車田正美原作、「聖衣(クロス)」と呼ばれる星座の趣向を凝らした鎧やギリシャ神話をモチーフにして紡がれた壮大な物語、『聖闘士星矢』。1986年から1990年にかけて『週刊少年ジャンプ』に掲載された同作は、1980年を代表する人気コミック。
1986年10月~89年4月までテレビ朝日でアニメ放送され、女性や海外まで新たなファンを獲得した。
そんな『聖闘士星矢』が今春、TVアニメシリーズ『聖闘士星矢Ω』として25年ぶりに復活!
主人公の光牙(こうが)役、緑川光さんと星矢(せいや)役の古谷徹さんが作品の魅力についてアツく語った。
緑川光さん(以下、緑川):光牙はとても魅力的なキャラクターですので、演じている自分としてももっと魅力的にしていきたいと思います。
年齢は13歳ということで、自分と30ほど歳が離れていますが、「年齢は気にしなくていいです」と言われています(笑)。年齢差のあるキャラクターを演じることも声優の面白さだと思いますので、あまり考えずに演じていきたいと思います。
古谷徹さん(以下、古谷):この歳になって星矢を演じることができるとは思いませんでした。ゴールドセイントとして、これまで以上に魅力的に演じていきたいと思います。
海外で行われているコンベンションなどに参加していると、世界中に『聖闘士星矢』のファンがいることが分かりました。皆さんの期待に応えられる作品になるように頑張りますので応援して下さい。
―本作の見どころを教えて下さい。
緑川:原作では描かれていませんが、続編です。物語に関連性があり、楽しんでいただけるのではないでしょうか? 昔からのファンも、新規のファンも楽しめる内容になっていると思います。
古谷:作品に流れている勇気、友情などのスピリッツは引き継がれています。昔は、クロスは「クロスボックス」という重い枷の中に入っていましたが、今回はネックレスが自動装着するようになっています。スタイリッシュでファッショナブルになっていると思います。羽根が生えて白いマフラーを身につけているスタイルも気に入っています。また、第一話で光牙と星矢の『ペガサス流星拳』が炸裂しますのでお楽しみに!
―本作の思い出は何かありますか?
緑川:作品自体は知っていましたが、殴りあうような作品は怖くてあまり読んでいなかったので、詳しい内容は知りませんでした(苦笑)。今はちょうど原作本を読んで楽しんでいます。
―今回の星矢はどう演じようと思っていますか?
古谷:前回のアニメでは、ゴールドセイントの中で、星矢よりも他のキャラクターの方が人気があったので(笑)、今回は人気が上位に来るように演じていきたいと思います(笑)。
<Text・Photo/ダンディ佐伯>
【アニメ概要】
『聖闘士星矢Ω』
2012年4月1日(日)より毎週(日)朝6時30分より放送開始
●アニメ公式サイト
http://www.toei-anim.co.jp/tv/seiya/