10年振りだね!「おねがい☆ティーチャー&ツインズ 放送開始 10周年記念イベント ~AIGRE-DOUX エイグル ドゥ~」レポート

By, 2012年5月7日



2012年4月22日(日)、埼玉・川口総合文化センターリリア 大ホールにて、「おねがい☆ティーチャー&ツインズ 放送開始 10周年記念イベント ~AIGRE-DOUX エイグル ドゥ~」が開催された。

TVアニメ『おねがい☆ティーチャー』(2002年放送)、と『おねがい☆ツインズ』(2003年放送)のキャストとアーティストが一堂に会した、いわば同窓会ともいえるライブイベントだ!
アニメは2作とも、長野県の木崎湖周辺を舞台にしたラブコメディーとなっており、今も熱い人気をほこっている。
この日は、キャストの井上喜久子さん(風見みづほ役)、中原麻衣さん(宮藤深衣奈 役)、清水愛さん(小野寺樺恋 役)、そしてアーティストでは、KOTOKOさん、詩月カオリさん、川田まみさん、佐藤ひろ美さんが登場。OP&ED曲、キャラクターソング等を熱唱し、イベントタイトルの「AIGRE-DOUX」(※仏蘭西語で「甘酸っぱい」の意)のように、懐かしいあの頃の思い出を語ってくれていた。

●イベントはKOTOKOさんの歌声から始まった!

 
最初の『おねてぃ』パートでは、KOTOKOさんの歌う「Shooting Star」(※『おねてぃ』OP曲)で、イベントはスタート!スクリーンには、『おねてぃ』OP映像が映し出され、当時の放送を観ていた者には、懐かしくて、そしてドキドキする光景だ。

KOTOKOさんにとって、『おねてぃ』は、初めてアニメ主題歌を歌った作品。「10年前、作中のキャラクター達の様に、がむしゃらで一生懸命な気持ちで歌っていた」という。
そしてイメージソング「あの日の君へ」も熱唱。KOTOKOさんは本作のイメージソングなどの詞を多く手がけていて、この曲もその内の一つ。自身の中で、みずほ先生や水澄楓のイメージで作っていたと明かしてくれた。

 
続いて、井上喜久子さんが登場し、イメージソング「いつも思ってること」「そらは語らない」を紡いでくれた。しっとりした歌声が会場をつつみ、みんなもまったり。井上さんは、“ファンのみんなが10年もの長い間、作品を愛してくれたこと”“役を演じたというよりも、みずほ先生を私は生きたんだって思えるキャラにめぐり合えたこと”を感謝し、そのことを伝えてくれた。

 
お次は、イメージソング「Senecio」を歌う詩月カオリさんが登場。詩月さんも、この曲がソロで初めて歌った曲だという。「出番待ちでKOTOKOさんの1曲目を聴いた時、少し泣きそうになった」ともいい、10年の歳月をかみ締めていたようだ。

 
続いては、川田まみさんが登場。イメージソング「tiny days」とEDテーマ曲「空の森で」を歌い上げてくれた。
川田さんも歌の仕事を始めた頃、この作品に出会い、自身の歌手活動も10年を迎えたという。「当時、楽しいことができると毎日ドキドキしていた」と振り返ってくれた。

●つづられたキャスト&スタッフ想いが会場を包み込む!

続いてスクリーンに映し出されたのは、各キャスト&スタッフからのコメントであった。「あなたにとって“おねがいシリーズ”とは?」「あなたにとって“青春”とは?」という2つの質問に、回答してくれており、その想いをつづった言葉が映し出されていた。

ちなみに、回答してくれたのは、井上喜久子さん(風見みずほ 役)から始まり、黒田洋介さん(脚本)、中原麻衣さん(宮藤深衣奈 役)、保志総一朗さん(草薙桂 役)、清水愛さん(小野寺樺恋 役)、菊田浩巳さん(音響監督)、浪川大輔さん(神城麻郁 役)、川澄綾子さん(縁川小石 役)、大澤信博さん(共同プロデューサー)、新谷良子さん(四道晴子 役)、羽音たらくさん(キャラクター原案)、大原さやかさん(水澄楓 役)、鈴村健一さん(島崎康生 役)、須江信人さん(美術基本設定)、金田朋子さん(まりえ 役)、合田浩章さん(キャラクターデザイン)、田村ゆかりさん(森野苺 役)、杉田智和さん(山田正臣 役)、浅野真澄さん(佐川秋那 役)、三浦祥朗さん(四道跨 役)、佐久間紅美さん(真下双葉 役)、岩田光央さん(間雲漂介 役)、井出安軌さん(監督)という、そうそうたるメンバー。

本シリーズがはじめてのレギュラーだった人、自分の学生時代と作品を重ねる人、今なお現在進行形で青春だという人、様々であった。

●あの頃のままの歌声が会場に響く!


そして『おねツイ』パートは、KOTOKOさんと佐藤ひろ美さんが歌うOPテーマ「Second Flight」で幕を開けたのだった。弾ける2人の歌声に、再び観客達は大興奮だ!


お次は、深衣奈のイメージソング「予感のハーモニー」を歌う中原麻衣さん、樺恋のイメージソング「I’m home~ただいま~」を歌う清水愛さんが続けて登場! 

ここで清水さんが中原さんを呼び込んで、しばしのトークタイムに突入。2人によれば、『おねツイ』のイベントをやった頃、清水さんはショートカット、中原さんはロングヘアで、ちょうど深衣奈と樺恋の髪型と逆だったという。それが年月が経ち、2人の髪型は、キャラクターと同じぐらいの長さになっていた。それが感慨深いなと、2人も嬉しそうであった。
そして2人は、ラジオ『おねがいツインズ・みずほ先生とはちみつツインズ』のOP曲だった「行くよ?Lucky Wave」を熱唱し、観客達も再び盛り上がるのだった。


再び登場したのは、「Photogragh」を熱唱する佐藤ひろ美さん。佐藤さんは、3階まで埋まった客席をみて大感動!「やっぱり『おねがい』シリーズのもつパワーはスゴイ!」と改めて感心するのだった。

ラストの曲は、勿論、川田まみさんが歌うEDテーマ曲「明日への涙」!情熱的で、どこか切ない歌声が会場に響き渡り、観客達のテンションもより高くなっていった。

●忘れない想い!そして再会を願って!


そして、まだまだ観客達の興奮は収まらず、アンコールの大合唱へ!ステージには、KOTOKOさんが登場し、楽屋でみんなの歌を聴きながら「なんて懐かしいんだろうと浸っていた」という。そんなKOTOKOさんは、みんなの期待に応え、「Snow Angel」を熱唱!これは、DVD「おねがい☆ティーチャー Music Collection」に収録されたもので、スクリーンにはそのPV=みずほ先生達の映像も流れていく。この曲もKOTOKOさんが作詞を務め、「“曇りガラスに書いた永遠を♪”という詞の辺りは、映像も連動していて、とても好きなシーン」と話してくれた。

そしてラストを飾るのは、『おねてぃ』TV版最終回のED曲となった「LOVE A RIDDLE」だ。だが途中、KOTOKOさんが感極まって声が詰まってしまい、会場のみんなが歌ってフォローするという場面も。会場の熱気は最高潮に達していた。

最後は、出演者みんなが再登場してご挨拶! このシリーズに参加した頃を懐かしみ、10年ぶりに集まってくれたファンのみんなに改めて大感謝!そして、20周年の頃もまた会いたいと話してくれ、会場も大声援で応えてくれていたのだった。

<セットリスト>
01.Shooting Star(KOTOKO)
02.あの日の君へ(KOTOKO)
03.いつも思っていること(井上喜久子)
04.そらは語らない(井上喜久子)
05.Senecio(詩月カオリ)
06.tiny days(川田まみ)
07.空の森で(川田まみ)
08.Second Flight(KOTOKO&佐藤ひろ美)
09.予感のハーモニー(中原麻衣)
10.I’m home~ただいま~(清水愛)
11.行くよ?Lucky Wave(中原麻衣&清水愛)
12.Photogragh(佐藤ひろ美)
13.明日への涙(川田まみ)

【アンコール】
01.Snow Angel(KOTOKO)
02.LOVE A RIDDLE(KOTOKO)

<Text/小俣 猛>

【商品情報】
おねがい☆ティーチャー Blu-ray Box
発売中
税込¥26,250

発売元:バンダイビジュアル

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税込¥29,400

発売元:バンダイビジュアル

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