ゆっくりお茶を飲みながら観てほしい!?『君と僕。』アフレコレポ

By, 2011年9月9日



月刊『Gファンタジー』で連載中、5人の高校生が送る脱力系青春グラフィティ『君と僕。』がアニメ化決定! 登場キャラクターにも負けない、フレッシュなキャスト陣にお話をうかがってきました!!

―ご自身が演じたキャラクターの魅力を教えてください。

橘 千鶴役・入野自由さん(以下、入野):千鶴は無邪気な笑顔と爽やかさが魅力だと思います。

浅羽祐希役・木村良平さん(以下、木村):祐希は自分勝手で甘えん坊なところを可愛いと思っていただけたらいいな、と思います。

松岡 春役・豊永利行さん(以下、豊永):春はとても穏やかで心優しい男の子なのですが、それが天然なんだろうな、と。母性をくすぐる魅力ではないかと思います(笑)。

浅羽悠太役・内山昂輝さん(以下、内山):悠太は無口で冷静な一方で、人をよく観察している面も持ち合わせています。そこのギャップが魅力的なのではないでしょうか?

塚原 要役・小野友樹さん(以下、小野):メンバーのまとめ役であり、ツッコミ役でもあるのですが、その役回りを一生懸命こなしていて、そのギャップをうまく演じられたら、と思います。

―キャラクターを演じてみての感想をお願いします。

入野:千鶴は第三話からの登場だったのですが、あたかも最初からいたような雰囲気を出せたのではないかと思います。皆さまに「ウルサイナあいつ」と言ってもらえるように頑張ります(笑)。

木村:自分のやりたい芝居と、他のメンバーの芝居との兼ね合いを考え、演じました。これからどうなっていくかワクワクしています。

豊永:作品の世界観に対して、現場は“くっちゃくちゃ”で面白い感じです(笑)。30分間をフルに使用した、のびのびとした作品になっていると思います。千鶴が入ったことにより、空気感が変わったかも知れません(笑)。

内山:「脱力」を意識して演じたら、監督に「もうちょっと感情を込めて」ということを言われまして。力を抜きつつ、感情表現を出せるように演じていきたいと思います。

小野:要はツッコミポジションなのでいいテンションで締めなければならないのですが、ゆっくりとした雰囲気の中で全力で突っ込むと、まわりの空気と違ってしまうのではないかと思いました(笑)。千鶴が高い所から来てくれますので、もう少し下から出ていくのが正しいポジションではないかという結論に至りました。

―演じる上で気をつけた点は?

入野:現場の雰囲気は既に出来上がっていましたので、「どう崩そうか?」と(笑)。テンション感を大事にしながら演じています。もちろん、この作品の醍醐味「日常の雰囲気」も意識しています。

木村:画のタイミングではなく、役者の芝居のタイミングを優先してくれているので、それが空気感になるのだと思います。

豊永:春は女の子っぽいところがありますが、そこはあまり意識しなくていい、と音響監督さんに言われました。『君と僕。』は「何もない」ということが起こっている作品だと思います。見せ場のない日常が、現実世界に通じるリアル感になればいいと考えています。

内山:プレスコに近い形で収録して、そこで生れたものを反映させていきたいと監督さんに言われました。収録中におしゃべりしているような雰囲気をナチュラルに演出していきたいと思います。

小野:豊永さんも言っていましたが、「何もないことが起きている」という表現がぴったり当てはまると思います。それを感じてもらうための演出を大事にしたいです。

―最後に、ファンの方に一言お願いします。

入野:独特の雰囲気が漂うこの作品に是非流されていって下さい(笑)。

木村:原作のファンもたくさんいらっしゃるということで、緊張しながら演じています。アニメ独特の良さも見せつつ、楽しんでもらいたいと思います。

豊永:レギュラー5人を演じる役者がみんな若いということで「キャスティングしたスタッフさんは冒険しているな」と思いつつ(笑)、我々が作った『君と僕。』が次世代への足かけになればいいな、と思います。

内山:ぼくは木村さんと一緒にWEBラジオ『君僕ラジオ。放課後ラプソディ』のパーソナリティを務めているのですが、ファンの方から届いたおたよりを読んで「もっと頑張らなければ!」と日々思っております。

小野:芝居のテンションで、他の役者さんに負けないように頑張りたいと思います。深夜アニメということで、ゆったりした気持ちで観てもらい、そのままゆっくりとした気分で寝られるような作品にしたいと思います。温かいお茶を飲みながら観て欲しいですね!

<Text/ダンディ佐伯>

<インフォメーション>
アニメ『君と僕。』

2011年10月よりテレビ東京ほかにて放送開始!
<スタッフ>
原作 堀田きいち(掲載 月刊『Gファンタジー』スクウェア・エニックス刊)
監督:神戸 守
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクターデザイン:音地正行
プロップデザイン:島村秀一
美術監督:甲斐政俊
美術設定:青木智由紀/イノセユキエ
色彩設計:木村美保
撮影監督:高橋宏司
編集:瀬山武司(瀬山編集室)
音楽:Elements Garden
音響監督:清水勝則
アニメーション制作: J.C.STAFF
製作:「君と僕。」製作委員会

<キャスト>
浅羽悠太:内山昂輝
浅羽祐希:木村良平
塚原 要:小野友樹
松岡 春:豊永利行
橘 千鶴:入野自由
佐藤茉咲:佐藤美由希
東晃一:鳥海浩輔
あきら:梶 裕貴
かおり先生:中島沙樹
ほか

●アニメ公式サイト
http://www.kimiboku.tv/

(C)堀田きいち/スクウェアエニックス・「君と僕。」製作委員会