは初挑戦とのことですが、スタッフから言われたことは、次のテイクで完璧にこなしてるんです。
それに、今回のお話では、検閲の問題をあまり意識していなかった当麻先生を、検閲と戦う図書隊がお守りすることになるんです。その関係と、イッセーさんと私達声優との関係が似ている感じがしましたね。だから、最後のシーンで、郁が当麻先生に、“ご一緒させて頂いて、光栄でした”って言うんですが、あの台詞は心から自分の台詞として言えたな、って思いました」

【前野智昭さん(堂上篤 役)コメント】
「久しぶりの堂上役でしたが、堂上を演じることに対してはそんなに不安はなかったんです。でも、個人的には“見計い図書とすることを宣言する”って台詞を言えるかなって不安でしたね。TVアニメの時もずっと練習していたんですが、その時には、文字で処理されていてセリフとしては無かったんですよ。でもまさか今回、回想シーンで出てくるとは……。そこはドキドキしました。案の定、2回ぐらいかみましたけどね(笑)。
再び、堂上をやらせて頂いて、僕も嬉しいです。皆さん、満足して頂けたでしょうか。(会場大歓声)ありがとうございます。でも……『(堂上の声で)アホか貴様ァ!まだ別冊があるだろ!』ということで、それまで応援よろしくお願いいたします!」

【浜名孝行監督コメント】
「TVアニメ版から4年経って、皆様のあたたかい応援があってこそ、今回、劇場版になったと思います。その皆さんに喜んでもらえるように、頑張って作りました。今、ちょっとホッとしている部分もあります(笑)。
今回の映画化のお話を聞いた時、僕、アニメの仕事初めて25年目だったんですよ。だから、自分の25年を全部出し切ろうと思いました。
また『図書館戦争』をやりたいなと思っていますので、応援よろしくお願いします」

などなど、登壇ゲストは熱い想いを語り、観客席からは大きな拍手が鳴り響いていた。映画は現在、角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋など、全国で上映中だ。みんなも是非とも、4年ぶりの図書隊の活躍を堪能してほしい!

<Text/小俣 猛>

【映画概要】
映画『図書館戦争 革命のつばさ』
角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋、他、全国上映中

※上映館などの詳細は総合サイトを参照。

<スタッフ>
原作:有川浩 「図書館戦争」シリーズ(角川文庫刊)
監督:浜名孝行
脚本:古怒田健志
キャラクター原案:徒花スクモ
アニメーション制作:プロダクション I.G

<キャスト>
笠原 郁:井上麻里奈
堂上 篤:前野智昭
柴崎麻子:沢城みゆき
小牧幹久:石田 彰
手塚 光:鈴木達央
玄田竜助:鈴森勘司:
児島清花:潘めぐみ
当麻蔵人:イッセー尾形
ほか

●「図書館戦争」総合サイト
http://www.kadokawa.co.jp/toshokan-sensou/