三人の赤裸々な告白も!?「超れあ会議~礼弥と蘭子と時々みちゅるん~」レポート

By, 2012年5月29日



現在好評放送中のTVアニメ『さんかれあ』のスペシャルイベントが2012年5月17日(木)、東京・秋葉原の「GOOD SMILE CAFE」で行われた。ニコニコ生放送でも生中継されたこちらのイベント、チケットはすぐに完売し、当日は多くのファンが集まった。

ヒロインの散華礼弥役、内田真礼さんと主人公・降谷千紘の幼なじみ、左王子蘭子役の矢作紗友里さんの二人でのイベントは初めてとのことで、両者とも緊張気味。
そんな中、この日限定の「礼弥のどくどく(毒)アジサイ風ドリンク」、「蘭子のぷるるんグレープフルーツ風ドリンク」を美味しくいただき、準備完了!
ここでさっそく本日のスペシャルゲスト! 「みちゅるん!」の掛け声で原作者のはっとりみつる先生が登場。そんな先生の腕にも来場者と同じく包帯が(笑)。
アフレコ現場に時々顔を出す先生だが、その都度演技に口出し……するわけではなく、「原作者がいると、その場で質問に答えられて便利だから」とのこと(笑)。

まず最初のコーナーは『さんかれあ BOXトーク』。箱に入ったお題について三人が答えていく、というもの。
最初のお題は「住むならどんなところ?」。
先生は「居酒屋でワイワイするのは好きですが、山が見えて海が見えればいいな、と思います」、内田さんは「街中に溶け込んでいたい」、矢作さんは「川のせせらぎご感じる中でせんべいをたべたい」と三者三様の答え。

続くテーマは「アフレコ現場の雰囲気は?」
矢作は「茶色のおにぎりを買って、先輩に『なんでいつも茶色のを食べてるんだ』と突っ込まれています(笑)」とコメント。内田さんの「現場のみんなは仲がいいですよね?」と振られると、先生は「矢作さんはいつもレッドブルを飲んでいますね」とちょっぴり的外れな答え(笑)。

お次は先生へ「どのように物語に決着をつけるつもりですか?」というキワドイ質問。これには先生もたじろぎつつも、「実は既に終わりまで物語を考えています。ただ、そのように行くかどうかは分かりませんが(苦笑)」とコメントした。

続いては、ファンならとても気になる「キャストに内田さん、矢作さんが選ばれた理由は?」。
「内田さんは、オーディションから製作委員会の話し合いを経て2人まで絞りました。一人は新人だった内田さん、もう一人は有名な声優さんでした。最後にもう一度先入観なしで聴いたところ、新人の内田さんに任せた方がいいんじゃないかと思い、推薦しました」との答えに会場からは拍手が上がった。
「矢作さんについては、最初に聴いた時、蘭子にハマっているなと思いました。自分の中でも、前に自分が描いている別の作品で関わった人を再度選んでいいのか? と思ったのですが、思い切って決めました」とのこと。
「でも矢作さんは萌路との二人にエントリーエントリーしていたんですよね」と暴露すると、矢作さんは「みんな観るメロ!」と萌路のモノマネを披露。場内には再び大きな拍手が!

そして最後の質問は「先生の好みの女性のタイプは?」。
「『さんかれあ』のキャラで選ぶとすると」と前置きをして選んだのは礼弥の母親である亞里亞! 「ぷるるん」大好き疑惑が高まるのだった(笑)。

つづいてのコーナーは『みちゅるんBEST3』。これまで放送された中から先生のお気に入りのシーンを選ぶ、というもの。

第3位は父親が風呂に入って、礼弥のことを考えているシーン。「憎まれ役を描くのが楽しいんです。斬られ役をやったりするのが楽しいのと同じ感覚かも知れません(笑)」。そして亞里亞の胸が揺れていることも追及され、たじろぐ先生(笑)。

第2位は「第一話のラストシーン」。「1話目でゾンビになったシーンが出るのは、原作では導入部分なのですが、アニメではラストに持ってきていて。舞台演出のような監督の仕掛けを見て痺れました。絵コンテを見て『絵になったらすごいだろうな、と思っていました」とコメントした。

そして第1位は第三話のラスト「礼弥が父・団一郎の手によって崖からアジサイの花の上に落とされるシーン」。
「最初に観たときに泣いてしまいました。今もウルッときています。礼弥が、死んだことで自由になったと同時に業を背負ったというのをこの音楽で表現しているので言うことがないですね。もうマンガを描かなくてもいいんじゃないかと思いました(笑)」と大賛辞を送った。

矢作さんは蘭子が出てこなかったことに若干の不満がある様子だったが(笑)、駆け付けたファンは大満足だった様子。
ここで、イベント会場に集まったファンに向けて限定で、6月29日(金)に発売されるBD・DVD第一巻、そして6月8日(金)に発売されるコミックス第6巻に付属するOADに収録予定の映像が公開され、場内は大興奮!
先生は「数時間前に初めて見たのですが、こんなに見えてたんだ、と(笑)」と驚きを隠せない様子(笑)。
そしてこの後『さんかれあ』無料iPhoneアプリが配信開始されることが発表された。

引き続いてアンケート・質問コーナー。
「お金持ちのお嬢様になりたいと思いますか?」という質問に、矢作さんと先生から「礼弥に似てるよね」と言われて照れる内田さん(笑)。
「ゾンビになったら何をしたいですか?」という質問に、「どんどん理性を失っていく様子を味わう」と冷静に語る先生(笑)。
「二人にとっての『●●萌え』というのはありますか?」という質問に「川釣りが好きです。釣った魚に萌えます」と発言すると「先生が『さんかれあ』を描いた理由が分かった気がします」と内田さん(笑)。ちなみに、その内田さんは「白衣萌え」とのこと(笑)。

ラストは先生直筆のイラスト入りサイン色紙など、レアなグッズが当たるジャンケン大会が開催され、大盛り上がりの中でイベントは終了した。

最後に出演者からコメントが送られた。

内田さん:本編も楽しかったですが、ジャンケン大会が楽しかったです(笑)。

矢作さん:今度は木村さんも呼んでイベントをしましょう、仕切ってくれると思いますので(笑)。

<Text/ダンディ佐伯>

●アニメ公式サイト
http://www.tbs.co.jp/anime/sankarea/