7月26日(木)に発売されるPSP用ゲーム「DUNAMIS15」。本作は’11年にPS3とXbox 360用ゲームとして発売された作品の最新版で、新規に2つのエピソードを追加。さらに初回限定版はオリジナルドラマCDが付属する。この収録のため、メインキャラクターの高校生たちを演じた声優の東地宏樹や島本須美らキャスト陣10名が勢揃いし、収録後の感想を語った。
【「DUNAMIS15」とは?】
健康な遺伝子を採取するための研究施設、デュナミス・ベースとそこにあるセレス学園が舞台のサスペンス・フィクションアドベンチャー。幾度ものループや悲劇に翻弄されながら、何も知らない高校生たちが生きるために戦っていくというストーリーだ。プレイヤーは5人のメインキャラクターの視点を通して、主人公たちを生き残らせるのが目的。
―演じた役について、また、収録の感想をお願いします。
高槻東吾役・東地宏樹さん(以下、東地):メインキャラクターの高校生で、島本須美さんの相手役という光栄な役を頂きました。高校生の役ということで(年齢的に)どうだろうと思っていましたが、高校生の頃もこんな風な声だったのでそこは許していただければと思います(笑)。宜しくお願いします。
倭 一花役・島本須美さん(以下、島本):高校生役ですみません(笑)。最初はかなり不安でしたが、やり始めたらスタッフさんにも乗せられて、楽しかったです。喜んでいただけたらうれしいです。
後藤眞波役・丹下 桜さん(以下、丹下):東吾や一花の同級生です。島本さんに東地さん、こんなにすごい同級生ができて幸せです! 眞波は一人ずっとテンションが高く、ずーっとしゃべって頑張りました。
陸 七生役・鈴木裕斗さん(以下、鈴木):大先輩方の中で、薄っぺらな芝居にならないようにとプレッシャーがありましたが、ひょうひょうとした高校生の七生を楽しんで演じさせてもらいました。
白 大輔役・藤原祐規さん(以下、藤原):男子クラス委員長という役どころを演じました。皆さんと重複しますが、同級生の東地さんを怒る演技は声で負けちゃうぞと思いまして(笑)、バランスを考えながら演じさせてもらいました。
櫟井夏來役・仙台エリさん(以下、仙台):本編では、かわいらしい後輩キャラクターなのに一番悲惨な目に遭いました。コミカルな内容のドラマCDでの壊れっぷりに注目して頂ければと思います。
仁和 菓役・藤田咲さん(以下、藤田):菓は見た目はおとなしそうですが、二面性のある、深い役どころですごく楽しかったです。ゲームもプレイして、他の皆さんの芝居もあわせてやっぱり面白くて。本作の一員になれてよかったです。
妹尾 梓役・庄子裕衣さん(以下庄子):デュナミス・ベースの目的を知る研究員を演じました。表向きは明るい保健のお姉さんだけど実は……という役。ドラマCDでは女性的でコミカルな部分をやらせてもらえてありがたかったです。
香藤瑞希役・佐久間紅美さん(以下、佐久間):生徒に慕われる先生です。大先輩方演じる高校生の先生として説得力を持たせられるか悩みましたが、自分の中の理想の先生像を描いて、必死に頑張りました。CDドラマは生徒のみんながのびのびお芝居しているのを見て、ほほえましいなあと勝手に見守らせてもらいました。
宮藤一咲役・津田健次郎さん(以下、津田):東地さんが高校生?ウソでしょ?って二度見するくらい驚きました。一咲は研究員でとにかく大人の役なので、大人に、大人にと。それはもう大変でした。作品自体も楽しく演じさせていただきました。
―主人公の4人の皆さんにお聞きします。本編と追加エピソードのキャラの違いや、印象に残ったシーンは?
東地:東吾はあまり違いはなかったですね。ほかの皆さんが面白いことになっているので、そこがオススメです。本編全体の印象ですが、僕はこの作品の魅力は学園ものでありながら切ないところかなと思います。常に哀しさを帯びていると言いますか。そんなところに興味を引かれていましたので、今回追加エピソードやドラマCDが作られてとてもうれしかったです。
島本:今回、追加になったエピソードで菓ちゃんと私の立場が実は逆になっていますので、本編との違いを楽しんでもらえたらと思います。私も作品全体の感想なんですが、本作のようなことって実はすでにどこかであるんじゃないかという恐怖を感じました。もういつでもクローンって作れるでしょ? もし、人間社会に彼らが混じった時にどう接するのかなど、色々と考えさせられてしまいました。
丹下:追加エピソードで11年前の眞波のお話が描かれたのが嬉しかったですね。ある事件をきっけに、眞波の”うるささ”が健気だなあと思えるようになると思うので、そこはぜひ聞いてほしいなと思います。
鈴木:追加エピソードで一世代前(11年前)の、がらっと性格の違うところを演じさせてもらえたのでそれは楽しみにしてほしいなと。もうひとつのエピソードにはバカップルシーンがいっぱい詰め込まれてますので、どちらのエピソードも楽しんでもらえたらと思います。
―そのほか、ドラマCDの聞き所は?
藤原:切ないと東地さんもおっしゃるような本編の後に、笑える話はいいなあと思いました。
仙台:ドラマCDは笑える内容ですね。アドリブもたくさん入れてます。キーワードはチャカポコ、です。
藤田:一度本編をプレイしてからドラマCDを聞くとかなり面白い感じです。島本さんの鼻歌は特に聞いて頂きたいです! すごくかわいくてキュンキュンしました!
島本:そういうこと、早く言ってくればもっと歌ったのに(笑)!
庄子:私は悪役のさだめというか、本編の最後は…だったので、みんなが幸せな”トゥルーエンド”として、ドラマCDのようなお話もあってもいいなと思えました。幸せでした。
佐久間:掛け合いはすごく楽しかったですが、何人か“壊れ当番”みたいな方がすごく頑張ってて(笑)、陰ながら応援をしていました。
津田:ドラマCDはまあくっだらないですよ~(笑)。やはり、皆が一緒になる収録は楽しく、そういうノリが音声にも出ていると思います。楽しんでもらえればいいですね。
―最後にファンへ向けてメッセージをお願いします。
津田:ぜひぜひ本作がもっと盛り上がるといいなと思いますので、応援をお願いします。
佐久間:作品、キャラ共に愛情を込めて取り組みました。ぜひより多くの方にプレイしていただき、今後はアニメ化も!と、密かに思っています。宜しくお願いします。
庄子:追加エピソードも作られて、作品の世界観がどんどん分厚くなっていくのもうれしいです。これからも応援よろしくお願いします。
藤田:クリアするために、いっぱいループしないといけないかもしれませんが、諦めずに何度もぐるぐるしてゲームを楽しんでもらえたらと思います。
仙台:キャラが頑張って生きている中、自分の生活にもヒントになるようなセリフがたくさん出てきます。一度プレイした方も、もう一度プレイしてもらえたらと思います。
藤原:追加エピソードではキャラクターもさらに成長した姿を見せていますので注目してもらえればと思います。
鈴木:七生として、大活躍するエピソードや、その後の成長を感じさせるエピソードなどを感慨深く演じさせてもらいました。PSPで僕も夏來ちゃんに会えるのを楽しみにしています。
丹下:ループしたり、さまざまな人物の心理がいろんな角度から分かっていく、立体的な魅力のある作品だと思います。作品を追うごとにヤンデレ女子率も高くなっているので、次は眞波なのではとドキドキです。
島本:アニメ化の希望が出ていますが、確かにテレビなり、DVDなり、アニメも見たいなあと思いますね。プレイする時は無理せず時々休みながら頑張ってプレイしてください。
東地:一回プレイした方も新たに楽しめると思います。ストーリーにもいろんな思いを馳せられるゲームです。ぜひよろしくお願いします。
<世津茅早役・茅原実里さん コメント>
―PSP版では、本編とは別に新規エピソードが追加されています。後日譚での茅早に関して、演じるにあたって本編との違いや、特に印象に残ったシーンなどございましたらお教えください。
茅原:本編から数ヶ月後のストーリーということで、無愛想だった茅早も、大分他のキャラクター達と打ち解けあうようになりました。それでも、やっぱり茅早なので、相変わらず淡々とはしているんですけれども…(笑)その中で心を開いた演技を心がけました。
―ドラマCD『セレス荘は刻一刻』は、コメディ仕立てになっていますが、演じられていかがでしたか?
茅原:いつどこにいても、「世津茅早」は「世津茅早」という印象でした。
物語がコメディ仕立てになったからといって、茅早のテンションが変わるわけでもなかったので、常に私は淡々と傍観者のようでした(笑)。ゲーム世界のシリアスさとのギャップが見所です~!
―ユーザーの皆様へメッセージをお願いいたします。
茅原:またこうして茅早を演じることができて嬉しかったです!
ドラマCDではゲームの世界とはまた一味違った、DUNAMIS15の世界を楽しんでもらえたら嬉しいです。応援よろしくお願いします!!
<Text/興津正子>
【ゲーム概要】
PSP用ゲーム「DUNAMIS15」
7月26日(木)発売予定
・初回限定版同梱特典
【1】オリジナルドラマCD「セレス荘は刻一刻」
【2】クリスタルオーナメント
発売元5pb.
●ゲーム公式サイト
http://dunamis15.com/