エンディングはみんなで手を繋いで! 伊藤かな恵 ファーストライブツアー2012“ココロケシキ”最終公演レポ

By saeki, 2012年3月15日


昨年11月にリリースされた1stアルバム『ココロケシキ』の発売を記念して、神奈川・大阪と巡りおこなわれたてきた、伊藤かな恵による初のライブツアー「ココロケシキ」。その最終公演が2月26日(日)に東京・有楽町のよみうりホールにて超満員のファンを迎えて開催された。

今回のライブステージも「伊藤家」にファンのみんなを招待したというような、伊藤さんのイベントではおなじみのアットホームなシチュエーションでスタート。ソファやテーブル、テレビなどが置かれるステージは、まさに「お家へ帰ってきました」といった様子。「ただいまー。伊藤家へようこそ!」と言いながら伊藤さんが登場すると、会場は大歓声に包まれた。


ライブの開幕を飾ったのは彼女のデビュー曲である「ユメ・ミル・ココロ」。「今日は最後まで楽しんでいってください!」と笑顔で挨拶し、はにかみながら手を振りつつ歌う伊藤さんの姿に、グリーンのサイリウムで埋め尽くされた客席のテンションは上がりっぱなしとなっていた。

ツアー最終日を前に「全然寝られなくって、久しぶりに羊を数えたよ」とコメントした伊藤さんだったが、「魅惑マーマレード」「君がいれば」と元気な曲が続いて、緊張もほぐれた様子。


ソファに座った伊藤さんがやさしい歌声で「いじわるな恋ソファー」を歌うと、さらにここで彼女の傍らにギターが登場。


ギターの弾き語りで「サボテン」を披露し、そして「みなさんと出会えたことが、すごくすごく嬉しいです」と感謝の言葉を口にしつつ、しっとりと「メタメリズム」を歌うと、バックバンドのソロ演奏を挟んで、前半戦に着ていたワンピース風の衣装から「ペルシャ」の歌詞にあわせた白いコート姿に衣装チェンジ。


ステッキを片手にクルクルと回しながらセットの上で大はしゃぎする伊藤さんに、会場のファンの視線は釘付けとなっていた。さらにステージ上でコートを脱いで緑のチェックスカート姿になると、「星の缶バッチ」「ラリルララ」で客席の空気を盛り上げていく。
その「ラリルララ」でタンバリンを持ち、ファンとのコールの掛け合いを楽しんでいた伊藤さん。途中、歌詞を間違えてしまうというアクシデントもあったが、反省する伊藤さんに会場からは励ましの声援、そして拍手が送られた。


こんなゆるふわな雰囲気で進んできたステージだったが、ついにライブも終盤戦へ。疾走感あふれる「タイニーローグ」、そして元気いっぱいに「つまさきだち」を歌う伊藤さんの歌声にのせて、会場のファンの声援もさらに熱気と激しさを増していく。怒濤のような勢いで伊藤さんが「つまさきだち」を歌い終えると、これもおなじみ、みんなで一緒にジャンプではなく「つま先立ち」をすることに。さらに、続けて伊藤さんの「せーのっ、ハイ!」っとのかけ声とともに、高いジャンプで締めると会場は大きな拍手に包まれた。

5分近くにわたって続いた「かーなーえ!」コールを受け、再びステージにライブTシャツ姿で現れた伊藤さん。ライブグッズの紹介に加え、ツアー最終日ということでサイン色紙のサプライズプレゼントといったお楽しみコーナー、そして「セツナラブレター」を歌うと、ライブは本当のあと1曲に。


「あっという間でしたね。今日はほんとにありがとうございました。最後までゆるくてゴメンね(笑)」と笑顔を見せながら、ツアーのフィナーレを飾るラストソングとして伊藤さんが歌ったのは「さいしょのさいしょ」。超満員の観客とともに、自分の中にあるすべてのものを出し切ろうとするかのようにパワフルにこの曲を歌い上げていく伊藤さん。
そんな彼女がサビの「新しいさいしょの一歩」、そして「進むことに間違いなんてない!」の歌詞にあわせて見せた一歩足を踏み出す仕草には、今回のライブツアーを成功させたことで、アーティストとして更なる新しい一歩を踏み出した伊藤さんの想いが強く感じられた。

エンディングでは、このライブツアーで恒例となったファン全員が隣の人と手をつないでの「伊藤家バンザイ」をすることに。バンドメンバーとステージ上で手をつないだ伊藤さんの「今日来ているみなさんも家族です!」というかけ声とともに、、約1000人の観客全員がつないだ手を頭上高くあげて、心を一つにみんなで「伊藤家バンザイ!」と大合唱。

大きな拍手に包まれながら、最後に伊藤さんが感謝の気持ちを込めて挨拶を行った。

「2009年に初めてのシングルCDを出してからちゃんとしたライブをやってこなかったこともあって、今回のライブはすごく怖かったんです。ライブは好きだし、歌も好きだし、音楽も好きなんだけど、自分の中にステージに立っているイメージが浮かんでこなくて……。
イメージできないことはできないと思っていたんですけど、スタッフのみなさんに助けていただき、そしてこの場所に来てくださったみなさんがいてくれたおかげで、私はココにいられます。ありがとうございます。本当に嬉しいです! これからも、いい意味でみなさんとはしゃげるような距離感の近い場所を作っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします! またねっ!!」
と会場にいるすべての人にむけて語りかけ、約2時間全15曲を数えた「伊藤家」ならではのツアー最終公演は、大盛況のうちに終幕を迎えたのだった。

<Text/川畑 剛>

●ランティス 伊藤かな恵「ココロケシキ」特設サイト
http://www.lantis.jp/special/itokanae/kokorokeshiki/
●公式ブログ「こっから見えるモノ☆」
http://kana2542.jugem.jp/

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